いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

大臣の失言ハンター

2012年05月13日 14時29分39秒 | おかしいぞ
柳田法務大臣を辞任に追い込んだのはマスコミだったわけだ。
発言内容を殊更問題視して、気に入らないとか操縦できないとか、そういう大臣は首を挿げ替えられるんだろ。

そういうことを書いた(http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/7107e9c0ceed812a351d9844a32f177c)途端に、この記事だ。

>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120512-00000149-yom-pol

小川法相は11日、母校の立教大学(東京・池袋)で行われたシンポジウムに出席し、「(裁判官をしていた)3年間は退屈でもったいなかったが、選挙の際、『元裁判官』ということで大変に評価が高く、全てを取り返した」と述べた。国民に裁判員への負担を求める中、裁判官の仕事を軽んじ、選挙の際に肩書を利用したとの批判を浴びそうだ。

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読売さんは、非常に分かり易い。
柳田大臣ばかり攻撃したわけではないよ、というアリバイ作りですかな。

上の10日のブログ記事では、
10年9月以降の法務大臣は柳田さんだったが、何故か不用意な発言をバッシングされて辞めさせられた。その後は仙谷官房長官が兼務した。これは、どういうことなのでしょうかねえ?
と訝ったりしませんかね。

と書いたわけである。

そうしたら、小川法相だって攻めるよ、というわざとらしさ。
柳田大臣の時には、しつこく繰り返し繰り返し映像まで流してたでしょう?


まあいい。
これまでにも、幾度か指摘してきたわけで、何度も書かないと気付いてくれないということだろうねえ。
11年10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/38caab8842816ef78938a7be10ae108a

政治家たちは、マスコミによって、いくらでも差し替えられるのである。つまらない失言問題とか、そういうものによって、簡単に排除できるのである。それを可能にするのは、マスコミの暴走だ。
例えば、柳田大臣や鉢呂大臣が簡単に排除されたのは、そういう結果に過ぎない。


10年12月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3d18c56765bcabdb8b7288f4fd607679


10年11月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/9b7b9c0ad36280172b71d9585a5a487c

『これはどういうことかというと、そこまで「手駒」の連中が浸透している、ということなのだよ。そこかしこに浸透している、ということなんだよ。それを駆使すれば、政治家を排除する為の手というのは、いくらでも「生み出せる」ということだ。味付けの最も重要な部分は、マスコミの煽りである。報じ方、見せ方、ということである。
法務大臣が、うっかり「あの捜査はどうなってる」だの、「検察の掴んでる情報をもっと教えろ」だの言おうものなら、内部から撃たれる、ということになるのかもしれない。バカな(フリができる)人間か、相手側に与して操り人形になりきるか、どちらかということなのであろう。


拙ブログでいくら断片から警告をしても、多くは何らの注意も向けてはくれない。そんなことがあるわけがない、と一蹴するだけだろう。それこそが落とし穴なのですよ。いくら言っても、何をバカなことを、と思うかもしれませんがね。


自民党が自見大臣の答弁が不十分だとかいう問責決議だのって言ってたが、小泉政権下での南野大臣の時に散々嗤って見てたであろう?
あれで答弁が十分だった、なんて言える人がいるなら、出てこいよ。
それでも、当時、法務大臣を更迭させたりしなかっただろう?


つまりは、狙い撃ちなんだよ。
そういう奴らが蠢いているということだ。


辛くも問責を免れた自見大臣が「問責閣僚を切れ」と要求

2012年05月13日 13時48分11秒 | 政治って?
なんじゃ、これは。

>http://www.sanspo.com/geino/news/20120513/pol12051305020000-n1.html

野田佳彦首相(54)=民主党代表=は12日、公邸で国民新党代表の自見庄三郎金融相(66)と会談した。自見氏は消費税増税関連法案の国会審議に関し、「障害を取り除くぐらいの決意と迫力でやってもらいたい」と述べ、参院で問責決議を受けた田中直紀防衛相(71)と前田武志国土交通相(74)の辞任を要求した。
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自らが問責一歩手前だったのに、立場が逆転すると人が変わったように攻撃するということだな(笑)。謀叛人がデカい顔をして、連立政権の党首として振る舞うのは、羞恥を知らぬ人間の業としか思えないわけだが。

3月末>http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120328/stt12032822570010-n1.htm

