風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

山に咲く花

2006-06-13 | 花日記
10日更新してなかったらやり方を忘れそうになっていた。。。3日~11日迄結構長い山の生活は、殆どテレビも新聞も見ないで、明るくなれば起きて暗くなれば寝てしまうそんな生活でした(笑)
いつもの散歩コースこの道にはキンランやチャボホトトギスが咲くのだけれど、年に一度の道刈りには綺麗に刈り取られてしまう
今年は草刈りの日に丁度いたのでこれは刈らないでとお願いしようかと思ったけど、機械で刈っていくのだし、それに集落の人も代替わりがして知らない人が多くなっているので言えなかった。





「6月9日」昨日まで気が付かなかったキカラスウリの花夜咲いて昼間は萎んでしまう花だけど、まだ朝早かったので綺麗なままの花が見られた。

真っ赤な実になるカラスウリの花に比べるとレース?が少ないけどこれも結構きれいな花。実は名前の通り黄色。
『黄烏瓜 ウリ科カラスウリ属 キカラスウリの根や種子は薬用にする。根の澱粉から作ったのが『天瓜粉・テンカフン』子どもの頃真っ白になるくらいテンカフンをつけて貰ったものだけど、今はテンカフンは却って良くないとか。。。それにテンカフンなんて言わないですよね。私の子育て時代は『ベビーパウダー』と言ったと思います。



カラスウリ、キカラスウリとも雌雄異株と書かれている。これは雄株なのだろうか。普通雌花だとカボチャやスイカのように花の根元に小さな実が見えるはずだと思う。



『吸葛・スイカズラ・常緑低木 スイカズラ科・スイカズラ属』別名 忍冬・ニンドウ。キンギンカ・金銀花。

良い香りがしてくるので咲いていることが分かる。私はこれが樹木図鑑に載っているのが何となく不思議に思うが、考えてみれば草ではないのだから当然ですよね。






咲き始めは白、時間が経つと黄色になる。北米や欧州では「ハニ-サックル」と言う名前でフェンスなどにからませて日除けなど二利用されていると書かれているが、日本でもこれと少し違ったのが売られているのを見かける。






ツユクサももう咲いている、そんな季節になったんだなあと思いながら山道を歩いてきた。
ツユクサの色素は水につけると溶けてしまうので、その性質を利用して友禅の下絵を描くのに用いるのが、ツユクサの変種『オオボウシバナ』全体に大きく花は直径4センチにもなると書かれている。
自然の中から上手く見つけ出した先人の知恵に感心する。


それにしても今日は何だかブログの調子が悪いのか、これだけ書くのに時間がかかった。



コメント (16)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 山奥に帰ってきます | トップ | 山での暮らし »
最新の画像もっと見る

16 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お帰りなさい (まーにゃ)
2006-06-13 20:27:19
心に残るお別れができた事とお察しいたします。

早速のブログ嬉しい待っていましたよ、草刈必要なのでしょうか?高尾でも残念な思いを引きずっています。 キカラスウリのレースが綺麗!黄色のは初めてです。 吸蔓香りで探して見つかった時は嬉しいでしょうね。

トルコブルーのつゆ草なんですね、写す角度で違う花みたい。
返信する
もったいないですね (scops)
2006-06-13 21:17:52
キンランやホトトギス・・・

それだけ残して!といってもなかなか難しいでしょうしね



カラスウリ、きれいですね。

なかなか咲いているときにめぐり合えないと聞きます。明るくなれば起きて暗くなれば寝てしまう、自然のリズムに沿った生活の賜物ですね。
返信する
こんばんは ()
2006-06-13 23:13:41
>まーにゃさん、ただいま!これから又よろしくお願いしますね。

実はあの辺りは刈って貰わなくても良いと思うのですが、一律に何処でも刈っていると思います。たまにオニユリやウバユリなど大きくなっているものは刈り残してくれるときもありますが、気が付かないのでしょうね。前日によっぽど杭を立てておこうかと思ったのですが、チャボホトトギスは地面にへばりつくようにして生えているので、又芽を出して咲いてくれると思いますし、他にも沢山あるのですが、キンランやセンブリは段々少なくなっていくかもしれません。

