風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

京極夏彦 『邪魅の雫』 4

2006-10-31 18:56:28 | 

「僕にとってお前はただの下僕だし、世の中にとってお前はただのお調子者だ。それでいいのだ。そして世の中にとって僕は探偵だが、僕にとって僕は僕なのだ」
「それじゃあ―――」
今回のことは。
「お前のことはお前の中で決着を着けろ。僕のことは―――僕が決着をつける」

(京極夏彦『邪魅の雫』p666)


榎さんも、殆ど出番はなかったけど良かった!いつもとちょっと違う面も垣間見れたし。やっぱり魅力ありますねー。
最後のシーンの榎さんが、私はとても好き。