風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

もやの朝(22日)

2016-04-26 | 風の山から
21日家を出る(8時ごろ)ときは小雨だったが、実家に着くと(10時ごろ)雨も本降りになってきた。雨だと用事もできず23日の年忌祭に備えて、食器などの準備も、大方母がしてあったので、少し足りない食器を出して洗ったりして、その日はこれという用事もしないで早寝したら。夜中?突然の地震、びっくりして時間を見たら、まだ11時半ごろだった。家に居ればすぐテレビをつけるのだけど、隣の部屋まで起きて行くのも面倒だしそのまま寝た。
早寝をすると、早くから目が覚める。6時過ぎ外に出てみると一面にもやが立ち込めていた。子どものころはよく見ていた風景だが、久しぶりのもやに、慌ててカメラを取りに戻り撮影する。
↓息子に、久しぶりのもややったと、写真を見せたら『そんな写真ではもややら、レンズにカビが生えちゅうがやらわからん』と失礼なことをのたまう。
「よう見てみいや、サクラの花はきれいに写ちゅうろがね。」トップの写真を見せて納得させる。「この桜は(紅普賢象・べにふげんぞう)というらしい子どものころから有ったけんど、ベニフケンショウと言いよった。お墓のところにあったがを、おじいちゃんが接ぎ木してここにも植えた』と聞いてもいない息子に説明したけんど覚えてはないだろうと思う。

その時、側溝に1匹のマムシがじっと潜んでいた。普段なら危険なので退治するところだが、この日はなぜかその気になれず、そのままにして帰る。
帰って母に話をしてまた見に行ったけど、もういなかった。(今日はお父ちゃんの命日やき退治できんかったと白状)


『夕べの地震九州のが、こっちまで響いてきたろうかねえ』と話しながら朝ご飯を食べていたら、妹から電話があり『夕べ室戸で地震があったけんど、そこも揺れたろう』「室戸やったが?揺れたというかなんか音がしたと思うたら、ちょっと揺れたろうかねえ」ということで北川村は震度3だったらしいが、事もなく終わった。
食事を終えて、ちょっと散策に行ってくると↓写真の左手の山を歩くことにする。もやはあっという間に消えてしまったが、昨日の(21日)雨で山はたっぷり水を含んで咲いた花も重たそうだった。



4月10日に来たときはまだ咲いてなかった、マルバウツギが満開になっていた。風の山では一番先に咲く。

濡れた斜面にトンボソウだろうか、無事花咲いてくれるといいなあと思いながら撮影。この場所は子どものころから、キンランやギンラントンボソウなどがあったけど、キンラン ギンランは見かけることがなくなった。それに比べてトンボソウは地味なのか、繁殖力が強いのかそこそこの数残っている。

↓キランソウってこんな色だったのかと思えるような、あの紫は隅に追いやられ、色の抜けたようなキランソウが蔓延っていた。

↓オンツツジも少なくなったと思いながら、歩くと色の濃いオンツツジが咲いていた。

↓ムベの花も雨であちこちに落ちていたが、蔓はどこにあるのか確かめれなかった。

鳥たちの声に交じって、春ゼミも時々鳴いているのどかな山道、シカが驚いて威嚇鳴き?をして林の中に消えて行った。

鳥も気配は感じるというか、慌てて飛び立つ姿は見かけるが撮影まで至らず。鳥の撮影は気長くじっと待ってなければだめかなあと思いつつかなり山奥に来たので、引き返そうと戻っていたら、何か青い鳥が動くのが見えた。集落の人のユズ畑、シカ除けのネットを張ってあるそのネットの向こうのユズの木に止まっている気配。そっと近づいてみたら、何とときれいな鳥と思ったら飛んで行った。おお~のう残念と思っていたら、また戻ってきてくれた。今度は見るより先に撮影をと適当に一枚パシャ!

ネット越しだけど、そこそこわかるくらいには撮影出来ている。瑠璃色というよりは水色だけど、検索で調べてみると、ルリビタキというのにも似ているような・・・



続く・・・
コメント (23)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« イワチドリ等 | トップ | takuさんの花 »
最新の画像もっと見る

23 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
雨の後 (流れ星)
2016-04-26 23:59:17
雨の後は撮影が難しいのにマメに写していますね。感心します。

