What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

切手に残った唾液から身元が判明。お家に還れて良かったなぁ。

2014年04月17日 10時08分34秒 | 日常
 以前読んだ漫画で、ある日突然としてアレルギーの症状を起こして倒れた少年が居て、調べても何の食材が原因なのかわからずにいたら、その子が懸賞に応募するハガキをだすのに、何十枚も切手を舐めていた為だったというお話がありました。ちょっと古いミステリー小説でも、他人を殺してすり替わる殺人犯を罠にはめるのに、友人に宛てた手紙の切手からDNA鑑定が出来たといって自白させるのを読んだ事があります。

「切手の裏を舐める」という発想は、今はシールになっている便利な切手があるし、郵便局やコンビニなどでは湿らす台(?)を置いてあるし、なかなか思いつかないものかもしれません。しかしDNA鑑定するのに、何年前の物まで検査に反応するんでしょうか?保管状況などにもよるんでしょうけれども、裁判の証拠に普通に使われる様になってきているし、有効と思いつつも怖い気持ちもちょっとおきますね。

科学の進歩と可能性を駆使して身元を探して下さった、警察の皆さんのご苦労がしのばれます。おばあさんがお家に還れて、本当に良かったなぁ。


★「yomiuri online / 決め手は切手に残った唾液…被災女性の身元判明」
( http://www.yomiuri.co.jp/national/20140415-OYT1T50221.html?from=ytop_ylist )より引用

 宮城県警は15日、東日本大震災の身元不明遺体のうち、同県石巻市の無職女性(当時85歳)の身元が判明したと発表した。女性が出した手紙の切手の裏に残った唾液と、遺体のDNAが一致したことが決め手となった。

県警身元不明・行方不明者捜査班によると、遺体は2011年4月3日、女川湾沖で見つかり、同月13日から同県塩釜市で安置されていた。DNA鑑定では、女性の姉妹2人が提供した試料とは完全に一致しなかったため、県警は女性の親族から、女性が10年頃に出した手紙3通を入手。再鑑定を行った結果、3通全ての切手裏に残った唾液と一致した。女性のDNAには突然変異した部位があったため、同じ両親から生まれた姉妹とも完全に符合しなかったという。

遺骨は14日、親族に引き取られた。同班は「非常に珍しいケースだったが、遺族にお返しできた」と語る。これで県内の身元不明遺体は28人分となった。

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コメント
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