風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

ANAの『おうち機内食』

2021-03-06 22:27:02 | 旅・散歩



【ANA's Sky Kitchen】おうちで旅気分!!ANA国際線エコノミークラス機内食 メインデイッシュ まんぷく3種詰め合わせ 12個入り

ANA国際線エコノミークラスで実際にお客様にご提供実績のあるお食事です。機内では、客室乗務員がお食事の時間に合わせてギャレー(厨房)のスチームオーブンで加熱調理し、お客様にお届けしています。

鶏もも唐揚げ油淋風ソース ×【4個】
シーフードドリア ×【4個】
ビーフハンバーグステーキ ×【4個】

機内食を製造・販売する株式会社ANAケータリングサービスがお届けいたします。

というものを、頼んでみたのです。
ニュースで見たときは「わざわざ地上で機内食を食べたいとは思わないなあ・・・」と思ったのだけど、次はいつ海外に行けるかわからない家族に食べさせてあげたかったのと、一度くらい試してみるのも楽しいかも、と。
お値段も手頃で、クール便の送料込みで9,000円(税込)。
早速今日のお昼にハンバーグステーキを食べてみたのですが、これは、、、予想よりずっと美味しい
機内食と同じサイズなので大きくはないですが、ランチのメインとしては十分。近所のテイクアウトも同じくらいの値段でそれほど美味しくないことを思えば、これはアリ
私は海外に行く時は海外の航空会社を使う方が良くも悪くも異文化を体験できて好きなのですが、単純にサービス面だけでいうとANAがベストだと思っています。コロナ禍で大変だと思いますが、踏ん張ってほしいですね。

さて。
ランチの写真をただ載せるだけでは芸がないので、妄想旅行風にしてみました。現地空港に到着するまでの片道ヴァーチャルフライトをお楽しみください 写真は複数のフライトをミックスさせてますが、記載のないものはポーランド航空です。



地元駅5:43発の成田エクスプレスでしゅっぱ~つ


車内は空いていて快適






成田空港第一ターミナルの出発ロビーに着きました。
まずは電車の事故や遅延なく到着できて一安心。


案内板でチェックインカウンターと搭乗ゲートを確認し、チェックイン。
現金も少し両替しておきます。


出国審査を済ませ、免税店を覗いたりしながら、搭乗口へ。


定刻どおり離陸することを、再度確認
しかしこの出発便の過密状態はすごいですよね
ヨーロッパ方面だけでも、チューリッヒ便とワルシャワ便が5分違いだし、その後も10:50ブリュッセル、11:00デュッセルドルフ、11:10コペンハーゲンと続く。第二ターミナルや関空からも同時刻に沢山飛んでるはずだし、空の上は飛行機の網の目状態なのだろうな。


搭乗口に着きました。


自分が乗る飛行機をパチリ
ワタクシ、飛行機が大大大の苦手なので、このときはいつも「頼んだよ。君に全てがかかってるんだ。お願いだから無事に私を現地まで運んでおくれよ」と心の中で飛行機に話しかけています(マジです)。


離陸
このときの私はいつも時計を睨みつけて、”魔の11分”(=最も墜落事故の多いといわれる離陸後3分と着陸前8分)をはかっています(マジです)。時間が過ぎるのが永遠のように長く感じられます。正確には、飛行機がメイン滑走路に入ってエンジン音が変わった瞬間から、手に汗握って神に祈っています。
ちなみに乱気流のときは『天空の城ラピュタ』のシータの「人は土から離れては生きられないのよ!」という声が聞こえてきて、飛行機に乗ってしまったことを毎回後悔します(マジです)。
※ヴァージン・アトランティック航空


水平飛行に入ってシートベルト着用サインが消えると、ようやく少しだけホッとします。
離陸前からぐーすか寝ていられる人達が羨ましいかぎりです。


ヨーロッパまでの飛行時間は約12時間。先は長い。




まずは、飲み物とスナックのサービス。
※ヴァージン・アトランティック航空


離陸後1時間半くらいすると、美味しそうな匂いが漂ってきて、食事のサービスが始まります。
私にとって機内食は、長時間のフライトの中の一番の楽しみです。


じゃ~~~~~ん
お待たせいたしました。ようやく「おうち機内食」の登場です
ANAの「おうち機内食」をメインディッシュに、国際線エコノミークラスの機内食の雰囲気を再現してみました。
食器とか色々ツメが甘いですが、これが限界。紫のカトラリーは、ヴァージン・アトランティック航空を意識しました。
ちなみに右上にあるのは「きゅうりとホヤの酢の物」です。機内食では絶対に出ないメニューです。前夜にホヤを解凍しちゃったので(冷凍ホヤは銀座にある岩手のアンテナショップで購入しました。新鮮で美味しくてオススメです
グラスの中身はスプリッツァー、と書くとお洒落だけど、白ワインの炭酸水割りです


