私の住んでいる町は
都会と田舎の両方の顔を併せ持つ。
駅前になると
地震のとき倒壊しないかと不安で仰ぎ見る
超高層マンションが林立している。
が、駅に離れるに連れて
チラホラ増える田畑。
1kmほど離れるともう田園風景。
景色に占める空と田んぼの率の高いこと!
そんなに遠くない場所には山並みがせまってる。
古民家もけっこう残ってる。
なんかねー里帰りした気分になるよ。
え、ここどこの田舎?ってね。
思わず深呼吸したくなるよ。
排ガスだらけの空気だけどね。
でも遠くにはビルの郡。
何が何だかわからんわ。
カッパさんと二人で運動がてら散歩するんだけど、
ときどきタイムスリップした気分になる。
現実世界に戻れるのか不安でたまらなくなる。
どう見ても昭和の町並み。
銭湯ののれんから湯気と灯りが漏れる。
ひなびた家から夕食準備の皿の触れ合う音が聞こえる。
子どもが影踏みで遊んでいる。
田んぼの案山子の服が風で揺れている。
つい携帯電話が圏外になってないか確認してみる。
なんなんだ、この不思議な雰囲気。
でも遠くに高層ビルを見て安心する。
こう言う町の住民は
田舎の感性の人と
ドライで都会的な人とが入り混じって住んでいる。
そして、田舎派だけが派閥を組んで付き合っているようだ。
秋の夕暮れは、なんだか郷愁に浸ってしまう。
これは自律神経が何やら関係しているそうだ。
遠くの灯り。
民家から漂うカレーやシチューの匂い。
誰もいない公園のブランコ。
寂しく感じるのは自律神経が作用している。(←同じこと2回言った)
朝からおでんを作ってしまった。
ちょうど夕方には味が染みていると思う。
そして、ビールで一杯やる。
今から楽しみ♪