金沢の漆職人が手作業で磨き上げた、まさに漆黒のダイヤル。世界に誇るマニュファクチュールSEIKOの日本でしかできないモデル。
元々は、クロコの革バンドの仕様であるが、ステンレスに換装。ドレッシーさは抑えられるが上品にまとまった。自動巻きを毎日仕事で使うことを考えると、革では、夏の汗で毎年買い換えないとならない。ちょっとランニングコストが本体以上にかかってしまう。どうしようか悩んでいたら、外商さんが、アレンジしてくれた。普通にデパートの売り場の人に聞いても、自分で考えてくださいという感じであったので、大変助かった。
漆芸家 田村一舟さんが、加賀蒔絵の技法で塗り、生産数に限りがあるが、漆塗りの時計でダイヤル全面に漆を使って、これだけシンプルなデザインのものは、なかなか無い。はっきり言って漆黒に一目惚れ。
今迄使っていた腕時計のバンドが壊れ、修理不能との連絡が来た。年齢や仕事に違和感が無く、値段もそこそこのものを探していた。中途半端な海外製品では無くブランドはSEIKOに決定。地味過ぎず派手過ぎないシンプルなデザインで、何故それを選んだかのメッセージ性のあるものという基準に、まさにぴったりであった。
プレサージュは、ムーブメントは6R15という、割と安価なものを使い、見た目をオシャレに作っているラインであるが、結構、デパートの時計売り場の販売員が、普段使いで身に付けていることが多いので、悪いものでは無いのだろう。
元々の革バンドも綺麗なので、おすすめです。