いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

映画『ミレニアム2・3』

2011年02月11日 16時13分39秒 | 俺のそれ
以前にちょっと書いた作品の続編。借りてきたDVDで、2と3を一気観した。

不遇な少女リスベットの人生に数々の苦難が襲いかかる、というのが、非常に痛々しい。

彼女を救い出してくれたのは、最終的には弁護士や裁判官たちだった。
勿論捜査当局の強力な権力があればこそ、ではあるけれども。幾度か窮地を救ってくれたのは確かだし。


社会的地位のある人間たち、実力組織の人間たち、そういう連中が邪悪で結託している場合には、対抗するのが非常に難しいということなのだな。それに立ち向かってゆくリスベットという女性像が、世の中の多くの女性に”強さ”を与えてくれるような気がするのだ。

雑誌社ミレニアムの人間に生命の危機が訪れた時、ジャーナリストたちがどうするのか、という部分も現実世界と同じように感じた。編集長が言った、「責任があるのよ」というのは、本当にその通りだと思った。雇用している記者たちに危害が加えられたら?そう考えるのは、責任者としては当然なのだから。葛藤はあるに決まっている。
ミカエルが「エゴイスト」ぶりを発揮して出版に踏み切ったが、世界中でジャーナリストたちの命が脅かされているのだ、ということは、常に考えていなければならないなと思った。ロシアだけじゃないのだ。最近話題のウィキリークスだけの話でもないのだ。


戦う女性たち―裁判官、弁護士、公安警察、いずれにも登場していたのが印象的だった。リスベットの泥沼からの脱出を支えたのは、そうした女性たちだった。やっぱ、女性は強い。

んー、女房殿には頭が上がりません、といった話とは関係ないよ(笑)。