生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分の心を大切にする、とはどんなことか?

2011年12月16日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
自分の心を大切に扱う方法を知らないと人は生き甲斐を感じなくなります。特に湧いてくる感情に怯えたり抑圧したり逃避したりすると、いつまでも心は自由になりません。人は自由意思を与えられていますので、どんな厳しい環境に追いやられても心の世界だけは何ものにも拘束されない自由な世界を保持出来ます。しかし何かに固執しているのでいつも心の中がざわざわしています。自由意思を駆使して固執から解放させましょう。さて心を大切にするとは「湧いてくる感情の意味を探る事」です。倫理道徳も大事ですが大脳がせっかく何かを感知して沸かせてくれた感情、その湧き出してきた感情におびえることなく、その意味を感知すると、そこに大きな意味があることがわかります。例えば激しい恋愛結婚をした新婚夫婦が数箇月もすると少々飽きてきます。憎たらしいと感じても、その湧き出した感情を抑圧すると、いつしか大爆発して大きなしこりを双方に残します。湧き出した感情の意味を冷静に解釈すると当然の感情だと分かり、相手にその嫌な点を冷静に語れます。大きな爆発の前にきちんと好き嫌いを相手に伝達出来るので大爆発の悲劇を防ぐ事が出来ます。湧き出す感情には深い意味があります。:<悩みの対応は正しいか?:433-3>:

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過去の問題なら、どうするか?

2011年12月15日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
自分の悩みを過去、現在、未来の分類出来た人は幸せです。過去の問題で未解決の場合、その類似問題に遭遇すると過去の傷がストレートに現在の悩みにも重複して反映してくるので二重の苦しみが始まり、かつ、劣等感、自信喪失、逃避現象(問題から目を外らす等)が散見出来るので同じような苦しみが生涯ついて廻ります。理想と現実のギャップが悩みの実態なので、その過去の傷はどんな理想と現実のギャップであったかを冷静に分析してみましょう。理想が少々現実離れであったか、解釈が少々暗い解釈過ぎたのか、この分析だけで相当悩みの量が半減します。どんな人間にも過去の生育史の解釈そのものが自分に都合の良いように解釈する傾向があるので、その傾向に気づくと案外楽になります。楽天的な解釈をする傾向の人は幸福曲線への解釈が出来ますが、暗く解釈する傾向の人はいつまでもストレス曲線上を生きる羽目になります。:<悩みの対応は正しいか?:433-2>:

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悩みの対応は正しいか?

2011年12月14日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
最近、どうもカウンセリングという言葉は敬遠されているようです。国家試験が無い為に実力に相当のバラツキがありその為に権威があまりないのかもしれません。ですから良いカウンセラーと悪いカウンセラーが混在しているのが日本の実情かもしれません。さて社会問題はさておき自分で自分の悩みを解消する為の基礎理論を学び応用して納得し暮らしの中のセルフ・カウンセリングをさりげなくしていくと、いちいち資格などを気にしないで自分と人の為に貢献出来ます。この悩みの解消方法の基礎理論を述べていきます。今日は今、悩んでいるものが過去の傷から生じる不安か、現在直面している問題か、将来への不安か、この3つに分類してみてください。この過去、現在、将来と意識化する事だけで混乱が統合される場合があります。:<悩みの対応は正しいか?:433-1>:

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本当の幸福とは何だろう?

2011年12月13日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
人間は「自分は幸福である」と思いたがる傾向があるので「惨めな自分、不幸な自分、本当に健康的に幸せである自分」を常日頃から識別訓練しておかないと人間性に欠落が生じてきます。生き甲斐追求をする必要がある患者さんでも何故か自分は既に生き甲斐があるので今更必要ではありません、と断言する人もいるくらいです。うやむやな精神生活は人をどんどん混乱型にしていきますので恐れることなく現実を見つめていきましょう。人生は山あり谷あり。表と裏、光と陰、この二つが無いと人は成長していきません。本当の幸福感を追求してみましょう。:<心の病のタイプ:432-5>:

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幸福病とは何だろう?

2011年12月12日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
入院してきた患者さんの中には「自分は幸福なんです」と言い切る人もいます。意識と実態が識別出来ないのですがこの乖離は案外難しい事例です。意識と言葉が違う場合もあれば表層意識と深層意識が違う場合もありますので心理療法は非常に難しくなりそうです。時間をかけて何故、そうなるのか他者分析をしていかねばなりません。ですから平素、自分に正直に生きていかないとこんな状況になつてしまう人もいるわけです。俗称「幸福病」の話です。この意味での幸福病は非常に恐ろしい精神病に近いものなので意識化しておく必要があります。不幸な自分を認識すると退院していくのです。不幸な自分を平然と認めましょう。不幸の反対が幸福なので不幸な自分を認める事は健全な人間へのスタートです。:<心の病のタイプ:432-4>:

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理想で相手を裁く人は?