田中大臣の問責に続いて、「問責ドミノ」とかいうヘンな戦術で、自見大臣にも問責を出すと言っていたんじゃないですか(笑)。
この記事によれば、
一方、自公両党は会談で「今国会中に衆院解散・総選挙に追い込む」方針を改めて確認した。自見庄三●(=郎の旧字体)金融担当相らの問責決議案提出も視野に入れており、首相の任命責任も追及していく構え。
となっていますもんね。


ところが、前田国交大臣に攻撃対象が移された、というわけ。
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/053328a410dc6cd092ef2e923f599270

どうしてかと言えば、自見大臣は亀井静香を斬った功績で今の地位に留まれたから、だ。見事主君殺しの裏切りを完遂したから、だ。

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/f607adccd4ce790b572c0a656dbcb737
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/017e1d37429a0f72b44865be7b2cc112


そこで、田中大臣以外のターゲット探しが行われた。
丁度いいネタが、前田大臣だったというわけ。原発派から、刺せとかねてより狙われていたことが災いした、ということだな。


で、問責を出すぞと意気込んでいた自民党の石原幹事長とかは、記憶力が乏しい可能性があるわな。だって、3月末時点までには、田中大臣か、自見大臣か、ということで大臣の任に相応しくないと言っていたものを、何故4月になったら自見大臣の問責が消えてなくなるんだよ。
問責をせずともよい、ということになる理由としては、例えば
・自見大臣の能力が僅か2週間程度で向上し改善した
・元から問責を出すというのが出鱈目で脅し文句に過ぎなかった
ので問責を出さずとも良くなった、ということですかな。

まあ、増税の閣議決定の際の署名問題があったわけで、これの圧力をかけることはあり得るわな。で、謀叛を惹起させた、ということだわ。

イジメに遭っていた人が、今度はイジメをする側に回ると、普通の人以上に過酷なイジメをやる、ということなのだろうか。
これはよく分からないが、自民党も出鱈目政党に成り下がった、ということは、よく覚えておくことだな。


それから、公職選挙法違反だか国家公務員法違反だかを言っていたマスコミ他の連中というのは、違法であることに差があるのかね。小沢の政治資金規正法違反でも、前田の公職選挙法違反でも、違法は違法ということなら判るが、小沢だけを徹底的に叩くというのは解せんな。


要するに、マスコミも政治家連中も、ご都合主義、ということ。

わがまま、好き勝手、首尾一貫性なし、二重基準、なんでもござれ、ということだ。



小沢事件を考える

2012年05月13日 12時12分20秒 | 法関係
小沢事件の核心部分というのは、記載のやり方に問題があったのではないか、ということである。記載のやり方というのは、正確無比な事務処理という意味だ。
それは、事実として「正確無比な事務処理ではなかった」ということはあるだろう。けれども、それが犯罪として断罪されねばならない程の違法行為であったのかどうか、ということが気になるわけである。これは、当初の印象からほぼ変わっていない。

2010年1月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0a23078271498e7ce44a4e5488fbc1d3


もっと身近な例で考えてみよう。
国税庁の調査があって、大企業でも何処でも脱税だと報じられたりすることがよくあるわけである。
こんなの>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e31e793751072706f388db4868c81ba7

こういうのを全て摘発して、懲役刑を科すとかにしているのでしょうか?

法人税法159条によれば、
『偽りその他不正の行為により、法人税の額につき法人税を免れ、又は法人税の還付を受けた場合には、法人の代表者、代理人、使用人その他の従業者でその違反行為をした者は、十年以下の懲役若しくは千万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する』
ということですので、不正があったのなら刑事罰を受けることになるのですよね。

法人税法違反の関係者をざっと書いてみよう。
a)法人代表者―とりあえず代表取締役社長Aということにします。
b)経理担当者B
c)経理最高責任者C
d)監査役D
こうなっているとする。

帳簿を付けた行為者は経理担当者Bだ。経理部長のような最高責任者Cは部下Bから「取引X」の記載方法について確認されて、これこれこのように記載せよということで同意を与えていた。社長Aは決算書の了承を取り付けられて、経理部長Cから取引Xについてはこの区分にしました、という説明を受けたが、「それでいいんじゃないの」と言っただけだった。社長Aは決済印を押した。
さて、この決算書を監査役Dも点検し、適正であるという意見を書いて署名捺印を行った。

