ここあコテージⅡ

鳥撮り、ガーデニング、手作りした物などを紹介します。

今年も来てくれたコヨシキリ

2022-06-08 06:10:13 | 

数日前に公園に近い川原に行ってみました。

川原は数年前からの護岸工事で、だいぶ草地がなくなってしまい、

これでは野鳥の繁殖ができなくなってしまわないかと

ずっと心配していました。

まだ草地が残っている部分もあり、そこではオオヨシキリの

ギョギョシ、ギョギョシという声がしていました。

それに混じって、チチチチチチ・・・という

かわいらしい声も聞こえてきました。

 

わずかな草地でも、今年もコヨシキリが来ていました!

撮影したのは1羽だけでしたが、

別の所からも声は聞こえていたので、複数いたと思います。

ああ、良かった!

 

いつもなら草に隠れてしまい、姿が見つけにくいのに、

この日は、葦らしき枯れ枝がソングポストになって、

高らかに囀りを聞かせてくれました。

 

 

コヨシキリって、セッカによく似ていますよね。

繁殖期のセッカの口の中は黒いですが、

コヨシキリは口の中は黒くありません。

 

 

時にはキョロキョロと周りをうかがい、

 

 

 

急に飛びそうになりましたが、

今度は隣のソングポストへ飛び移り、ホッとしました。

 

 

そこでもまた歌い続け、縄張宣言していましたよ。

今年は来ないと諦めていた私でしたが、

彼らはここを繁殖の地として選んでくれたようです。

すでにペアとなって、子育てしているかもしれません。

 

 

前回ここに来た5月には全くなかったアカツメクサが

たくさん咲いていて、初夏らしい彩りを加えてくれました。

良く見ると、ミツバチらしき蜂も吸蜜に訪れました。

 

 

コヨシキリやオオヨシキリの他にも、

この川原には四季を通して、たくさんの鳥たちが来ています。

この日だけでも、モズ、カッコウ、ホオジロ、カワセミ、

ツバメ、ヒヨドリ、カワラヒワなどの鳥たちが見られました。

 

国土強靱化計画の河川工事は、人間には不可欠なのでしょうけれど、

小さな生き物たちの棲み家が奪われていくのは、

回り回って、自分たちの住みにくさにも繋がってくると思います。

 

 

私がコヨシキリやオオヨシキリと戯れていた頃、

対岸の川原では、近くの高校生や教師が

ゴミ拾いをして下さっていました。

ありがたいことです。

 

明日も川原で見た鳥の話は続きますよ。