がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

霊園見学、決めました、わたしの最後の場所

2014-03-22 23:44:51 | 最後を考える
少しひりひりしたセンチメンタルを捨てながらフェリーに乗る

墓を買いにいくのである、きょうは。
わたし死ぬんだよなあ、と思わざるを得ない。

東京湾フェリーの40分間、気持ちは払拭される。
やはり海の上はいいものだ。
幾度も乗った東京湾フェリー。
ヨットでも幾度となく渡った東京湾。
気分が自然と変わっていくのが自分でもわかる。

こどもの引っ越し荷物にお骨があっちゃやっぱダメでしょ。
私が買う墓はわたしから先の人が入れるところなんだから積極的になろう。

友人が親の霊園を買った内容を手紙くれた。
心に残ったのは、信心のない彼女が毎日仏壇に手を合わせる習慣がついた、と。

そうなんだよねえ、片付かなくちゃどこに手を合わせるかも決まらないままの人生になってしまう。
手を合わせる場所を買いにいくんだ。


霊園は気に入ってしまいました

相模湾を臨む高台。
南葉山霊園。
もともとミニゴルフ場で、その外観をそのまま生かしたものだそうだ。
わたしの住む地域の街路樹、ヤシがいっぱい生えていて南国風。
暗いお墓のイメージはありません。
お値段も気に入りました、ここは安い。

さらに墓から大島がくっきり見える。
わたしの好きな大島。
主に夏になると休みに大島に渡った。
さらに新島、三宅島、と足を伸ばすにも大島が避難港としてあるから行けたありがたい大島。
(天候が悪くなっても、トラブルがあっても大島で引き返す選択肢があったから先に行けた)
これで、決まりにしよう。
ここはわたしから先の人が良かったらみんな入れる場所であってほしい。
即決。



不動産選びはすごく時間をかけたのに

クリアする要素はいきている人間の方がもの凄く大きいんだってことがわかった。
亡くなった方は毎日毎日のことじゃないから、場所も小さくていらっしゃる訳で。
近くに学校やスーパーがなくても良い訳で。

でも、まだ現世、迷う

こちらの区画だとさらに100万ちょい増し。
なかなかすてきで心動かされる。


もったいないか。
大金持ちでもないし、充分好き勝手いきたから墓なんて作るだけでいいのか?
物欲がぐらぐら。

息子、ドタキャン

自分から「いついくの?」とわたしをせかした。
おかげでいやな買い物にでられたとも言えるのだが、
繊細な彼は「寝坊してお腹痛い」
わたしのがん後のストレスとたたかっているのだろうな。
向き合うのがつらいのだろう、と私は思う。

冷凍してある手作りパン、ロールキャベツ、アーモンドタルトなどを送る母であった。

本当につらい思いばかりさせてきたと思う。
少しでも長生きしなければ。


番外編、もとX JAPNのhideのお墓

これは三浦霊園。
ここも検討していたが狭い長い曲がりくねった坂を上がらないといけない。
Long and winding roadに加え、アップダウンが激しい。
その道を普通あまり見ない金髪のヘビメタ風の子が何人か(一人で、固まってじゃなく)歩いている。
お彼岸なのでお参りか?



花があふれる墓。



長いこと祈る人もいた



歌碑



亡くなって15年経ってもhideの歌はたくさんの人の心の中で生きているのが痛切に伝わる。

親もファン対応をなさっていて花を生ける桶を用意していたり、お礼の言葉を書いてあったり。
胸がチクッと痛い。


猛烈に疲れてしまいました

このまま寝たいって思いましたが、ダンピング予防の糖質しかとっていないので(きょうは食べられなかった、なんか)
ステーキとモヤシを。
これで、時間かければ食べられちゃうんだよねえ。
で、真剣に寝た。
明日が休みでよかった。

取りあえず、墓を決め。

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