What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

「野球のルールを何一つ知らなかった」歴史に残る野球マンガの作者

2009年06月05日 15時58分50秒 | 漫画
いやしのつえ~「活字中毒 / 『サンデーとマガジン~創刊と死闘の15年』(大野茂著・光文社新書)より。」から引用

 そして、1966(昭和41)年4月、予定より3か月遅れで『巨人の星』の連載が始まった。

 ストーリーコンセプトはもちろんであるが、この作品が画期的であったのは、表現面での斬新さであった。今ではショックの代名詞でもある「がーん」という擬音表現は、このとき川崎がマンガ史上初めて使用したものである。主人公・飛雄馬の顔の上にかぶさる「がーん」の文字に梶原一騎が感心し、逆に今度は原作の文字原稿にそれを多用するようになった。

 グラブとミットの違いもわからなかった川崎が『巨人の星』を描いたという事実は、いかに常識とか先入観が当てになれないかを示している。川崎のぼるの『巨人の星』、ちばてつやの『ちかいの魔球』と、歴史に残る野球マンガはいずれも野球知識ゼロの人によってこの世に生まれたのである。

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 著者の大野茂さんは、「歴史に残る野球マンガはいずれも野球知識ゼロの人によってこの世に生まれたのである」と書いておられますが、後の時代には、『ドカベン』の水島新司さんや『タッチ』のあだち充さんのように、「豊富な野球知識に基づいた野球マンガ」が登場してきます。

 しかしながら、たしかに「マンガ高度成長期」には、そういう「圧倒的なエネルギー」が「知識のなさ」をカバーできていたのかもしれませんね。野球を知りすぎていて、こだわりを持っている人だったら、「地面にバウンドしたときの土煙で見えなくなる」という「消える魔球」を大真面目に絵にすることは、できなかったような気もしますから。

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 海外の法廷小説で、ベテラン検事が見落としていた些細な法律を、新任の検事が指摘して裁判がひっくり返るというお話を読んだ事があります。確かに、知りすぎていて自分の内に気が付かない枠を作ってしまい、その枠を超えた発想が出来なくなっている、そんなことってありますよね。

最近だと、ロードレースの世界を書いた『サクリファス』の近藤史恵さんが、作品のあとがきかなにかで「まったく競技を見た事が無いクセに書いた」と告白されていて、すげ~!と思いましたっけ(笑)

事実と一文もたがわない文章じゃないと認めない、あるいは時代考証などのミスをチェックして批判することを喜びとしているような方もいらっしゃいますけど、それを超えた”創作のエネルギー”を味わう方が、幸せな読み方だと思います。
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「生きられるかどうか」を賭けた男。

2009年06月05日 15時35分42秒 | 日常
自分の“寿命”を賭けた末期がん患者、今年も勝利でさらに賭けを延長。 | Narinari.comより引用

 英国で末期がんと診断された59歳のある男性は、ブックメーカーと設定日まで「生きられるかどうか」を賭けた。

今年も賭けはマシューズさんの勝利で終わったが、新たに2010年6月1日までの賭けも実施。ウィリアム・ヒル社は、今度の率を100対1に設定している。マシューズさんはこれまでに勝った賞金を、いくつかのがんチャリティー機関に寄付しているそう。その理由を「どうせ私は死ぬんだからお金は必要ない。だから使うにふさわしい場所にお金が行ってるんだよ」と話す。

ウィリアム・ヒル社の広報は英BBCに対し、「こんな賭けは今まで受け付けてなかった」と明かしている。でも、「彼は『病気と闘うため』と粘り強かったので、賭けを受け入れた」そうだ。そしてこの広報担当者は、「30年仕事をやってきたが、客に1万ポンド(約157万円=過去2回分)払って嬉しかったことは初めて。でも、私は来年も1万ポンドを支払うと信じてるよ」と、マシューズさんの勝利に期待を寄せている。

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 どうせなら、私もこういう風に命を使いたいな。
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「世界の7つの海底遺跡」 浪漫だなァ。

2009年06月05日 10時22分48秒 | 日常
らばQ:歴史と共に眠る…世界の7つの海底遺跡より引用

1. クレオパトラの海底宮殿(エジプト)
2. ポート・ロイヤル(ジャマイカ)
3. マハーバリプラムの7つの寺院(インド)
4. 与那国島(沖縄)
5. Pavlopetri(ギリシャ)
6. ドワールカ神殿(インド)
7. 失われた村(カナダ)

*リンク先で、それぞれの遺跡の画像と解説が見れます。

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 1と2と4は知っていましたが、あとは全然知りませんでした、いや~嬉しいなァ。6のように「本当の聖地は海の底にある」と言われたら、燃えるよねぇ。でも、7のように、人工湖の為に海に沈んだ村というのは、どこであっても哀しいですね。
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