竹心の魚族に乾杯

Have you ever seen mythos?
登場する団体名、河川名は実在のものとは一切関係ございません。

24/07/31 逆引きを試す

2024年07月31日 22時28分31秒 | 鮎修行
令和6年鮎釣り10戦目。

今日は今季初の朝釣りになります。
近頃〝誘って掛ける〟釣りが成立し辛くなってきていますので、シャローに特化した攻めを確立しなければなあと考えている次第です。
参考にしたのが2023年9月5日10月12日の釣行。両日とも水面直下で喰ってきました。ところが、水面直下以外のパターンでは全くといっていいほど反応がありませんでした。通常ですと鮎の活性が上がってくると上下する毛鉤を追い掛け始めるのですが、それがなかったということです。ということは、鮎のハネが活発に有るのにも関わらず反応が乏しいという場合、まずは水面直下のパターンを疑ってみる必要性が有るんじゃないかと思ったわけです。

タックルとしては、①竿は柔らかめのセッティング一択。友竿でもいいのですが今回は10mドブ竿にトラウトロッドのブランクスを#1節と入れ替えて装着します。2023年7月25日も水面直下で当たって来たのですがフッキングが著しく悪く、天秤のしなりだけでは解決できないという実感がありましたので。

このようなケースではダウンクロスでのアタリが多い、というか、ほぼダウンクロスでしか当たらないということも注目すべき点。したがって鉤素は長め。なので、②天秤は、長鉤素での絡みにくさを優先して製作します。誘いを掛けても、全くといっていいほど反応してくれませんので誘いやすさの方は度外視します。昨年も表層用としてワイヤー天秤を製作したのですが(2023年7月31日)、今回は別なタイプを製作し用意。

作戦としては、③道糸を3mとやや長めに取り(→道糸が長くなるぶん竿の仰角は若干大きくなりますね)、④オモリは極限まで軽く2号。⑤道糸も極細PEの0.06号を使用します。絡みやすい極細PEですが、アーマードF+PROの0.1号で問題なく使用できていますので、0.06号でも根掛かりさえ気をつければ大丈夫なのではないかと。

表層で喰ってくるパターンだったら、通常ですと枝針(上針)を付けて対処すると思うんです。でも、今回狙ってるのは水深1m未満の浅瀬。この水深では上針を付けても効果的に誘えないと思うんです。それよりも、⑥中通し玉ウキの遊動幅を長く取って天秤の位置を把握しやすくした方が得策なのではないかと。なので、今回⑦上針はナシです。

⑧毛鉤の選定に関しては、このパターンで鮎は毛鉤をテール側から見ることになるため、ヘッドがビーズであっても影響は少ないだろうと。なのでこれまでどおり青ライオン元孔雀(藤重)と暗烏(藤重)を継続起用。ただし今回朝釣りになりますので、⑨ローテーションの順序は夕釣りとは逆にした方が良いかも。


それでは、いざ、出発。




4時着陣。水温は24度。

ポイントを充分に暖め、タイミングを見計らってから立ち込もうと河原で身構えていると、その思惑とは裏腹に、目を凝らしてみるとしっかりライズが出ているということが判明。またラッキーアニマルのコウモリも飛んでいます。どうやらすでに集中ハッチが起きている様子。慎重にひざ下まで立ち込んで開始します。足を入れると、やっぱり結構生ぬるい感じ。この状況ではフォールで当たって来たり引ったくって行くような〝もらい釣り〟はほとんど期待できないと予想…
一方、心配していた濁りは支障のないレベル…


毛鉤は、計画通り暗烏から開始します。

アタリが無くなったら青ライオン元孔雀にローテーションします。


4時15分。空中チョウチンで慎重に取り込みます。



毛鉤は暗烏(藤重)。


4時20分。この後、暗烏でガツン、ギューンがあり、竿を曲げて耐えましたがまさかのハリス抜け。

魚の走るスピードに付いて行けず。
鮎ではなくウグイだったとは思いますが、この時季に藤本のナイロンハリスをすっぽ抜いて行く奴がいたことは全くの想定外でした。

ここで予備の暗烏を探しましたが手元になく、やむなく前倒しで青ライオン元孔雀にローテ(したつもりでしたが交換したのは八ッ橋だったのでした)。

4時半。道糸が長いのでいったんカミへ泳がせてタモに飛ばしますが小型。



毛鉤は八ッ橋荒巻赤底(藤重)。

4時40分。空中チョウチンでそろりそろりと取り込んで…



毛鉤は八ッ橋荒巻赤底(藤重)。




釣果的にはイマイチでしたが、今回上針無しで表層を意識した魚に対処する方法が見つかったんで大きな収穫となりました。
課題としては水面直下で「止め」「逆引き」する際、竿先が小刻みにプルプルと上下して充分に安定してくれなかったことですね。今後ハーフソリッドに替えてどうなるかというところ(参考:2023年7月28日)。


本日の釣果3尾。今日は一瞬でしたがスイカの香りが川面に漂いました。



ハラワタにコケが入っていませんでしたね。垢腐れでしょうか。

アタリの傾向:
青ライオン元孔雀(藤重) 使用せず
暗烏(藤重) 数回
アミダ(藤重) 0
青ライオン川蝉(まさる) 0
八ッ橋荒巻赤底(藤重) 数回
鴨緑江(勝岡) 1
明烏(まさる) 2






[日時]2024年7月31日(水)
[天候]曇り→晴れ、風あり(鮎タイツ+ラッシュガード着用)
[水温]24°C、薄濁り、やや減水(−5cm)
[時間]4時〜8時半
[釣果]12〜15cm × 3、ウグイ2
[バラシ]1
[アタリ]10回未満
[誘い方]逆引き(0.8m表層)
[竿]旧オリムピック インストラクターAL鮎 ドブ100(#1 φ1.8mmトラウトロッド #2〜ノーマルブランクス)
[毛鉤]上針:なし
    下針:暗烏(藤重)→八ッ橋荒巻赤底(藤重)→明烏(まさる)→アミダ(藤重)、ハリス60cm
[天秤]自作片天秤(ステン30mm、スイベル付き)
[道糸]アーマードF+PRO 0.06号
[先糸]東レ トヨフロンLハード 0.6号
[穂先から錘まで]3.0m
[天秤から錘まで]2cm
[中通し玉ウキ]ハヤブサ発泡シモリ(黄色)5号
[オモリ]2号
[小遣い]千円(タバコ、コーヒー、飲み物他)
[感想]装着する毛鉤を間違えてしまいましたが、新しいメソッドが試せたので良かったです。

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