朝のNHKニュースでも、今年の本屋大賞をとりあげていたんだけれども、その中で、ビブリオバトルやネット上での書評を参考にする人の話を紹介していたんですね。で、それはいいんだけど、どうにも「ためになる本選ぶ」ことを良しとしているのに、カチンときてしまった。
”せっかく本を読むんだから、面白い本を読みたい”という気持ちがあるのはわかるんだけど、読んだ時間の無駄になったと感じるのも、面白い!と思うのも、読んだからこそわかる大事なことだと思うんです。たとえ世間の評判で、B級だ駄作だ言われても、自分が何かを感じるものがあったのなら、それは「自分にとって、ためになる本」でしょう?人に勧められて読んだけど、ちっとも面白いと思わなかったとか、自分の価値観や世間の評判の差とかを見つめるのに、いろんな作品を読むのは、大事な積み重ねだと思うんです。確かにどんな風に本を読むのは自由だけれど、そんなくくりを作って読む作品を狭めてしまうなんてもったいない!と思う私は、またもや少数派なんでしょうか。
私は書評を読むのが好きで、「自分はこう読んだけど、この人はこんな風に感じたんだ」とか「こういう感想を持つ人も居るんだなァ」とか、「この人はこう書いているけれど、自分が読んだらどうかな?」と参考にすることが多々あります。でも、あくまで参考であって、価値を決めるのは自分だと思ってます。
★【2014年本屋大賞】和田竜氏『村上海賊の娘』に決定(ORICON STYLE) - goo ニュース
肝心の本屋大賞についてなんですが、ここ何年かの候補作のピックアップや受賞作の傾向で、私的には「賞」として評価がすっかり下がってます。3回目くらまでは良かったんだけどなぁ。
今回の大賞作品の和田 竜さんの『村上海賊の娘』は、銀行の待ち時間で雑誌連載を何話か読んだだけなんですが、エンタメ的には抜群に面白いので、燃える展開が読みたい人には良い作品じゃないかなと思います。
”せっかく本を読むんだから、面白い本を読みたい”という気持ちがあるのはわかるんだけど、読んだ時間の無駄になったと感じるのも、面白い!と思うのも、読んだからこそわかる大事なことだと思うんです。たとえ世間の評判で、B級だ駄作だ言われても、自分が何かを感じるものがあったのなら、それは「自分にとって、ためになる本」でしょう?人に勧められて読んだけど、ちっとも面白いと思わなかったとか、自分の価値観や世間の評判の差とかを見つめるのに、いろんな作品を読むのは、大事な積み重ねだと思うんです。確かにどんな風に本を読むのは自由だけれど、そんなくくりを作って読む作品を狭めてしまうなんてもったいない!と思う私は、またもや少数派なんでしょうか。
私は書評を読むのが好きで、「自分はこう読んだけど、この人はこんな風に感じたんだ」とか「こういう感想を持つ人も居るんだなァ」とか、「この人はこう書いているけれど、自分が読んだらどうかな?」と参考にすることが多々あります。でも、あくまで参考であって、価値を決めるのは自分だと思ってます。
★【2014年本屋大賞】和田竜氏『村上海賊の娘』に決定(ORICON STYLE) - goo ニュース
肝心の本屋大賞についてなんですが、ここ何年かの候補作のピックアップや受賞作の傾向で、私的には「賞」として評価がすっかり下がってます。3回目くらまでは良かったんだけどなぁ。
今回の大賞作品の和田 竜さんの『村上海賊の娘』は、銀行の待ち時間で雑誌連載を何話か読んだだけなんですが、エンタメ的には抜群に面白いので、燃える展開が読みたい人には良い作品じゃないかなと思います。