「gooメンテナンスのお知らせ」を書いておいて、内容をよく理解していなかったです(凹)KGR様に教えて頂くまで、書き込みも閲覧も出来ないと思ってました。拙宅は、皆様の優しいお心でできております。 
○S・キング 『夕暮れをすぎて』 (文春文庫)
S・キングの書く「恐さ」を例えるなら、「雑踏の中で、他人とぶつかった感じ」と言えばいいかも。何事も無く通りすぎることもあり、そこから途方も無い因縁に巻き込まれるとか、ぶつかったという不快感から一日気分がよろしくないことが次の何かを生み出すとか、ひとつの何気ない出来事から無数の可能性が生まれる、そんな身近な空気をS・キングの作品を読むと感じます。
「ジンジャー・ブレット・ガール」や「ハーヴィーの夢」は、いつもの日常から何かすこし踏み外れた時の恐さが、静かに進んでいくのを体験できて、何かの手引書の様に読んでしまいます(苦笑)
私がS・キングの作品を好きなのは、「もしかしたら、自分に起こるかもしれない出来事」の手引書だからかな。ひたひたと足を濡らす水みたい。
○スチュアート・M・カミンスキー編 『ポーに捧げる20の物語』 (ハヤカワ・ポケミス)
「ポー生誕200周年記念アンソロジー」だけあって、トマス・H・クックやエドワード・D・ホック、ピーター・ラヴゼイやドン・ウィンズロウなど、そうそうたる顔ぶれの作家陣なのに感動しました。そして原典というか、元になっているの話はアレだよな~と思い出しながら読むと、なおそのアレンジぶりが愉しめるという、二度美味しいお話になってます。私はあんまりポーの作品には魅了されなかったんですけど、後の作家さんに与えた影響って大きかったんだなぁと、今更ですが思いました。
○P・D・ジェイムズ 『秘密』 (ハヤカワ・ポケミス)
作者のP・D・ジェイムズは、今年で90歳ですって!ひゃ~(笑)相変わらず、それぞれの登場人物には、それぞれ表も裏もあり秘密もあった・・・と、折り重なって複雑になっていく人間模様に、この作家さんの作品を読む醍醐味を感じました。436Pという厚さが気にならずに読めて、しかも何度も読み返してしまうって、やっぱり作品が奥深いからでしょうね。
○太朗想史郎 『トギオ』 (宝島社)
正直に言いましょう、途中で挫折しました。さっぱり頭に内容が入ってこないんですよ。第八回「このミス」大賞作品二作のうちのひとつなんですけど、だめだったな~。きっと好き嫌いが極端に分かれるんじゃないでしょうか。
「このミス」が、”面白い作品、新しい才能を発掘・育成するシステム”というスタンスならではの受賞作品でしょうね。

○S・キング 『夕暮れをすぎて』 (文春文庫)
S・キングの書く「恐さ」を例えるなら、「雑踏の中で、他人とぶつかった感じ」と言えばいいかも。何事も無く通りすぎることもあり、そこから途方も無い因縁に巻き込まれるとか、ぶつかったという不快感から一日気分がよろしくないことが次の何かを生み出すとか、ひとつの何気ない出来事から無数の可能性が生まれる、そんな身近な空気をS・キングの作品を読むと感じます。
「ジンジャー・ブレット・ガール」や「ハーヴィーの夢」は、いつもの日常から何かすこし踏み外れた時の恐さが、静かに進んでいくのを体験できて、何かの手引書の様に読んでしまいます(苦笑)
私がS・キングの作品を好きなのは、「もしかしたら、自分に起こるかもしれない出来事」の手引書だからかな。ひたひたと足を濡らす水みたい。
○スチュアート・M・カミンスキー編 『ポーに捧げる20の物語』 (ハヤカワ・ポケミス)
「ポー生誕200周年記念アンソロジー」だけあって、トマス・H・クックやエドワード・D・ホック、ピーター・ラヴゼイやドン・ウィンズロウなど、そうそうたる顔ぶれの作家陣なのに感動しました。そして原典というか、元になっているの話はアレだよな~と思い出しながら読むと、なおそのアレンジぶりが愉しめるという、二度美味しいお話になってます。私はあんまりポーの作品には魅了されなかったんですけど、後の作家さんに与えた影響って大きかったんだなぁと、今更ですが思いました。
○P・D・ジェイムズ 『秘密』 (ハヤカワ・ポケミス)
作者のP・D・ジェイムズは、今年で90歳ですって!ひゃ~(笑)相変わらず、それぞれの登場人物には、それぞれ表も裏もあり秘密もあった・・・と、折り重なって複雑になっていく人間模様に、この作家さんの作品を読む醍醐味を感じました。436Pという厚さが気にならずに読めて、しかも何度も読み返してしまうって、やっぱり作品が奥深いからでしょうね。
○太朗想史郎 『トギオ』 (宝島社)
正直に言いましょう、途中で挫折しました。さっぱり頭に内容が入ってこないんですよ。第八回「このミス」大賞作品二作のうちのひとつなんですけど、だめだったな~。きっと好き嫌いが極端に分かれるんじゃないでしょうか。
「このミス」が、”面白い作品、新しい才能を発掘・育成するシステム”というスタンスならではの受賞作品でしょうね。