chuo1976

心のたねを言の葉として

『ドストエフスキーと愛に生きる』

2020-11-27 05:50:44 | 映画

『ドストエフスキーと愛に生きる』(スイス、ドイツ/2009/ドイツ語、ロシア語/ カラー、モノクロ/35mm/93分 監督:ヴァディム・イェンドレイコ)

 

2011年山形国際ドキュメンタリー映画祭コンペティション作品、優秀賞と市民賞の2冠を受賞している。(2011年「山形」で映画のタイトルは、『5頭の象と生きる女』)

 

翻訳家スヴェトラーナ・ガイヤーが、映画の中で語る。

 

 

 

ドストエフスキーにとって、人間の本質とは、

自由への欲求

自分の望むことをする

自分の定義は自分で決める

そこで知性は、決定的役割を果たす

理性は絶えず、行動に理由をあたえ

必要とあらば、理由はつけられる

 

犯罪行為を正当化するには

人道や安全のためだと平然と主張する

イチジクの葉で隠すこともしない

ブッシュやプーチンを見ればいい

”テロに対する偉大な闘士”

これが今、国際政治で通じていること

小さな個人の領域にも浸透している

 

でもドストエフスキーは

全ての権力に、鋭く対立している

彼は確信していた

この世の中では

不当の正当化は意味がない

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 左翼の衰退と新自由主義勢力... | トップ | 小春日やものみな午後の位置... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画」カテゴリの最新記事