コキュートスの記憶

日々の出来事とか戦果(買い物)とか。
主にガンダムを中心にしています。

ヒレカツ

2004年11月10日 | MS & MA
No.22「MS-05/ザクI」
H:17.5m/W:50.3t
初の実戦型MSなのに「平社員」
新人が入ってくると雑用係へ…。

第9回「ザクI」
ジオニック社によって開発された「ザクI」は、ジオン公国初の実戦型MSであり、
初期生産型はA型に区分され、27機ほどが生産されています。本機の生産に伴って
キシリア=ザビ大佐(当時)指揮の下、実験的MS部隊である「教導機動大隊」が
編成されており、MSによる基本的な戦術と戦闘方法、更に運用そのものの基礎と
バリエーションの数々が確立されています。また、同大隊は後にエースと呼ばれる
多くの優秀なパイロットを育成、輩出した事でも知られています。
その後、同大隊による実働データを基にして各部を改修した、改良型であるB型が
793機が生産されており、最終的にMS-05型は計820機ほどが生産されています。
また、「降下作戦」によって地上に降りたB型の中には駆動部に防塵処理を施した
機体もあり、正式な区分ではありませんが「陸戦型」と呼ばれています。
「ザクI」は、優秀な機体でしたが、出力、稼動時間などの問題も表面化しており、
幾度となく改修が行われていましたが、機体の容積のみならず、形状自体も固定化
されていたため、性能を維持、または更新しつつ生産性や、整備性を含めた改修は
困難を極め、根本的な解決には至りませんでした。そのため、総生産数が800機を
越えた時点で更なる高性能化を目指したMS-06系「ザクII」が開発され、公国軍の
主力機は「ザクII」へと移行しています。
その後、部隊編成が更新された後も公国軍が二分された事でMSの配備数も倍増し、
05系も再び戦力として投入されていますが、実質的な性能差を埋める事はできず、
防空や哨戒、輸送や補給艦隊の護衛、工作任務などの後方支援に回されています。
この他、閲兵や儀仗などの式典用に転用された機体も多かったようです。

以上で第9回の講義を終了いたします。
次回第10回では「マラサイ」についてお話しいたします。
コメント (2)
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