がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

がんキャリア、止まらぬ弱さで働く日々である、でもいいんです

2013-04-09 17:20:50 | リハビリ
弱っ、本格的の喉が痛みだした
気をつけてマスク、手洗い、うがい、休養を心がけてきたが、もう既に風邪。
咳も出始める。

実に体力の低下を感じる。
アニメの主題歌でいうところの
「他の追随を許さぬ弱さ」である。by やわらか戦車

などと自慢しても始まらない。

半日勤務で一週間で風邪引き始めている。

それでも、ふと思うときがある
相当、かなり多忙な職場。
忙しくてハアハアでも、ふと思う。
オルガンを弾くと子どもたちが眼を輝かせて体をぴょんぴょん動かしながら可愛い声でうたう。
ちょっと泣きそうになる。
病院の電子ピアノで練習していた曲。
何でもいい、やったことは何かになる。

大病を経て、子どもの見方が少し変わったような気がする。
子どももそれをわかっているようで、その辺が彼らはすごいと思う。
いけないことをいけないというときとか、特にそう感じる。
そんなことをするとこぼすよ、といってもコップで遊んでこぼす、
一緒に拭きながら本当に反省している感がある。
ゴメンネ~わかったよ、と肩がいっている(ま、それでも繰り返すのですが、こんなにも意思疎通が!)
どこも基本は変わらないはずなのだが、少し何かが変わったと思う。

明日のことは考えず、過ごそう
明日は考えなくてもくるはず。

がんキャリアの人はみな思うだろう。
命について。
私も、予後は楽しく暮らしたいと思う。
今まで意識しなかった。
死ぬことは怖かったが、この時代、戦がある訳でもなく、流行病でばたばた人が死ぬ訳でもない。
だら~~~っといきてきたのだった。
がんという強力な句読点が私の人生につけられた。

夜中とか、ふと思う。
今、一人で暮らしているが、自分と向き合えてよかったな。
死ぬって、何にもなくなることなんだな、とか。
いきているっていいな、とか。
良かったなあとか。

ずっとずっと考えるともなく心の中に湧いてきている。

きっとこの感じ方が私の根っこになっているんだろうね。
命を思う、なんて元気な時にいわれたってやっぱわからない。
自分が危うくなって始めて大事さに気がつくのかもしれない。

ぽじぽじまいるわ。

がんもむだばかりじゃない。


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