がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

騙されないで!

2019-08-12 19:19:03 | がん・腫瘍全般
この時期になり、家で一人ぼうっとしていると思い出す

抗がん治療をし、オペを待つ時期であった。

やっぱ暑い夏だった。

ふと思い出すことがある。

何回も思い出す中で言おうと思う。


ウソ情報に惑わされた

肉を食べるとがん細胞が育つ

にんじんジュースと玄米菜食がいい

長風呂に入るとがん細胞が死ぬ

ビタミンCを大量に摂るといい


藁をもすがる思いがあるのだ。
今なら鉄の心になっているから騙されないかもしれないが、
自分の体が切られてしまうことは当時のわたしには楽しくはなかった。

親しい友人たちが上記のことを言い、
今ではその人たちは疎遠になった。

でも当時は情熱的に価値観を教えてくれたというか、押し付けてくれた。

暑い夏、がん細胞が死ぬイメージで1日に3回も風呂に入ったらすごく辛くなってしまった。

色々言われたことを真面目にやったら、どんどん辛さを増した。

一緒にいた子らが遊びに近くに連れて行ったりすると、その修行から解放される日々だった。


騙されてはいけない



自分の身体は自分が主人。

なんだけど、ぐらついてるじゃん。
がんの宣告されて、治療始めて仕事も休むストレス、私は子供相手の仕事なので、子どもへの無責任な別れ方がストレス。
ヨワヨワです。実は。


いいこと言う人はありがたかった。
弱る心には親切に聞こえた。

でも、違う。
絶対違う。

その人たちはわたしじゃなく、わたしのがんに気をとらわれていた。


カニコHOS.栄養士はわたしを目覚めさせてくれた

「なんと、たこ焼きの勧め」と言うブログをうんと昔に書いたが、
とても今になっても読まれている。

真実ってさ、意外性を持ってるんだよね。

「ここのご飯食べようとしたら辛くなるから、だって味覚が変わっちゃってるから。苦く感じるでしょ。
ソースどろどろアブラギッシュジャンクフードが案外いけるよ?
売店で買って過ごしていいんだよ。
全然食べられなかった小児病棟の子がたこ焼き食べながらガッツポーズしてた」

え、そ、そうなの?

でも、そうだね。

理屈っぽく延々言うヤツは違うね。

が、その時にはもうやせ細ってしまい、
バカだから、じき戻るわ、と言う根拠なき楽観をしていた。

激痩せからさらに痩せると飢餓の形になってしまう。
脇の下さええぐれ、関節がはっきりわかる。
ももは骨に皮がついている程度。

ここからの立て直しが大変。

術前は体力をつけることが最も大事だよ!!


ま、時間は取り戻せないけど、Tボーンステーキ食べておきたかったなあ。


そもそも、変な療法屋は訴えられないんだ

だって死人に口なしだもん。

ゲルソンのランチの会やってた主催者は自分のがんには放射線治療受けたんだぜ!

ゲルソンの関係者と知り合いだったので距離を置いたが信奉者が私を困らせた。

もういいや、どうせそう言う人はがんで治れば離れていくのだ。


自己体験を綴る季節ですね

まあ、この時期、そう言うものですから、きつい事も書いちゃいました。

みんな騙されて生きる命を落とさないで、
民間療法でがんは消えた、とか本書いているやつは捕まえて欲しいよ。

消えてるんだったら医療でやってるし。
保険きくし。
医療費控除できるし。


これからの方につなげれば。と思いました。

今は価値観おしつけ友も許す心です、
私はそう言う自分が正しいと思う押し付けはしたくないと思います。

一個一個育つ。夏だ。

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