風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

中原淳一 『しあわせの花束』 3

2012-10-20 01:04:31 | 




思い出とは、過ぎ去ったある日のことを、何かの折にふっと思い出すだけのことだとしても、それは、皆あなたの過ぎ去った日の生活なのだということを考えてみたことがありますか?あなたの過ぎ去った日の生活が、そのまま胸によみがえって来るのが思い出なのです。ですから、今あなたたちが何気なく過ごしている毎日の生活も、やがてこれから幾年、幾十年過ぎた日に、思い出となって返ってくることにもなるのです。


(中原淳一 「ジュニアそれいゆ 1956年5月号」より)