先日パリであったラトル指揮ベルリンフィルの第九のチケットは、10~140ユーロ。最安席は10ユーロ。
http://philharmoniedeparis.fr/en/activity/concert-symphonique/15138-berliner-philharmoniker
ソリストまでほぼ同じものが、来年の東京のサントリーホールでは2万~4万5千円(そして合唱は日本の方々)。最安席は2万円。
http://www.fujitv.co.jp/events/berlin-phil/outline.html
パリの最高席より高いなんて。。。。。。。。。。。。。。。。。。これを異常と言わずして何と言おう。。。。。。。。。。。。。。。。
そんな来日オケぼったくり王国日本ですが(どっちが原因かはわからんが)、もしこういうピアノ協奏曲の演奏↓が確実に聴けるとわかっていたら、私は迷いなく払いますよ。ぼったくり来日値段とわかっていても。
指揮×オーケストラ×ピアノの全部が完璧に自分の好みのピアノ協奏曲って、最初に簡単に出会ってしまったからいつでも出会えるものかと思っていたら(ピアノ協奏曲とはああいうものだと思っていた)、どうやらそう単純な話ではないようだと、そんな気がしている今日この頃。。。
ペライア×ハイテインク×コンセルトヘボウ
音って目には見えないものじゃないですか。
なのに人間というのは、最初はなんにもなかった所からこれほどまでに美しいものを生み出すことができるんですねぇ。世界の、人間の美しさを教えてくれる人達に、ただただ感謝。
「一流なのは作曲家であって、指揮者は自分が二流であることを自覚すべきです」と先日の来日時にハイティンクは言っていたけれど、私のような凡人にはやっぱり指揮者や演奏家といった人達も一流としか思えませぬです。
これ、ハイティンクの80歳の誕生日を祝った定期演奏会の映像なんですね。ロンドンで聴いたちょうど半年後。
エミール・ギレリス×ヨッフム×ベルリンフィル
ギレリスは鋼鉄のピアニストと呼ばれているそうですが、この演奏が私はとても好きなのです。ヨッフム&ベルリンフィルの演奏も、まるで音から風景が浮かび上がってくるよう。
とてつもなく美しいのにどこか温かな実直さも感じさせるところが、上のハイティンク&ペライア&コンセルトヘボウの演奏と通じるように感じるのです。生で聴きたかった!
と全く意識しないで並べたけど、シューマンとブラームスですね。ちょっと感慨深い。
と、youtubeからばかり聴いていては申し訳ないので、CDを買ってみました。
『マレイ・ペライア CD+DVD 全73枚 BOXセット』
いきなりそれかい^^;!って感じですけど。
だってだって、あまりにも、あまりにも安かったのだものーーーーーーーー。これでたったの9,722円!誘惑に勝つことなんかできなかった。。。。。
しかも276ページの豪華オールカラー・グラビア写真集付き☆
すみません、嘘です。解説書付きです。輸入盤なので英語ですけど。
アバドやハイティンクとの協奏曲ももちろんありますよ。でも上のコンセルトヘボウのDVDはないの あちらはSONYじゃないのね。ブルックナーも聴きたいし、仕方ない、買いますか。1枚でこのBOXセットの半額以上ですけど・・・。
※発売時のThe Telegraphインタビュー
アマゾンを散策していたら、こんなん↓も見つけてしまった。
『Bernard Haitink: The Symphony Edition Box set』
ハイティンクのマーラー、ブルックナー、チャイコフスキー、ブラームス、シューマン、ベートーヴェンの交響曲全集が全て収録されているCD36枚セット(オケはいずれもコンセルトヘボウ)。これでたったの一万円前後。本も音源もハードは不要な時代なのでしょうかねぇ。
演奏会と違って輸入版CDは海外値段と大差なく手に入るのが嬉しいわ。
欲しい。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。