風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

山での暮らし

2006-06-15 | 風の山から
 何時に起きて何をしなければ行けないと言う暮らしでもないので、明るんできたら起き出して裏山に散歩するのが日課になっていた。幸い雨に降られることもなく毎日散歩することができた。

お気に入りの場所から、東南の方向。私のように遥か向こうの山からこの山を見ている人が居るのだろうかと思いながら眺める。



普段は静かな山も、蛙の鳴き声と、鳥の鳴き声で賑やか。特にヤマガラは、庭の巣箱で雛を育てている最中なので、早朝から夕方まで餌を運んできては、濁音の鳴き声で相棒と合図をしているのかとても賑やか。

門のウコンザクラのてっぺんから警戒しながら、巣箱に入るチャンスを狙っている。







大きくしてみたが、何をくわえているのか分からない。
鳥から見た人間の世界はどんな風に見えるのだろうか。以前父が庭でチビネコのブラッシングをして、その毛を納屋の物置場にためてあったのを、くわえに入ってきたヤマガラをチビネコが捕まえた事があった。ヤマガラがどうして見つけたのか不思議に思う。ネコのブラッシングを見ていたのだろうか?
以来ネコの毛はためないようにしてヤマガラを捕獲することもなくなった。




ほんのこの間柚子取りで忙しかったと思ったけど、又ユズの季節が来る。青玉(玉・果実)で出荷している人達は、秋頃からハウスで加温して育てているので、もう随分大きくなっている。これは写真では大きく見えるがまだ小指の先ぐらい?






カボチャもまだ小さいが、沢山なっていた。これはまだ花が咲いてないが、受粉してやらないととまりが悪いとかで、毎朝雄花を探して受粉してやった。
昔から比べれば、カボチャの品種も随分改良されて美味しくなったと思うが、従兄はいまだに、食糧難を思い出すのでカボチャは好きになれないと言う。美味しいのに。。。

昔『テツカブト』というのがあった。



昔はジャガイモの花は白かったけど、今赤いジャガイモが出来て、花もナスのような色の花が咲く。赤いジャガイモと今までのジャガイモ、味はどうなんだろうか。







これはカヤの束。子どもの頃は牛の餌に毎日のように草を刈って食べさせていた。牛は大事な農作業に欠かせないし、繁殖で農家の現金収入にもなっていた。雄が生まれるとがっかりして、雌が生まれると喜んでいた。
このカヤは私が刈ったがウシはいない。







今年はもう梅漬けもしないし、シソも作らないと言う事でこぼれ種から生えたままだったが、妹がシソが欲しいというのですいている畑を耕して植えてみた。

真面目に手伝いなどしなかったので、60近くになっても80の母からそんな作り方ではダメだと言われる。



曲がった畝も、ミゾも敷き藁ならぬ敷きカヤで誤魔化す。
カヤを刈らなくても藁があると言っていたけど、何となくカヤを刈ってみたかったのでカヤを敷くことにした。
こうしておけば乾燥にも耐えるし、第一今日のような強い雨でも土が跳ね上がらなくて良い。
店頭では立派なシソが並んでいるけど、そのうちこれも大きく育つでしょう。
BLOGの調子が悪いのか、私のパソコンが悪いのか、これだけ書くのに難儀した(涙)

6月6,7日の話し

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16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
山の生活 (箱庭)
2006-06-15 20:50:50
80歳のお母さんからの“駄目出し”いいなぁ・・・(笑)しそもきっと立派に育っていい色が出るでしょう。





私は臆病者で、長いのが出てくるとしばらくその道を避けて通る位なんだけど、それでもやっぱり山が好き。空の見える所が好き。緑溢れる所が好きですね。

だから風さんの山での生活にはあこがれてしまいます。

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生活の違い (ぱぷりこ)
2006-06-15 22:14:52
風さんとの暮らしぶりの違いを感じています。

私なんて、仕事のことで理不尽さに悩まされきれいなものが見たい病がおきます(笑)

そうじゃないと変な人になりそうです。



風さんのとこに来たら気持ちのいい山があったのでほっとしました。

>山を見ている人が居るのだろうかと

私がこっちから風さんの山を眺めました。



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いいな~  (みどり)
2006-06-15 22:18:50
大雨のニュースでした

大丈夫ですか?

