がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

このがんの予後はたいへん、つきあいかたを探して過ごしてるんだな

2013-03-09 18:42:50 | 食道がん
昨日テレビで中村勘三郎の映像を見る
歌舞伎じゃない映像でした。
歌舞伎と違ってけっこう大人げないやんちゃさんでびっくりしました。
人間的な一面。
こんなすごい方が生き残れなかった食道がん。

せめて私は明るく生き抜こう。

病気から離れた発想を
いつまでもとらわれていると病気から離れられないよ、とアドバイスをもらった。
ブログでも書いているように、病気から離れて発想してきたつもりだったから、しゅんとした。
そっか~、そう見えるだろうなあ。
ま、ぽじぽじまいりますわ。
私だってそうアドバイスしたかもしれない。
病気にならなかったら。
理解してもらうには時間はかかる。
でも、がんばる。
再発しなくても不自由な身になってしまうこと、その後の私たちの理解のために頑張ろう。

100km超える頃から
外を歩いた距離の累計がおそらく100km超える頃から戻ってくる。
入院ごとに痩せ、術後は正視できないまで痩せた。
難民の子ども、拒食症の少女のよう。
骸骨模型のように骨がきちんと見て取れる。
特にいやだったのは手足の付け根のところが模型のようにわかることだった。
今でもそんなに変わってはいないけど。
骨盤より幅の狭い足。
寒くて寒くて厚着をするが、筋肉が発熱するのだから、いくら着ても寒い。
ゴミ出しもつらかった。
術後4ヶ月くらいから徐々に歩き出した。
最初は500mくらい。
疲れてうずくまっていたらやさしい高校生が心配して救急車を呼びますか、と声をかけてくれたこともあった。
めげず、ヨロヨロ歩くうち、距離も伸びたし、歩く早さが変わってきた。
つらくなくなってきてこのごろは4~5km歩くことが出来る。
筋肉がつくとあたたかくなる。
太ももが少し肉がついてきた。嬉しい。
筋肉がつくと、立ったり座ったりが気軽になってくる。
生活の苦痛が軽減する。
もちろん、今日のようにやる気ない日は動かない。
苦痛になるトレーニングはしていない。
でも、変わる。いろいろ、外の空気100km ぶんが、元気をくれている。

なおらず、慣れてつきあう部分は大きい
食道がんの予後は実に非常に難しい部分が大きい。
胃がんの胃の全摘とは比較にならない。
息も吸いにくいことがある。
嚥下が難しい。これは本当に大変、引っかかってしまう感覚が喉にうまれたらもう食べられない。
胃も小さい。
ダンピングも苦しい。
噴門がないから吐く。
幽門も引っ張られて機能しなくなって胆液も逆流する。
腸ろうのあとがいけない。腸閉塞。

しょうがないからこれらとつきあっていい風に生活しなければならない。

だから、必要なのはのんきとあるがまま~ニスト的な感性か。
生きる前にはずうずうしくなることか。
この私に慣れ親しむ。
それしかないね。

いらだちも不安も意識してないけどいっぱいあると思う。
でも、肩の力抜いて明日からもポジポじまいりゃんせ。

にほんブログ村 病気ブログ がん・腫瘍へにほんブログ村
にほんブログ村 病気ブログ 食道がんへにほんブログ村
にほんブログ村 ライフスタイルブログ ポジティブな暮らしへにほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