地震で揺れてもそのまま寝てしまったけど震度3はやはり起きておらんといかんかもと反省しております。

ルリビタキなら一度は近くで見たい鳥なんですが鳥撮りは気長くないから無理とあきらめてます。

オオバノトンボソウは見かけるけどきちんと開花するのは少ないように思います。キンラン・ギンランは少なくなったね。

返信する
木立の中 (モチモチ&ぼちぼち)
2016-04-27 00:10:51
靄の中の 山はえいねえ~それも古里と成るとよけ えい


そこに住もうて生活する人は大変じゃろうけんど
日々の移ろいが靄の様に、揺ったりと流れて行く様な気がする

かとゆうて、町で生活しゆう人間は、よー暮らさんろうね~たまにみるばーにしちょかんとルリビタキは、実物は見た事が無い!綺麗じゃねえ~
返信する
風さんの故郷って (荒川三歩)
2016-04-27 06:29:30
ホントに山の中なんですね。
返信する
 (流れ星さんへ)
2016-04-27 08:27:44
この日は雨上がりの湿気に加えて、高温で暑うてたまらんかった。

この青い鳥、ルリビタキやったら眉毛が白いらしいき、妙に眉毛が分からんけんど、コルリかなあと思います。

綺麗な色やったけんど、あれよあれよという間に飛んで行った。その他いろんな鳥の鳴き声や、遠目に飛ぶ姿、結構見たけんど、撮影はできんかった。

動くものは難しいねえ。
これ、オオバノトンボソウやろうか、花は咲くことは咲くけんど、小さくて緑やき目立たんよね。

キンラン、ギンラン持ち帰っても育たんのにねえ。
返信する
 (モチモチさん&ぼちぼちさんへ)
2016-04-27 08:42:12
外に出てみたら、前の山が見えんばあ真っ白で、久々のもやの風景やったけんど、這い上がってきたもやは間もなく消えてしもうた。

モチモチさん達も、一度来てくれたですよねえ。ようこんなところに住むと思うろう。
私は生まれ育った場所やし、不便でも退屈はせんですねえ。

街の人は暮らせんよね。
ルリビタキかと思うたけんど、特徴の眉毛がようわからんき、コルリかもしれん。まあどっちでもきれいな鳥で嬉しかったです。

このあたりの山やったら、大概どこでも行ける。左の山から回って、右の山に渡って戻ることもできるし、探検は面白いですよ(笑)
返信する
 (荒川散歩さんへ)
2016-04-27 08:50:25
東京に住んでいると、びっくりでしょう。

小さい集落を抜けて、段々と山の中に入り、こんなところに家があるろうかと心配になるころ、我が家が見えてきます。

『山の中が私の故郷』本当でしょう
返信する
ルリビタキ (おみや)
2016-04-27 10:41:47
靄のかかった風景、とても静かな感じです。ルリビタキよく撮れていますね・
地震何とかしてもらいたいですね。

アメリカハッカクレン、やっと咲きました。
見てくださいね
返信する
 (おみやさんへ)
2016-04-27 12:13:37
これからの時期、谷底から這い上がってくる靄が良く見られます。

山の中静かなものです。カエルの合唱と庭の巣箱に来る山雀のさえずり、家のすぐ裏ではウグイスの鳴き声、人の声は聞こえないけど、これらの鳴き声はにぎやかです。
ルリビタキかなと思いましたが、コルリかもしれません。
アメリカハッカクレン、きれいに撮影していましたねえ。これから足跡残しにお伺いします。
返信する
今日は雨やね~。 (karina)
2016-04-27 13:54:55
風さん こんにちは~♪

昨日は良い天気やったに今日は雨、季節の花は咲き進んでいくのでこんなに天気がころころ変わったら花散策もままならん。
ルリビタキ、綺麗やね~。一度見てみたい鳥やけんどまだ見たことがない。
昨日はキジ、ヤマガラ、コゲラなどを見たけんどいずれも撮影に失敗。
鳥は動き回るのでなかなか撮影するのは難しいね~。
返信する
 (karinaさんへ)
2016-04-27 22:54:55
今晩は♪
スカッと五月晴れという日が
続かんねえ。

この時期の植物は、雨で傷んだりするき
綺麗な時期に行き合うのは、豆に足を運ぶしかないけんど、雨の中の散策は大変やしねえ。

風の山、karinaさんも来てくれたことあったねえ。
実家からまだまだ山の中に向かうと、北川温泉がある、小島の上の方まで行ちょった。
ルリビタキか、コルリかほんの一瞬やったけんど、きれいな鳥やった。

鳥の撮影は、難しいねえ。この場所は近くに谷川もあり、鳥をよう見かける場所やけんど、この鳥は初めて見た。
返信する

コメントを投稿

風の山から」カテゴリの最新記事