風さんの田舎

深い深い山の中、憧れです

私の所はただただ広いー

山がない、大きな木がない

大きな川もない

地球の形そのままです

あっ ★☆★はいっぱい見えます
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こんばんは (多摩NTの住人)
2006-06-15 23:15:56
もうこんなにユズが大きくなっているんですね。我が家の鉢植えは今年はどうも不作のようです。
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ヤマガラは (scops)
2006-06-15 23:51:13
巣材を集めるためにネコの毛を集めていたんでしょうね・・・



小鳥たちはクモの巣やコケなど、いろんなものを巣材にしますからね。風さんのところではきれいな巣が作れるでしょうけど、街中の巣はビニールひもなどの人工物を使って工夫しているようですが、あまりきれいな巣じゃありません。



小鳥は今、子育ての真っ最中です。

この時期のエサは虫が多いですね。
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おはようございます。 ()
2006-06-16 06:23:02
今日はスッキリ晴天の朝です。



>箱庭さん、まだまだ元気な母、百姓仕事はかないません(笑)

箱庭さんは、ヘビが苦手ですか?私はそれよりもカエル特にガマガエルが苦手です。ヘビも好きではないですがマムシでなければ居ても平気です。今回も大小沢山出会いました。山育ちの私は山にはいるとほっとします。



>ぱぷりこさん、この連なる山の何処かで私のように山を眺めている人が居るかも知れない

その下で暮らしている人々もいるだろうなって思いながら見ています。そして山の連なる向こうにぱぷりこさんも生活しているのですよね。

ぱぷりこさんの仕事上の悩みは複雑だろうとお察しします。テニスでスカッとして下さい。



>みどりさん、ありがとうございます。相当な雨だったのですが幸い浸水や崖崩れもなく無事でした。北海道の広々とした地平線の見える風景憧れます(まだ行ったことはないです)



実家は曲がりくねった山道を上がっていくと、ぽっかり目の前が開けるそんな場所です。空気が綺麗なのか特に冬の夜空は寒さを忘れて見ほれるほどです。



>多摩NT住人さん、この間花だったと思ったらもう小さな実をつけていました。多摩NT住人さん所のユズは今年は裏年でしょうか(笑)鉢植えに柚子がなる風景も楽しいですね。



>scopsさんそうなんです。ネコの毛が綺麗だからと纏めて置いてあったようです。

巣にする素材を探すのは分かるけど、普段は戸を開けているとは言っても余り外からは見えない場所、良く気が付いたものだと感心しましたが、可哀想なことをしました。



以前メジロの巣が柚子畑に落ちていたのですが、それはシュロで作って、外側をコケで覆ってありました。そのコケは緑で青々していましたが、当然ですが家に持ち帰ると茶色くなって汚くなってしまいました。



それにしてもくちばしだけで、綺麗に作るんですね。
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風さん、お疲れ様でした (ジョルジュ)
2006-06-16 11:43:20
私もたまにイバラキへ行くと

ずっと居て手伝っていてあげたい、と思うのですが。。

これまで築き上げてきたさまざまなものが

イバラキにはないのです。

たいしたことはしていないけれど “私の生活”そのものが

もう実家にはないので 3日もいれば充分な気持ちになります。

風さんもこのままずっと山に暮らしてもいい、そんな気分になられるのではないかと想像しています。

楽しみも多い山の生活でしょうけれど

そうもしていられないのですよね。

これから行ったり来たりが今までよりも増えるでしょうか。

疲れ過ぎないようになさってください。
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お尋ねします (ぱぷりこ)
2006-06-16 16:23:05
こちらに来られている みどりさん が

風さん経由で『ひとやすみphoto』へ来てくださったのですが私の方から行ってみると

テンプレートは見えるのですが記事やコメントが見えません。

風さんは普通に見えているのですよね。

何回試してみてもダメなのでお尋ねしました
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こんばんは ()
2006-06-16 21:01:00
>ジョルジュさん、遅くなりました。引っ越しの荷物をどうでも押し込んであったのを、整理していたのですが、最後になったら嫌になり又突っ込んでしまいました(涙)



ジョルジュさん「私の生活」同感です。実家で暮らした年月より、こちらで暮らした年月が2倍以上になってしまい。実家と言えども仮の場所という感じです。荷物を持ち込んで帰っても良いようなものですが、いくら好きな山でもず~っと暮らすのはねぇ。。。行ったり来たりそれは確実に増えそうです。明日も呼ばれています。



>ぱぷりこさん、みどりさん所まだ行き着けませんでしょうか、私の所にコメント書いて下さっているみどりさんの名前の所をクリックすれば行けます。『わすれられた春』というタイトルです。
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山々・・・・ (つらつら)
2006-06-16 23:23:23
私は広島県の出身です。子供の頃は瀬戸内越しに四国の山々がかすんで見えていましたよ。

今は東京から眼を凝らしていますが???



去年はヤマガラが1個の巣箱から1回、もうひとつの巣箱から2度巣立ちしましたが今年は入ってくれませんでした。去年の記事はヤマガラばかりでしたのに・・・・

お母様がお元気でいらっしゃるなんてうらやましいです。幾つになっても親は親、子は子ですね。
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