がんになってもぽじぽじいこか

2012年6月食道がん発見、53歳でした。始めての体験で体当たりの治療とリハビリ。見つけたものも意外にあり!

病院選び、治療選び

2012-12-27 14:45:16 | 食道がん
わたしのブログは前後します。
なるべくそうしないようにとは思いますが、思いつくままに書くので、お許しください。

がんが見つかってすぐにこれからどこでどう治療していくのかを決めなくてはいけない。
そんなことについてはあまり判断材料がない、というか、どうしたらいいのかな、と思った。
わたしの場合娘が研修医であったので彼女に判断をゆだねた。
がんの専門病院を提案された。
理由は食道がんだからだという。
胃がん程度なら自分の勤務する総合病院をすすめるが、食道がんは大手術なので症例が多い専門の医師に執刀してもらった方が良いという。
そ、そうなんだ・・・・胃がんよりどうも大変らしい、そのことは理解した。
彼女はよけいな事は言わない子でどんな手術で術後はどうなるなど具体的な事は何も言わなかった。
地元の病院ではなく東京のがん専門病院に入院するけどいいか、としっかり確認をとらされた。

食道がんは確かに大手術で、毎日そんな手術をしている先生にかかるのがベターだということは正しい判断だったと後々思った。

取りあえず、専門病院に紹介状を持ってかかったのでありますが、次なる選択肢があった。
わたしはステージ2(どちらかというと3に近い)で、
抗がん治療の後手術してがんをとる。
または抗がん治療後放射線照射。どちらかを選択するのだという。
これだけ聞くと切らなくて済む方法があるじゃん、なら、わたしそれがいいって単純に思います。
が、娘は首を縦に振らなかった。
開腹しないと転移があった場合わからないという。
転移の可能性はなくはないという。
もうがんになってしまったのだからいまさらつべこべいうのもはばかられる。
もう、いいよ、しっかと切ってください。覚悟決まった。

そんななか、心配してくれた友人が色々な治療をアドバイスくれる。
自然療法のたぐいやがんワクチン、保険のきかない放射線治療等々。
みんなわたしを心配して調べてくれている。
外国でゲルソン療法を受けられるところがあるよ、とか。

確かにそれも選択肢ではあった。
自分の体をどう直していくのか、しっかり決めなくてはならないし、決めたら迷わず貫かなければならない。

結局わたしはがん専門病院で抗がん治療後手術を受けることにした。
色々理由はある。
娘の方針が一番わたしにとって重かったこと。
だって、医師になって人の命を救ってね、といってきたから。
それから誰もが受けるような健康保険のきく治療がいいとおもった。
この治療中は健保組合の傷病手当の対象になる。(あとになって知った)
加入していた生命保険、がん保険の給付金の対象となる。
経済的に安心して治療が受けられるのは嬉しいことだと思う。

ちょうどその頃、なかにし礼氏は保険のきかないピンポイントの陽子線の照射で食道がんを克服したとテレビに出ていた。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20120911/enn1209111537009-n1.htm
それぞれ一長一短、どれがその人に合うかは結果を見ないと解らないところもあろう。
進行の度合いも、健康の度合いもみんな違う。
決断をまずしないといけない。

当時のノートに書いてあった。

出来てしまったがんは抗がん剤と手術でやっつける。
再発しないように自然療法もこころがける。(食生活など)
どんな結果が出ても最良だったと思おう。
ともかくやってみよう!

積極的な気持ちになれてよかった。
ショックに打ちひしがれている時間はなるべく短く。
どんどんつぎ、次を考えていこう。

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