竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

19/07/03 真打ち登場(天然物)

2019年07月03日 21時37分35秒 | 渓修行
現着4時、5時開始。

今日は気合いで伝家の宝刀、朱紋峰凌を抜きます。
これでまつろわぬ放流物どもを残らず成敗いたそうではないかと…。
先週刀翠ZEで2回ヤラれてますので…


さて、水量は程々で川虫がたくさん採れます。

今日はヤワ虫(ベタ虫?)も採れました。餌の確保は万全。


あいにくの小雨模様。ウェットスーツ着てても寒いです。ガタガタ震えて仕掛がうまく流せません。まあ、凌だと振動はある程度竿が吸収してくれるのですが…

ヘチ寄りの小場所では反応薄く、苦戦。大場所で粘る釣りになります。

1尾目。15cm位。


見てください、この口元。コレ、イジメ過ぎでしょう。幼児虐待ですな。


このポイントでコレですから、ヤマメはどこへやら…


次なるポイント。


まずは手始めに手前のグロ。チビイワナが何度も突っついてきます…

次に手前のサモト。こちらは無反応…

そして対岸の流心脇タルミ。今度はチビヤマメの猛攻です…

さらに白泡から流心脇に流すと突き出た岩盤の横でチビヤマメがアタックしてきます…

そして今度は本命の奥の白泡。どちらかと言えばニジマス向きな流れ。…居ればすぐに食ってきそうなものですが、アタリがありません。
目印を20cmほど上げて1.2mとします。ガン玉は6号のまま。
そして何度か流した時、目印が突然それまでとは違った流れ方をしました!

竿先を上げてそーっと聞いてみると生体反応、何者かがツツーっと上流に向かって泳いでいく感触です。とっさに竿を立てます。グン、グンッ!とヤマメ特有の首振り。ここでアワセを入れてなかったことに気付きますが後の祭り。やむを得ず竿をやや強めに頭上に突き上げます。針は乗ってくれるでしょうか…
ここでやっと魚が抵抗し始めます。重くはないがスピード感のある引きです。竿尻を下げて応戦します。
魚は上流に向かって泳ぎ、白泡の中に逃げ込もうとします。白泡の中は流木が潜んでることが多いです。下竿にして下流に引っ張ります。

魚が落ち込みから出てザラ場まで来たところで後方の岩を確認して竿を起こします。すると魚は上流へ。カツイチV8の強度を信頼してここはひたすら魚の引きに耐えます。すると手応えがすーっと軽くなりました! 外れたのか?それともこちらに突進して来てるのか? とっさにバックステップしてテンションを回復します。逆光で魚がどこにいるのか見えず、抜きたくても抜けません…。

ここで魚が水面まで浮いてきたことを確認。寄せにかかるとそのままザラ場まで流れてきます。見計らってタモを出しますが魚は気付いて急に沖へ。1回目のタモ入れ失敗!

いったん竿尻を下げてタメの体勢を作ります。魚はまた上流に遡って行きます。
そして力を出しきったところで水面に浮かび流れてきます。2度目のタモ入れ!
またしても魚に気付かれエスケープ!まじやっべー!

ところが、今回のダッシュは意外にもすんなり止まりました〜。
もはや魚には上流に遡るスタミナは残っていない様子…
魚は徐々にヘチに近付いてきます。勝機は見えました!
魚が完全に水際に張り付いたところで一気に駆け寄りバサッとタモ入れ!

キャッチ成功。三度目の正直でした。8時28分。掬った瞬間カツイチV8がポロッと外れていました。

[サイズ]25cm
[アタリ]目印フケ
[ヒットパターン]ナチュラルドリフト
[ランディング]泳がせ→寄せ
[ハリス]0.3号

25cm♀、久々に見るプロポーションです。
水際が砂地だったんで助かりました〜。
目印下1.2m。ちょっとだけ深く流しました。


幅広の魚体。


やや受け口ですね。原種の血が濃いのか。
何度も釣り針を逃れてきているはずですが、口周りの傷も見当たりません。


この尾びれ…これですよ求めていたのは。
たぶん2年魚。鱗ギラギラ、ぬめりはほとんどないです。
手前のサモトで来ず奥の流れで来たのは、やっぱり釣り荒れてるんでしょうね〜
本来のパターンとは違う感じがします…