ここで、取引Xの記載は実際の入金日にズレがあって、収支が不正確であるということで脱税の指摘を受けることとなった。経理担当Bはよかれと思って、そのように記載しただけだ、と言った。経理部長Cも普通だったら、そういう風に記載するものと思ったので、そうしただけと言った。社長Aは取引Xについて知ってはいたが、詳細までは把握しておらず、帳簿記載の正確な処理方法などを知るわけではなかった。でも、決算書を了承したのは事実だった。監査役Dは取引Xについての記載方法は、前後の整合性が取れていればよいということで、そのように記載することを認めた。

最終的に、税額には変更がなかったし、脱税などには該当しないと思っていたのだが、取引Xの記載が実態通りではないということを理由として不正と認定され、法人税法違反であるということで、経理担当Bは逮捕された。経理部長も共謀犯であるとして当然逮捕、社長は了承をしている上、知らないなどということはあり得ないとして共謀共同正犯として起訴。監査役Dも実務に加担したので逮捕、起訴。


小沢事件というのは、大体、こういうことになっているわけである。社長は小沢、逮捕された3人の秘書たちはそれぞれ経理担当者B、経理部長C、監査役Dのようなものだ。

取引Xの記載について、正確ではないことを知っていたか、とB~Dに問い詰めると、そうかもしれない、とは認めていると。そのことをもって、法人税法違反で有罪を科すというのは、社会一般での常識として妥当と言えるのか?
実際の数字自体は、最初と最後は一致しているのであって、途中経過の部分が全てを正確に記載していないことをもって、違法と断じているわけである。しかも、法人税法違反で社長まで共謀とするのは、いくら決算書を了承したからとて無理があろう。


マスコミや自民の石原幹事長なんかの言う、99%真っ黒、というのは、記載の正確性から判断すると「不正確であった、過誤部分は含まれる」ということを認めたというだけをもって、違法であるかのように言っているだけである。

ならば、大企業の法人税法違反は社長以下、全部逮捕・起訴となっているのか?
マスコミの有価証券報告書の虚偽記載は、何故誰一人逮捕されなかったのか?


東京地検特捜部の検事が行った捏造文書の作成は、刑法156条を問われないのはおかしいのではないのか?
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/959476df0723c12776550e684a749719

犯罪を意図していなかった、と言うだけで済むなら、小沢事件にしても同じなんじゃないの?


そもそも検察も最高裁も、犯罪意思・意図の有無など全く無関係に有罪を立証したとして、安易に有罪を確定してきたではないか。
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/6b42017d54c1c5845d2645d94d98de88


貴様らの法の論理なぞ、ただのご都合主義ではないか。
誰よりも法を悪用しているのは、検察や最高裁だ。
お前らは、誰からも断罪されないことをいいことに、自分たちの都合だけで論理を構築し適用し、恣意的に犯罪を仕立てて、有罪を生み出してきたんだろうが。

全くの無実の人間さえも、調書や証拠を捏造して起訴し、裁判官もバカだから全て鵜呑みにして、有罪を確定させ懲役刑が済んでしまった人まで生んでるではないか。冤罪を生んだのは、お前らのような外道の仕業ではないのか。

そういう腐敗し切った検察官や裁判官なんぞ、身内の犯罪には目を瞑り、真の巨悪の犯罪をいくらでも放置してるだろうが。
ウソつき野郎。
恥を知れ。


悪の根源は、検察や裁判所の法曹連中である。利用されるのも、こいつらなんだよ。

ひっくり返される心配がない、そのことにのうのうと胡坐をかいて、自己満足と政治的立場を守ることに汲々とし、法を悪用し欺瞞の論理で誤魔化し続けてきた、それがお前らの実態だ。


怒りで震えそうになったわ。


関係ないが、裁判官の検察交流みたいのを止めるとかいうのが報じられていたが、それは役立つのか?
普通は、相手(検察)側の仕事のやり方とか使われる手法とか、そういう敵の手口を知る(本当は敵ではないが)というのが必要なはずで、どういった仕事ぶりなのかを学ぶ方がいいのではないかと思えるが。
検察の現場に潜り込んで学ぶ意味はあると思うが、妙なコネを作りだしたりして、それを将来の出世とかに繋げていこうというのが間違ってるだけでは。