蓋を取ってもソースがぐちゃっとなっておらず、美しいまま さすがはANA。
お肉も、ソースも、ライスも、付け合わせのお野菜も、パーフェクトな美味しさでした


数年前に日本から撤退してしまったヴァージンエアは食事はイマイチだったけど、軽食は充実していた記憶が。これは食後に配られたフルーツのパンナコッタみたいなデザート。
※ヴァージン・アトランティック航空


成田を出てから、3時間半。
ロシア上空。
次第に夜の帳が下りはじめます。
※ヴァージン・アトランティック航空


ワタクシは飛行機が苦手なのと、あの常に聞こえているゴォォォォォという音で、フライト中に熟睡できることはまずありません。
※ニュージーランド航空


乱気流のたびにドキッとしてしまうので、映画を観ていてもストーリーが頭に入ってこない
※ニュージーランド航空


なので基本的にディスプレイはフライトインフォメーションの画面にしておいて(好きなんです)、ウォークマンで音楽を聴いたり、旅行先のガイドブックを読んだりしながら、ダラダラと過ごします。


成田を出てから、5時間半。
ようやく半分近くが過ぎました。
まだまだロシアの上ですね。


この照明を落とした時間に静かに配られるお水が好きです。「water? water?」っていうアレ。
CAさんのところに行ってドリンクと夜食をもらうのも、私のマスト
飛行機は大嫌いだけど、この時間は好きです。
夜中に誰かが起きている気配を感じる安心感、みたいな。わかりますかね?
そして真っ暗な中でゴォォォォという音を聞いていると、「いま地球の上を移動してるんだなあ」と感じます。


ヴァージン・アトランティック航空の軽食。


成田を出てから、10時間弱。
窓からそっと外を見てみると、一面の雪山。道路や町(というか村?)の灯りも少し見えます。『雪の女王』の物語みたいな景色。
こんなところにも人が住んでいるのだなあ。
地図を確認すると、北欧の上空あたりでした(これはロンドン行きの写真なので、ワルシャワ行きよりも北を飛んでいます)。
※ヴァージン・アトランティック航空


夜が明けました。
窓のシェードって、到着の結構間際(2時間前くらい?)まで上がりませんよね。いつも、もうすぐ着いちゃうのにと心配になります。なんとなくCAさん達が動き始めて、いい匂いがしてきて、「朝食の準備をしてるんだなあ」と感じて、それからようやくシェードが上がる。
ここから着陸までの時間は、食事をして、入国カードの記入もして、と意外と慌ただしいんですよね。
※ヴァージン・アトランティック航空


成田からこんなに飛んできました。
※フィンランド航空


朝ごはんです
飛行機の中では体を動かしてないしお腹は空いていないはずなんだけど、ペロリと平らげてしまう。
※ブリティッシュ・エアウェイズ


着陸態勢に入りました。
高度が下がって、、、窓の外になにやら山が見えてきました。
※ノースウエスト航空


皆さま、12時間のフライト、お疲れさまでした!
無事、ポートランド国際空港に到着しました~~~~~
ってポーランドじゃなくポートランドかい
ええ、妄想旅行なので、成田からヨーロッパを目指してユーラシア大陸を飛んで、北米大陸に到着です(さっきの山はポートランド富士)


こんな風に心置きなく機内食を楽しめるフライトが戻ってくるのは、いつになるのかな。
でもこの記事を書きながら、久しぶりに国際線に乗った気分になれて楽しかったです


【番外編】

これは今はなきノースウエスト航空のシアトル→成田線の機内食の写真なんですが、これまで経験したエコノミーの機内食の中で、このときの機内食が一番美味しかったんです。往路のポートランド行きではスモークサーモンが出て、復路ではシュリンプカクテルが出て。このとき現地(アラスカ)滞在中に、ノースウエスト航空が倒産したんですよ。往路は破産法申請前、復路は破産法申請後。なのにこのときの機内食が最も美味しかったとは、この頃のノースウエストはヤケになっていたのだろうか(笑)


アラスカ航空
は国内線でしたが、早朝便だったせいか朝ごはんが出ました(フェアバンクス→シアトルの4時間弱)。
温かいサンドイッチとコーヒー。海外だと、サンドイッチが温かいだけで嬉しくなりますよね

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