がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

自分に向き合うきっかけが、がんだったんじゃないかなあ。いい人生になっちゃった気がする。

2013-06-22 20:55:24 | がん告知
去年の今日のメールをなぜかちょうど読んでいた友人に、電話をした!
もしもし~~~と電話したら、
「今ちょうど、なぜかあなたがちょうど一年前の今日くれたメールを見ていた。PCのメーラーの不具合を確認中出てきて読んでた」
わお!
「台風が来て、ホテルになかなかたどり着けなくて、娘さんと泊まった、とかいろいろ書いてある。珍しく長いメール。ショックを乗り越えようと冷静になろうという厳しいメールだよ」
へ~~~
へ~~~
すっかり忘れているというか。
がんの前、がんのあとはもう全然異なる。
嘘くさい使用前、使用後の比ではない。

話すうちに思い出してきた。
遠い遠い昔のことのような気がするから不思議。

がん専門病院で細かく診察を受けたのだった、台風が来て電車もとまり、タクシーも拾えず大変だったのだ
あ~~~、人は忘れやすいものだねえ。
忙しい娘が休みをもらって付き添ってくれたのだった。
ありがたかったなあ。
内視鏡、心電図、エコーなど一通りの検査を一日でしたのだ。
最初、所見ではステージは3ないし4といわれた。

次回、来院時に今後の治療方針を聞く、ということだった。
あれから一年か~

あのとき、娘が一緒に居てくれたことは大きかったな。
心の底から気がまぎれた。
多忙で、正月も病棟で働く彼女に会えたし、
余計なことは何も言わない、情報だけ教えてくれる彼女の成長ぶりが頼もしかった。

いろいろ思い出したよ~

いやなことは忘れようとする心の働き
自分のことだとそう。
人から受けたことはそうじゃないけど。

がんは今となってみれば自分の不注意もある。
どうしてがんになったか、自分の体は知っていると思う。
高校生からタバコ吸っていたこと。
酒に強く、肝臓は問題ないから結構飲み歩いたりした。これも高校生からだ。
ここ数年、吐きっぽかった。
昼が揚げ物だと、我慢しても夕方体調悪いと酸っぱいものが上がってよく胃液を少し吐いていた。
医者に行きもしなかった。
それに対していい訳はいっぱいある。
でも自分が悪い。
だからけっこう忘れようとしている。

でも、こんな風に複数の人が心配してくれていたことまで記憶から排除しちゃダメだね。

無我夢中だったんだろうなあ。

告知お知らせメールで冷静になり
そうだった、そうだった。
でも、過去はどうこう言っても仕方のないことだ。
そんなのは関係ない。
今から生きる私。
それがかっこいいんじゃないかと思ってるんだ。

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