2011年12月11日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
自分の姿、現実に気づかずに相手を自分の理想で裁く人がいます。理想と現実を識別する現実吟味力が欠落しているからです。自分と相手の混濁(例:母性愛の一部)も色々の悲劇を生みます。子供を道連れに自殺を図る事例の中に時々散見出来ます。このように理想と現実の混濁、自分と相手の混濁、この傾向は精神病になりやすいタイプです。人間誰しもこの傾向がありますから、神経質になる必要はありませんがこの意識化は大事です。:<心の病のタイプ:432-3>:

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相手の感情が読み取れる人

2011年12月10日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
とても心が優しくて相手の気持ち、感情をある程度、正確に読み取れる人、感じ取れる人は精神病にはならないでしょう。人間関係の中で相手が気になり不安感を感じてしまい、その不安感の処理をドライに割りきれないで苦しむタイプの人は不安神経症になりやすいかもしれません。どの程度、その不安感におののくと身体症状が出るか観察する必要があります。眠れない、食欲が無い、なんとなく生きる意欲が無い、というのが身体症状と呼ばれている症状です。この症状が出る程、真面目に考えてはいけません。不安感を処理しないと、いらいらしてきますが、この五感と体感を意識化する修行をしていくとセルフコントロールが上手になります。生活設計の中に生き甲斐をどんどんと取り入れていくことが一番重要です。固執障害が一番自分をダメにしていきますので、楽しみと遊びを適当に取り入れ熟睡を大切にしたいものです。:<心の病のタイプ:432-2>:

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どんな心の病に発展していくのか、その原因は?

2011年12月09日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
一概には言えませんが生育史が違いますので下記の理論が読んで下さる皆様に相応しいかどうか分かりません。遺伝、環境、老化、自律神経、免疫、分泌の6つの組み合わせで発症の姿が違ってもきます。さてそれでは、どう考えたらいいのでしょうか?一番重要な事は五感と体感で今、自分のストレスはどの程度で、どんなストレスなのかを分別出来る知識が必要のようです。この分別の方法について思索します。神経症に発展していくのか、精神病に発展していくのか、人格障害か、はたまた少々変でも正常なのか?この分別について思索します。:<心の病のタイプ:432-1>:

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愛を信じると何が変わるか?

2011年12月08日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
大事な人の愛を信じると何が変わるかといいますと混乱感が激減し生き甲斐を感じて、これからの生き抜いていく方向が安定してきます。心理療法の一番大事にしている「アイデンティティの統合」が完成するからです。アイデンティティの統合が固まると現実吟味力もその方向へ全てが成功するように道を明確に示してくれますし心の無駄な緊張をほぐし、心を自由にしてくれ、のびのびと知恵が湧き出します。愛を信じると混乱が統合されてきますが、この統合が日々の思考、感情、行動を実に見事に働き出します。愛の力は大きいものです。:<生きる喜び:431-5>:

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永遠の生命に既に生きている自分を知る!

2011年12月07日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
サムシンググレートの愛を信じると日常のストレス曲線が苦痛でなくなる現象が信仰の力です。ストレスは嫌なものではなく幸福への試練と解釈するのが信仰の力。ですから信じる者は強いわけです。さらに驚く現象があります。自分の死は一時の通過儀礼であって、そのあとは二度と死ぬ必要のない世界で永遠に幸福に生きていける、というのが信仰の世界ですから、この世で、どんな試練があっても平然と明るく爽やかに生き抜けます。この世に生きている時から既に自分は永遠につながっているんだ、と思えたら怖いものなしです。:<生きる喜び:431-4>:

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サムシンググレートを3Vの法則で思索すると?

