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画面の向こうの誰かに、散々食い尽くされた挙句、物足りないと言って唾を吐かれるような、そんな悲しい消費のされ方を黙って耐え抜くことは、もうやめることにします。私の理想の死に方はしばらく前から、この世界の理不尽と、私が私であるがゆえに生じる摩耗によってボコボコにされても誰にも助けを求めず、独りでビルの隙間から青空を見上げて息絶えることでした。誰に殴られても言い返さない、ということが、美学の一つだったのです。
だけれど、この3年で私はたくさんの方に愛情をいただきました。愛されなくても仕方ないと思っていた歪な部分まで、誰かが見つけて好きになってくれました。あなたに大事にされた私なので、私も私を大事にしたいと思うようになりました。誰にも助けを求めずに死んでいくような破滅の美学のことが、ばかばかしく思えるようになりました。
少しだけ、息のし難い場所から離れて、もっとみなさんに元気な姿を見せられるようでありたいと思います。
戸田琴音