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普天間基地を奪還できなければ北方領土なんて返ってこない

2011年02月25日 21時56分03秒 | 外交問題
判り切った話じゃないか、こんなの。

こんなことさえも達成できないのに、どうしてもっと困難な北方領土が返ってくるとでも思っているのか。


谷垣総裁は、「日米同盟が揺らいでいるんじゃありませんか」と菅総理に詰め寄るフリをしていたが、そんな生温いことを言っているから自民党はダメになったんだよ。自民党が崩壊していったのは、他でもない、政治家がそんな程度に落ちてしまったからだ。日米同盟が揺らいだ、なんてことを言う前に、日本が米国に受けた仕打ちというものを考えてみろ。大臣経験豊富な谷垣総裁だって、まんざら知らないわけでもあるまい?


ロシアはバカじゃない。というか、日本の政治家なんか比べようもないくらい、抜け目なく、賢いぞ、きっと。
だから、よく見ているんだよ。こっちの様子を観察し、チャンスと見るや、必ず行動し、仕掛けてくるってことなんだぞ。
それが、昨年からの北方領土に対する対応の変化だったんだよ。
日本のおバカな対応を見てりゃ、こりゃ「くみ易し」ということで、やられたんだろ。
尖閣問題での中国への対応を見れば、それは当然だろうな。それだけじゃないだろうとは思うけどね。
米国の日本への対応というのも、勿論そうだ。眼中にない日本なんてのは、今に始まったことじゃない。ダシに使えるなら、それでいいという腹が見え見えだったじゃないの。

従米派の連中がこれまで築き上げた「腰ぎんちゃく」の地位が低下するというので、必死にアピールしていたもののダメだったわけだろう?
所詮、犬は犬なんだろ。

ま、米国がどういう策を仕掛けたのかは判らない。ロシア側に何らかの「材料」を提供した可能性はあるだろうな、と。そうじゃなけりゃ、ロシアがあそこまで積極的に動いてくるだろうか?
そういう可能性というのは、既に書いたことがある。

10年4月>Obama\\'s 10 Days ~鳩山政権の逸機

再掲しておく。
ロシアは、鳩山政権誕生後に日本との関係について新たな何かというものがあるかもしれない、と若干の期待などがあったかもしれない。鳩山の息子がロシアの研究施設にいる、とかいう話題があったくらいだからだ。しかし、鳩山政権の外交無能がここでも遺憾なく発揮され、成果が得られないどころか、1月末の違法操業漁船へのロシア側銃撃事件などでの対処の悪さがあって、日露関係は悪化したと言ってよいだろう。ロシアは日本の方なんて見なくなってしまった、ということだ。

米国としては、こういう時にこそチャンス到来ということになる。交渉進展を図るには好都合だ。イランへの制裁問題というのがあるし、米国としては何とかして新条約の形作りには漕ぎ着けたいという思いがあったであろう。そうすると、例えば「北方領土問題には、米国は一切関知しない、立場も態度も意見も表明しない、日露で直接やっていいですよ」とか約束すれば、ロシアが条約締結に向けて合意を急いでくれなくもない、ということになるわけだ。


米国がロシア側にそうした言質を与えたのかは不明だ。だか、言っても不思議じゃない、ということは思うね。

で、この1カ月後には日米共同声明が出されてしまった。鳩山総理が屈してしまったからだ。
鳩山総理が頑として受けなければ、そうはならなかったんだよ。ルーピーに、この意味が判るか?
外務省のクソどもは、自分たちの利益を優先して巻き返したんだぞ。


それと、内田先生が書いてたのが、「リゾート説」だ。

方便について (内田樹の研究室)


これも、以前に書いた話。

09年3月>小沢発言の「踏み絵」効果

(再掲)
日本の基地の主なものとは、沖縄をはじめとする、米兵への「リゾート地」提供という意味合いでしかないでしょうよ。実際米兵がそう思っていて、そう言っているんだもの。違いますか?
占領軍が長らく留まるのは、極めて特殊な支配地域だけでしょうな。北朝鮮や中国がアブナイ、とか言うのなら、在韓米軍は「日本よりも圧倒的に多く」しなければならない、という話になるのは、普通なんじゃないの?


内田先生の書いている「リゾート」というのは、まさしく「ラスト・リゾート」的な意味合いでしょうけれど、海兵隊にとっての沖縄というのは本当に全世界の中で残された稀少な「ラスト・リゾート」でしょう。

それから、小沢排除がどうしても必要だと判断された最大の理由とは、恐らくこうした思考傾向があるからだろう。だから、危険人物として排除しなければならなかった。それが、小沢の「政治とカネ」というバカ騒ぎの正体だ。マスコミがこぞって「政治資金まつり」を仕掛ければ、当然そうなるだろうな。それほど米国及び従米派の連中は、焦った、ということだろう。

09年9月>沖縄とアフガンは全く違う

(再掲)

米軍の占領下にあった戦後の沖縄は、1972年の返還まで、日本ではなかった。ましてや、米国でもなかった。ただの無法地帯でしかなかった。沖縄住人を虫けらのように扱う、鬼畜に乗っ取られた島だった。面白半分に人間狩りを行って射殺するとか、強姦の獲物を狩るような、米兵のやりたい放題天国だった。彼らを裁くものは、何一つ存在していなかった。日本の法は及ばないのは勿論のこと、米国の法すらも適用されない、完璧な暴力島だった。

米兵の誰一人、戦闘で死ぬことのない「安全な沖縄」にいながらにして、鬼畜の所業を行う米兵たちは沖縄人を殺戮し強姦し、何のお咎めを受けることもなく、リゾート生活を楽しんだのだ。それが、沖縄の真実だ。戦場なんかではないぞ。



沖縄がリゾートだったのは、今にはじまったことではない。
海兵隊にとって、ずっとそうだったんだよ。そして、米国も米国マスコミも、そうした事実をずっと隠蔽し、日本国民にも米国国民にも知らせずに来たんだ。
戦争が終わってでさえ、地獄が待っていたんだぞ!
沖縄の人々は、この抑圧に何十年も耐えてきたんだぞ!


ああ、それから、バーレーンの基地ね、今後どうなるか見ものだわ。

給油活動停止後の世界


07年11月>給油利権も色々あったんですね

08年1月>続・本当に議論したと言えるのか~特措法のこと


これもオレの呪い効果?、でしょうか??(笑)

Curse of the Futenma