山で暮らしていると、何でも雑草に見えてしまうかもしれません。母も畦に咲くネジバナやオトギリソウ、リンドウなどつい刈っています。



スイカズラはそこかしこに一杯咲いていました。テイカカズラも、これらは山の手入れをしなくなったこそ見られる風景かも知れません。



>scopsさん、カラスウリ早朝だから綺麗な状態で見えたと思います。たまには良いこともないとね(笑)朝早くには、小鳥たちも朝食の準備なのか木の枝をせわしげに飛び交いながらさえずっていました。

大体4時過ぎくらいから白み始めて来ますね。さすが4時には出かけませんが、ウグイスやホトトギスが鳴き始めたら出かけていました。

散歩から帰ってきたら、巣箱にせっせと虫を運ぶヤマガラ夫婦が賑やかでした。
返信する
お帰りなさい (つらつら)
2006-06-13 23:19:05
テレビも新聞も見ない生活もそれはそれで暮らせるものですよね。私はパソコン無いと手持ち無沙汰で困ります。

テンカフンの由来、初めて知りました.キカラスウリも初めて・・・レース模様がきれいですね。

風さんのブログでいつも珍しい花見せて貰って有難うございます。
返信する
自然が好き (キヅカレ)
2006-06-14 06:28:29
おはようございます。

お父上は自然が好きだったんですね。その血を引く風さんも。

キカラスウリの花初めてです。本当にレースで作ったような姿で綺麗です。ツユクサ、青い耳のミッキーマウスを想像しました。
返信する
おはようございます (ぱぷりこ)
2006-06-14 07:51:26
ほんとに長かったです

今日はどうかな?と来ました。

お帰りなさい♪



カラスウリの花見たいけど早起きが大変ですね。

子どもの宿題かなんかでツユクサの汁で絵を書いたような覚えがあります。

ジャンボなツユクサも見ものですね。

返信する
おはようございます。 ()
2006-06-14 09:30:05
>つらつらさん、ただいま。又よろしくお願いしますね。特別これをしなければと言うことはないのですが、やれば果てしなくあるのも山の暮らしです。テレビは実家にもあるのですが、見たいと思うより先に寝ています(笑)私も此処にいればパソコンがないと手持ちぶさたです。

最近、木の手入れをしなくなったお陰で、蔓植物が手近で見られるようになりました。キカラスウリこの場所で見るのは初めてでした。



>キヅカレさん、自然の姿にはほっとします。林道が抜けて昔と全く同じとは言えないですが、朝の散歩で車や人に合うことはない山道です。キカラスウリ暗闇の中で見てみたかった気もしますが、早朝でも結構綺麗でした。キヅカレさんも自然豊かなところがお近くにあるようなので早朝散歩でお目にかかれるかも知れませんね。ツユクサキヅカレさんも撮影されていましたね。このツユクサは虫にかじられて葉っぱが汚くなっていました。この花の色も素敵ですよね。



>ぱぷりこさん、ただいま♪待っていて下さってありがとう。これからも又宜しくね。

この花の汁で布を染めたとも書かれているけど、水に溶けると洗濯できなくなる?色止めをしたのでしょうか。

絵の得意なぱぷりこさんご一家ツユクサを使ってどんな絵を描かれたのでしょうか。

ジャンボなツユクサ見てみたいですね。

キカラスウリ朝露の残っている林の中で見ると感激でした。誰も見る人もいない山でひっそりと咲く花を独り占めして得した気分でした(笑)



返信する
Unknown (金星)
2006-06-14 16:22:43
なかなかいい感じの林道ですね。木陰が涼しそうです。林業で生活している山の感じがありますね。こういう場所は、水の流れがきれいな場所もありそうですね。
返信する
鳥の声のこと (scops)
2006-06-14 17:51:16
私のブログにお返事書いておきました。

お時間のあるときにお越しください。
返信する
こんばんは ()
2006-06-14 20:25:16
>金星さん、この道はお気に入りなんですよ。木がうっそうと茂っているけど、風の通る場所なので湿気を感じないさらっとした空気です。

実家で生活に使っている水は、この山から出ているのですが、かと言って谷川があるわけではないのです。家のすぐ裏、山の底から途切れることなく水が湧き出ている感じです。



>scopsさん、お忙しいのにありがとうございました。そちらにお邪魔して書かせて頂きます。
返信する

コメントを投稿

花日記」カテゴリの最新記事