4/21(水)木更津市矢那の産直市場の人にこの先の田川にクマガイソウの群生地があると言う事を聞き、散歩がてらツレと訪ねて来ました。私も以前久留里方面に行く途中、この近くでクマガイソウ群生地の看板があるのを見た事がありました。
午後12時半頃自宅を出て県道145号線を1時間半程久留里方面に走りました。初めての所で狭い道も多く、近所の人に尋ねながら漸くの到着でした。ナビを使おうと思ったのですが、情報が少なく断念しました。
クマガイソウの群生地は広い古民家の裏山にあり、個人の方が開放してくださっていました。蔵もある古い自宅の裏山に約3000本のクマガイソウが群生しています。ただ時期が少し遅く、殆ど花は萎れていたのが残念でした。
まだ咲いているクマガイソウもあったので、それを捜して撮影しました。広い裏庭は、竹林や大きな木の間からトップライトで光が射しとても綺麗。この家の御主人が山野草の事をいろいろ説明をしてくださいました。来年は4月の始めに来てこの群生地を撮影しようと思います。
来訪者は圧倒的に年配の女性の方でした。中には4~5人の自然観察会と思われるグループもいます。熱心に講師の話を聞いてメモを取っていました。ここが開放されたのは3年前からだそうですが、昨年はコロナ禍で中止していたので、今年で2回目だそうです。
クマガイソウは絶滅危惧Ⅱ類の指定を受けている貴重な山野草。名前の由来は昔の武士が背中に背負った母衣(ほろ)に似ている事から見立てられ、源平合戦の熊谷直実と直実に討たれた平敦盛(アツモリソウ)から名を付けたといわれています。
この群生地は知る人ぞ知るという場所の様です。私たちの他に15人位の人が来ていました。今年に入ってもう5回目と言う人もいましたし、かなり遠方から訪問したと話している老夫婦もいました。また入場の際、花の保護協力金1人300円が必要です。