とはいえ、魚とのやり取りに関して言えば、流れを背負われず、また、糸を体に巻かれもせず、どうにか会心の釣りができました。

——仕事の関係で昨年は1回も渓流には足を運べず、その前もせいぜい年に数回、それも遅い時間の短時間釣行でしかなかったので、果たして以前のようにやり取りできるか正直自信なかったんです。
ブランクは感じていましたが、どうにか以前の勘が戻りつつある感じです。

このまま無事完全復活…と行けばいいですが…まだまだガン玉の号数と針の号数の選定に迷いっぱなしです。仕掛が馴染んでいないのについついドリフト掛けたりしてしまってあれっ変だな、とか。記憶がどうもあやふやなんです。かつての初心者時代のようにニジマスオンパレードにならなきゃいいですが!

でも何より脚が元に戻ってきたことが嬉しいです。腰の痛みも、車を運転していても感じない位に良くなってきています。

これからも、毎年鮎タイツでこの流れに立てるといいなあ。まあ、一番のネックは仕事が安定していないことなんですが——。


…さて、この1尾で充分、という感じでしたが、うまい具合に泳がせながらやり取りできたので、もしかしたらまだもう1尾来るかもと再度流れに立ち釣り再開。狭いポイントですが2〜3尾なら入ってる可能性はあります。

何度か仕掛を流し、「さっき暴れさせなかったし、来るかな」と期待して流していると、来ました!嫌なヤツが。カワネズミです。こともあろうに、今仕掛を流している筋を下流から遡ってきます。「おいおい、邪魔すんなよ〜」。大物が来そうな時に、決まって来るんですよねぇ、コイツ!が。

これをやられると、だいたい食いがピタリと止まりますね〜。渓流釣り30年やってますがカワネズミが泳いだ後で釣れた例がありません。姿が愛くるしいので憎めないのですが、まったく縁起がいいんだか悪いんだか…。素直にポイント移動しろ!ってことなんでしょうかねぇ。


餌はまだ十二分にあるので、気を取り直してさらに遡行を続けます…。




そして、先行者有りという厳しい状況でしたけど、まだこんなところに居ました。

流しじまいでフッとモタレアタリがあったのですが、乗りませんでした。一見すると攻略は簡単そうに見えるポイントですが、押しが強いので掛けるのは案外難しいです。特に太糸では。ソリッド穂先だったらもしかしたら掛けられたかもしれませんけど。

スイッチを入れるドリフトはまたしても効き目なしでした。まあ、これだけ川虫が豊富だと無理もないかと。

ポイントは岩盤のスリット状になっていて、横ターンを演出させるようなタルミもありません。まさに上級者向け難易度A級ポイントって感じでしょうか。全くのお手上げ…攻略法が見えてきません…



最後に、残った餌で先週釣ったポイントも攻めてみました。すでに新しいのが入っていましたね。

掛かりが甘くバレてしまいました。たぶん7寸級。ヒラタ1匹刺しでした。こういうポイントだと魚は前後だけでなく左右にも動いて餌を捕食するので掛かりは浅いですが食わせるまではわりと楽ですね。
水深浅いんで6.1mでも深く刺さらないでしょうね…





さすがは伝家の宝刀。偽物ではなく本物を仕留めてしまうとは。








[日時]2019年7月3日(水)
[天候]小雨。
[水温]15度。平水、ささ濁り。
[時間]5時~14時。
[釣果]天然物25cm♀、イワナ18cm×2(リリース)
[スカ]2 
[バラシ]1 
[竿]先鋒:シマノ朱紋峰凌5.1m
[仕掛]天井糸:ブラックラーヂ0.8号1m、空中糸:ライカ川釣り0.5号1m+同0.4号1m、水中糸:ライカ川釣り0.3号2m、ハリス:ダイヤモンドラーヂ0.3号。針:カツイチV8 6.0号、オモリ:ガン玉6号。
[餌]ヒラタ(ナデ虫)
[胃の内容物]川虫で腹パンパン。陸生昆虫10%位。
[小遣い]1万円。替網4千円、糸3千円、針2千円、タバコ・おにぎり他。
[感想]やっぱりヒラタ食ってるヤマメが一番うみゃあラ?

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