2011年12月06日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
DNAの勉強を進めていくと、そこに必ず宇宙創造の話題とともに遺伝子の複雑な設計者は誰か、というテーマが出てきます。神と定義する事が嫌いな人はサムシンググレートと仮称して哲学を進めないと先にいけません。そのサムシンググレートを宇宙の遥か遠い所に住んでいると思わないで人の身体に住んでいる三位一体の聖霊と考える神学者もいます。その聖霊と心の中で自由に語りあう習慣をつけると面白い現象が生まれてきます。つまり神との対話と呼ばれるものです。偉大な哲学者もこの対話をしながらイメージを拡げたりそのイメージを言語化したり、さらには具体的な行動や実験や調査に踏み切りながら成果を出し始めます。この手法を3Vの法則と呼んでいます。ひとつのことをイメージする、言語化する、行動する、この3つです。この法則は心理療法ではしばしば治療に使用し成功します。この手法を毎日使用しているとチャンスに気づき、成功の恵みが増え、イキイキといきている自分に驚きます。重要な知恵です。:<生きる喜び:431-3>:

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騙されたと思って信じてみると?

2011年12月05日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
基本的な信頼感の無い人はいつまでも疑い深い人生、つまりいつも周囲をキョロキョロみながら生活するような人になってしまいます。基本的な信頼感を持てる人には友達が増えてくるし明るい気分になれます。そのようにこれと思う人や神仏を一度信頼してみると思わぬものが見えてきます。比較宗教学を勉強していくと、どんな宗教でも信じると見えてくるものがあるのが分かります。信じると愛が見えてくるのです。神様の愛、仏様の慈悲、色々の表現がありますが、要は人間サイトが信じることで平安感が心を満たす経験をするのです。この信じて感じる平安感の醍醐味が忘れられず、自然な形で信仰の力が芽生えてくると益々安心立命が図れるようになります。これが信じて見えてくるものの美しさです。大きな生きる喜びの一つです。:<生きる喜び:431-2>:

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生きる喜びとは何だろう?

2011年12月04日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
困難に遭遇している時、欲しい所を具体的に助けてくれた人を生涯忘れる事が出来ません。まして利害損得なしの優しさ、愛情がそこにある時は、感動の涙ものです。生きていて良かった、としみじみ思います。愛の世界を改めて想い、やはり愛が一番大事だなあ、と思います。仕事で成功していても自分を愛してくれている人がなければ虚しくなるのが普通です。愛がなくても平然としている成功者がいますが心の中は孤独感でいっぱいです。口に出さないだけですが、生きる喜びの背景には愛があります。この生きる喜びを感じさせる愛について思索していきます。愛し愛される関係について考えると人生が豊かになります。:<生きる喜び:431-1>:

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青春時代の混乱感と克服したあとの統御感

2011年12月03日 | 第11章:これからの勉強の方向は?

私の青春時代は混乱の極みでした。私ばかりでなく青春時代は自律神経とかホルモンの関係でどの文化圏の、いつの時代も大変難しい時期です。大人になり当時の日記を読みかえしその混乱感、錯乱に近い自分を回想するのも嫌で燃やした記憶があるくらいです。しかし臨床心理学者に感謝したいのは、この錯乱感・混乱感と統御感が相関関係にある心の仕組みを発見してくれた事です。混乱感と統御感は表と裏の関係にあるのです。荒海のような青春を乗り越えて自分の人生の使命、役割を意識させた仕事との出会いから私の人生は実に明るく爽やかに統合されていきました。役割感と使命感を人間が持つと生き甲斐を感じます。:<感情は命の源:430-5>:

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暗い日曜日と明るい日曜日

2011年12月02日 | 第11章:これからの勉強の方向は?
暗い日曜日が恐ろしいと嘆いている若者がいます。何だかシャンソンの主題のようですが暗い日曜日は困りもので何か憂鬱な気がかりがあるのでしょう。素敵な恋人とデートをしたいのですが、中々そのような友達が居ないので日曜日が怖いそうです。憂鬱の反対が幸福感なのですがこの心理療法上の関係式を知ると人は元気になります。一番困るのが憂鬱な自分を認めない人。欝もその人の生育史上構築された理想と現実のギャップから生まれますが現実に感じている欝を解消する為には、その理想の実現しかありません。現実吟味力を発揮してその理想を点検したり現実の解釈を変えたりして対処しても、それでも解消されない場合、無理をしてでも身辺に感謝すべき沢山の事柄を探す事が欝の解消に繋がります。もう一つは幸福の条件と幸福感は違いますので、その違いを考えるのです。幸福の条件とは何かといいますとお金、社会的地位、良い仕事等をいいます。幸福感は極端な例ですが臨終の場合でも幸福感を心底感じて死んでいく人がいるくらい、感情の面からの幸福をいいます。何故暗いと感じるのか、何故、明るいと感じるのか、その違いは案外簡単な心の有り様で激変していきます。:<感情は命の源:430-4>:

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