次男の運動会で親子綱引きに参加したら、一日半たってから左二の腕が痛くなってきました、ムキーッ!
子どもたちの演目を見つつ、普段あまりお会いした事の無いお母さんたちと、いろいろお話してきたんですが、ちょっと引っかかる話しがありました。
次男と同じ部活のお嬢さんなんですが、お父さんに面と向かって「大嫌い」と言うそうなんですよ。小四の弟君もしかりなんだそうですが、それに対してお母さんが「言わなきゃ伝わらないんだから、良いと思うの」と仰ったのが、心に引っかかるんです。
確かにそうなんだけど、「大嫌い」と言われたお父さんの気持ちを考えたら、辛いですよね?そのお母さん曰く、旦那さんはお子さんと接したかがよく判っていない人だから、ちゃんと気持ちを言い合って、ぶつかった方が黙っているよりは良い、と仰るんです。
でも、家族に嫌いと言われるお父さんの気持ちを、お子さんが想像できないのは、私は嫌だなと思ったんです。
私も、何度も「言わなきゃ気持ちは伝わらない」という状況で、黙った居たために痛い目に遭って来たんですが、それでも、「こう言われたら相手はどう思うだろう」という思いは、無くせません。
お子さんに、お父さん嫌いと言わせるままにしないで「お父さんはこういう風にしか言えないんだよ」とか「子ども達はこう受け止めているんだから、お父さんも言い方をかえたら」とか、お母さんの役割ってあると思うんです。そのお父さんは三交代制のお仕事で、お子さんと接する時間が少ない事、お母さんとひとまわり歳が違う事、お爺さんが遠洋漁業の船乗りさんでお父さん自身が”父親”の思い出があまりない事などもあって、どうも「お母さん&子ども対お父さん」という図式になっているようでした。
ただ、私は(子どもの頃は)そうやって両親とぶつかった事が無いから、こう感じるのかもしれないなと、その時は黙って聞いてきました。もし、親御さんと子どもの頃からずっと葛藤がある人なら、私とは違う受け止め方をするんだろうなと。
人生の先輩である、満天様のブログ「
小人達が笑う部屋」の、この『漢字の読み方(継母)』のお話ですが、年寄り相手に大人になって判らなきゃと思う反面、やっぱり辛い記憶がある限り受け入れられないんだよなぁ、と自分の身に置き換えて拝見しました。
うちのおばあさんが亡くなる前は、もう誰が誰だか判らない状況になってましたが、もうちょっと分別がある頃に、「おかあさん、ありがとうなぁ」と何度か言われました。これね、本当に良い歳をして心が狭いと言われればごもっともなんですが、十年以上ここに書けないような酷い言葉や態度を受け続けてきた身としては、素直に頷けたことはありませんでした。亡くなってから百日過ぎた、いまでもです。相手は、もうそんな事忘れちゃっているんですよ。それが判っていても、人の心って簡単にはいきませんね。
満天様は、
>「継母」という言葉が「ママハハ」になり、「ケイボ」となるように 人と人との繋がりや、生き様も、その年代によって変化するんだの それもまた、人生なり。人生って、オモシロイね~(笑)
と締めくくっておいででしたが、私はまだそう受け入れるには時間がかかりそうです。
先のお嬢さんが、十年三十年と歳を重ねて、親となり妻となった時に、お父さんに投げつけた言葉の重さを、考えられる人になって欲しいと願います。