No.27「MS-06S/指揮官用ザクII」
H:18.0m/W:56.2t
役職は、「課長」になってます。
第14回「指揮官用ザクII」
S型「指揮官用ザクII」は、練度の高いパイロットの要請によって計画が進められた機体であり、
主にF型「量産型ザクII」を原型機とした性能向上型となっています。改修に際してスラスター
推力が30%程度強化され、機体装甲に特殊素材が用いられた事で、耐弾性を向上しつつ、重量が
軽減されています。また、改良されたジェネレーターを2基搭載する事で、ジェネレーター出力
を低下させる事なく、F型に較べて5%の軽量化に成功しており、ロケット・エンジンの推力は、
一説によると130tに達したと報告されています。その他、推進剤の搭載量を増加させる苦肉の
策として、各種オート機能類を統括制御している部品が取り除かれており、卓越した操縦技術を
必要としています。しかし、積載量の問題は、期待されていた程の効果はなく、後の機体にまで
引き継がれる問題となっています。
また、外装の形状は、F型からの大幅な変更はないものの、内装部品には特殊な物が多かったと
言われており、これは、開発がMS-06R系「高機動型ザクII」へ移行する過渡期であったためで
あるとの意見もあるようです。
更にマニピュレーターも高性能化が図られており、医療機器メーカーである「オスカログ精工」
の技術提供によって各指部の触感センサーは、卵を潰さずに割る事が出来たと言われています。
以上の改修によって操作性を重視したF型に較べ、S型は扱いにくいと言われていますが、熟練
パイロットにとっては、追従性が向上した事で良好な機体であると評されています。機体名称が
「指揮官用」となっているのは、主に指揮官クラスへと配備されたためであり、通信機能の強化
案として頭部に「マルチブレード・アンテナ」が標準装備されています。
尚、S型は最終的に100機程度が生産されています。
以上で第14回の講義を終了いたします。
次回第15回では「リック・ドム」についてお話しいたします。
H:18.0m/W:56.2t
役職は、「課長」になってます。
第14回「指揮官用ザクII」
S型「指揮官用ザクII」は、練度の高いパイロットの要請によって計画が進められた機体であり、
主にF型「量産型ザクII」を原型機とした性能向上型となっています。改修に際してスラスター
推力が30%程度強化され、機体装甲に特殊素材が用いられた事で、耐弾性を向上しつつ、重量が
軽減されています。また、改良されたジェネレーターを2基搭載する事で、ジェネレーター出力
を低下させる事なく、F型に較べて5%の軽量化に成功しており、ロケット・エンジンの推力は、
一説によると130tに達したと報告されています。その他、推進剤の搭載量を増加させる苦肉の
策として、各種オート機能類を統括制御している部品が取り除かれており、卓越した操縦技術を
必要としています。しかし、積載量の問題は、期待されていた程の効果はなく、後の機体にまで
引き継がれる問題となっています。
また、外装の形状は、F型からの大幅な変更はないものの、内装部品には特殊な物が多かったと
言われており、これは、開発がMS-06R系「高機動型ザクII」へ移行する過渡期であったためで
あるとの意見もあるようです。
更にマニピュレーターも高性能化が図られており、医療機器メーカーである「オスカログ精工」
の技術提供によって各指部の触感センサーは、卵を潰さずに割る事が出来たと言われています。
以上の改修によって操作性を重視したF型に較べ、S型は扱いにくいと言われていますが、熟練
パイロットにとっては、追従性が向上した事で良好な機体であると評されています。機体名称が
「指揮官用」となっているのは、主に指揮官クラスへと配備されたためであり、通信機能の強化
案として頭部に「マルチブレード・アンテナ」が標準装備されています。
尚、S型は最終的に100機程度が生産されています。
以上で第14回の講義を終了いたします。
次回第15回では「リック・ドム」についてお話しいたします。