カッパの女房

縁あってASDのカッパさんの嫁になりました。
カッパさんの飼い主・・・いや嫁として日々修行中です。

母の入院Ⅱ

2012-12-15 09:29:49 | 日常のあれこれ

母の入院先は自転車で15分の距離だった。

昼の休み時間に病院へ走った。

母は首にコルセットを巻かれた状態で寝ていた。

私が声をかけると、すぐに目を覚ました。

「あー来てくれたん?」とか「大変やったわー」とか

話をしていたが、そのうちに

「で、お宅は何時までの勤務なの?」

「看護師さんって大変な仕事やね」とか

変なことを言い出した。

あれ?私ってわかってへんの?


動揺して泣き出してしまった。

病院の外に出てわんわん泣いてしまった。

いったいこの先どうなるのだろうか???


カッパさんに思わず電話したら

「そのこと看護師さんに伝えた方がいいで」と

珍しくまっとうな返事がかえってきた。

ナースステーションに戻って

すぐ担当の看護師さんに「母が認知症になりかけてます」と

伝えると、

「じゃあ一緒に病室に行きましょう」と言ってくれた。

もう一度病室に入って

「フクママさん、娘さん来てますよ」と母に声をかけると

看護師さんは、

「首が動かせないので視界に顔を入れてあげてください」

と私に言った。

「おかあさん、私わかる?」

「ああフクか」と返事した。

なんや、認知症じゃなかった。

「寝起きは意識が混濁してるよ」と電話で姉も言ってくれた。

よかった。取り越し苦労だった。


しかし、すぐにカッパさんの母ちゃんから電話。

「フクちゃんのお母さん大丈夫?ボケたんやて?」

あーーーカッパさんが母ちゃんに電話したんだ。

誤解なのに・・・・。

まだボケてないのに・・・。

「これから家族会議やでーー!!!」とカッパさんからも電話。

どんどん話が大きくなって行く。

「ごめん、会議はキャンセルで」と

電話を切ったことは言うまでもない。

コメント
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