What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

新聞を読むのを止められない理由。

2016年11月19日 19時05分24秒 | 日常
 イオンとやまやのボジョレーを飲んだんですが・・・・香りが無くて、酸味があって、トータルすると美味しくないかも。 来年また期待しましょう。



 この投稿を読んで、筆者さんが少しでも長くご自分の時間をお元気で過ごされますよう、心から願わずいられませんでした。

☆「河北新報 2016.11.18 ティータイム」より引用

「介護の後」 相原 昭子(塩釜市 商業 71歳)

 「お金持ちになったら何がしたい?」と息子に尋ねられたことがある。「上ずしを2人前食べたい」と答えた。20年も前の話。

(中略)

 一晩に12回も起こされる日もあった母の介護を約20年続けた。3年前に102歳で旅立った母に涙も出なかった。その後、ふとわれに返るといつの間にか、加齢で食が細くなり1人前のすしも全部食べられなくなった。膝が痛くて歩くのがつらくなった。旅どころではなくなった。

もともと出不精の私はテレビの旅番組で満足している。とはいえ介護という重荷がなくなった今、気が付くとこたつに入って居眠りをしている自分がいる。この自由、何と幸福なのだろう。息子に介護させないよう膝のリハビリに励みたい。

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新聞を読むのを止められない理由は、ときどきこうやって心にずしんと響く文章に出会えるからです。

先日も、震災についての特集の中で、自分と同じく被災された方が仰った「信じる前に、確かめよ」という言葉が、震災に遭った自分の愚かさを言い当てられたようで、頭から離れなくなりました。「津波なんかここまで来ない」という言葉を鵜呑みにして、全てに考え足らずだったことは、いまもなお悔やまずにはいられません。
コメント
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