幻想のような美しさ、田舎の夕暮れ

夕方、家を出てみた
休業日な今日。
息子が来ている。
が、朝食後眠ってしまう。
くたびれていると、いくらでも寝られる。
土曜日はだいたい過剰に寝て、夜もぐっすり眠っているパターンが続いている。

あまりにいい気候なので夕方家の下まで少し出てみた。

もう何千回も何万回もとおったところだが、
がん後、無心で世界の様子を眺めるようになってからは毎回驚きが心を潤す。

そのことにびっくりしている。

眼には見えていても、忙しいからいちいち感動している暇ないわ！と思っていたんだろう。


群生するヘロン
大型のトリが生息していることがわたし、とても好き。

毎朝クルマで家を出て道を降りると灰色のサギ（幼生）が、必ずのんびり立って歩いている。
自分とは違う生き物を間近で見ることは言いようもない幸せだ。

今日は、首をたたんで休んでいる大人のヘロン。


しばらく見ていたらわたしに気がついたがじっと見ているだけ。逃げない。


空は秋のあかね雲



秋の空気だった
こんなにも一年の季節を感じたのは、がんからサバイブしたおかげだ。
これはまぎれもない事実。

ものの感じ方も変わってきたと思う。
根本は変わらないけど、受け入れた分、人格者になれたのか？？

死ぬ前は人格者になれるんだ。
いきているうちに悟るなんてなかなか出来ないことなんだよね。
８時間も切られて、生き延びて、リハビリしていれば鈍いわたしでも秋の空気に喜びを感じるし、
いきてて良かったなあとも思える。
何になるか、じゃなくてどう生きるかが大事だったんだなあなどと思ったりして秋の空気を吸っていました。


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