ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

オクトーバーフェスト in ガルミッシュ 南ドイツ旅行記3

2009-06-21 12:09:19 | 南ドイツ


ドイツの有名なビール祭りといえば、オクトーバーフェスト。ツアーには含まれていないが、どんなものかと地元の祭りに潜入した。はたして、「田舎の盆踊り大会」という言葉が、ぴったりであった。観光客というよりは、地元にお盆にみんなで帰省して、同窓会をビールを飲みながらやっているという雰囲気が漂う。観光客は、地元の内輪の盛り上がりになすすべなく、大ジョッキを傾け、ただ酔う。写真奥では、バンドの演奏と地元の踊りのようなものが延々行われており、左側には、ソーセージ屋などの出店が並ぶ。これが大きな体育館のようなテントの中にある。テントの入り口に人が立っていて、最初入ってはいけないのかと思ったが、中に入りたいと意思表示したらすんなり入れた。

ガルミッシュ・パルティンキルヒェンのオクトバーフェストは駅前でなく、ロープウエイ乗り場でやっているので、歩くと30分くらいかかる。親切な看板もなく、音を頼りに住宅街を探すのは、もの好きな人向きなので、不安な人はホテルにタクシーを呼んでもらおう。帰りは、ロープウエイからスバルのタクシーがいっぱい並んでいるので、かなり飲んでも安心。基本飲み会なので、食べ物は塩辛く、夕飯代わりにするのは、ちょっと厳しい。

東京でもオクトーバーフェストをやったり、同名のビールも売っているが、ドイツという異国の雰囲気より、田舎の盆踊り大会という親しみやすさが、旅行ならではの経験だと思う。


カルナック神殿のスカラベ エジプト旅行記(その5)

2009-06-21 11:42:12 | エジプト


アガサクリスティのナイル殺人事件の殺人現場となったカルナック神殿。見所満載であるが、一番のお気に入りは、このスカラベ像。この像の周りを7回回ってからお祈りをすると願いが叶うのだとか。暑さでふらふら、歩き通しでふらふらな中、何とか7周まわる。自分の願い事をしっかり済ませたらホッとして、「笑いのある人生を」と冗談で言っていたら、今まさに7周周り終えた人が思わず「笑いのある人生を」とお祈りしてしまった。既にもう7周まわる気力のないその人の人生はきっと楽しいものとなるであろう。
スカラベ像の後ろにちょっと休める売店があり、水(100円)は凍っており、一番おいしい飲み物である。ちなみにエジプトで一番おいしかった飲み物はストロベリー生ジュース。安い割りに相当量のイチゴが使われている。その他ヌビアカクテル(マンゴー、いちご、グアバの3層生ジュース)がおすすめ。


エジプシャンバザール ハチはなぜ大量死したのか

2009-06-21 09:05:45 | トルコ


旅行の楽しみの一つがバザール。イスタンブール中心街にはこのスルタンアフメトモスクの壁つたいも含め、多くのバザールがある。エジプシャンバザールの入り口の店で、蜂の巣を買う。蜂の巣を500gとか1kg買うとイチゴのパックにふたがついたようなプラスチックに入れてくれるが、このまま日本にもって帰ったら荷物中ベタベタニなってしまう。お店の人に、必ず真空パックを頼む(「日本に持って帰る」とか言うとやってくれる)のがポイント。

日本ではこういうハチの巣が安く手に入らないのはなぜだろうと、帰りの飛行機の中で、大変気になっていた。ふと本屋に入ると、「ハチはなぜ大量死したのか」(ローワン・ジェイコブセン著)があったので、読んでみた。本の前半と後半が繋がっていないが、人間の興味のフォーカスは連続ではないので、そこが好ましい。少し中身を紹介したい。

第10章の「もし世界に花がなかったら?」が一番良い件であった。
・先進国のミツバチは25%位が謎の失踪した。
・ミツバチは蜂蜜以外に、リンゴやメロン、アーモンド、クローバ(牛のえさ)などの受粉にも携わっている。
・ミツバチに似た花粉媒介者(Pollinators)には、ある植物と1:1の関係をもつ種がいて、それらが絶滅すると果実もとれなくなる。例えば、バニラをつくる「メリポナビー」が絶滅したので、メキシコの農夫が人手で受粉している。パッションフルーツはブラジルでは「クマバチ」が絶滅し、すべて人手で受粉している。四川省の梨もすべて人手である。
なかなか驚きの内容であるが、ニホンミツバチはまだまだ元気と知って安心した。おそらく地形や針葉樹や稲(風による受粉)が多いなどの環境によって蜂蜜が高いのだろうと思う。