ラードラー日記 ー グルメライダース2.5

海外ビール紀行 と ロードバイク ヴェンジとの日々

初めてのスポーツバイク選び2020

2020-02-11 17:08:25 | ロードバイク

ロードバイクに乗っていると、「初めてのスポーツ自転車が欲しい」という相談を受けることがよくある。

おそらく、初めての人のイメージでは、最初はママチャリより速く走れて20km位の距離が走れれば良いという感覚と思う。

ただ、そこから沼に入っていった相談される側からいうと、100km走るのが基本となるので、おすすめが変わってくる。

 

今回の相談は、10万円位で、週二回位健康のため通勤で片道30km位、走れるもの。駐輪場に置く。首が痛くなりやすい。

といったものだ。

 

ふつうはフラットバーのクロスバイクでデザインの良いものと思うが、ロードの良さがわかると安くてもロードを勧めたくなる。

 

主なスペック差と理由は以下のとおり

1.フラットバー VS ドロップハンドル

  フラットバーの方が楽な姿勢でブレーキを握りやすくくねくねカーブがしやすいのだが、長距離を走るとなると肩が不自然にねじった形で固定されるので、疲れてくる。ドロップハンドルは肩の形が自然になるので疲れずらいがやや直進向けでくねくねカーブは操作しずらいが、道路のほとんどは直進である。安いロードバイクはハンドル幅が広くフラット部に補助ブレーキがついているものがあるので、こちらを選ぶかフラットバーにエンドバーをつけるかのどちらかになる。

 

2.エンド幅

 クロスバイク135mmとロードバイク130mmの違いがあるので、どちらにチューンしていくかによって選ぶとよいが、先々ロード側に振りたい方が多いと思う。

 

3.ブレーキ

 クロスブレーキがVブレーキで構造がシンプル。ロードバイクがキャリパーブレーキで細かい速度調整に向いている。今はどちらもディスクブレーキ化が進んでいるが、互換性が無いのでバラで購入するときは注意。特に初心者から見て種類の違いによる性能の差は感じないが、完成車についているブレーキは安くて壊れやすいものがついている場合が多いので、真っ先に交換した方が本当は良い。これが壊れたらとっても危険な乗り物に早変わり。もし気に入ってかなり乗るようになったら早めに変えた方がよい。

 

4.ギア

 クロスバイクのフロント3段ギアは、特に上り坂を登るときには1:1以下のギア比が選べるので、どこでも上っていける。ロードバイクのフロント2段ギアは後ろの歯数が28Tできれば30T以上を選ぶと坂が楽に登れる。安くてかっこよいシングルスピードは坂はきつすぎて登れないので使い勝手が制限される。

 

5.フレーム素材

 値段からすると、どちらも基本はアルミでやや硬いのと接続部分の処理が雑(盛り上がっている)ものが多い。クロモリの方がややしっとりと柔らかく細くてしゅっとした形になる。フォークはアルミは結構硬めなので、カーボンフォークがついていればなおよい。アルミは硬いのでタイヤを太いもの(28C以上)位にすると乗り心地は柔らかくなる。

 

6.タイヤ幅

 クロスバイクは28c~35c位で乗り味が柔らかく、段差に強い、空気がある程度もつが、重くてもっさりしている。ロードバイクは23c~25c位で軽くてスピードを出しやすいが、空気は乗るたびに入れないとパンクする。通勤なら25cか28c以上をおすすめ。

 

7.その他にそろえるもの

 ヘルメット(スピードが出るので必須、なんだかんだで3回は救われた) 5000円~

 泥除け(通勤ではお尻や背中に泥はねしますのでズボンやカバンをよごします)3000~6000円

 空気入れ(空気をちゃんといれるとパンクは殆どしません)3000円~

 は必須でしょう。

 あとは登山(ウエア類)やテニス(サングラス)などのグッズはとりあえず使いまわしできます。

 

 

 

おすすめバイク

 

1.GIANT ESCAPE DROP

https://www.giant.co.jp/giant20/bike_datail.php?p_id=00000039

GIANTHPより引用

 

なんとクロスバイクのド定番エスケープにドロップハンドルタイプが新発売。

驚愕の66,000円。

コンポもシマノ製(クラリス)でスプロケも34Tで坂も楽々

タイヤ幅は30cと空気も週一位でちゃんと入れれば大丈夫で段差に強い

エンド幅も130mmのロードタイプ

泥除けもスタンドもオプションである

重量11kgはこのあたりのバイクとしては十分軽い

難点はブレーキがミニVブレーキとクイックレリースが無いこと位と

おそらく大人気になって他人と被りまくること

なんといっても横から見たら結構かっこいい

このグレー系は通勤にもピッタリのしぶさ

2020新規モデルなので、しばらく安売りはされないだろう

 

 

2.FUJI NAOMI

 

https://www.fujibikes.jp/2019/products/naomi/index.html

FUJI HPより引用

 

ミーハー人気ブランドとは言えないFUJI

定価は115,000円と高めだが、某ショップでは4割引きの7万円台で売っていた

乗り味のよいカーボンフォーク

SHIMANOのSORA(クラリスよりワンランク上)で揃っている(ただしブレーキはオリジナル)

高価なバイク同様、ケーブル類がフレームに内蔵され、しゅっとしてる

なんと重量9kgは、この値段にしてはGOOD

このケーブル内蔵は実はとっても格好いい

 

3.その他

 ググれば10万円以下のスポーツ自転車はいっぱいでてくる

 中でもGIOSはきれいなブルーでよいが結構人とかぶる

 あとは見た目で決めてもらえばよい