廣島パイレーツ・チャンネル

広島の名も無き”田舎侍”が地元プロスポーツを中心に色々と書いて行く過激なスポーツコラムや、広島の市政や街づくりについても

正解

2007-10-08 23:28:40 | Weblog
 今日、町内のスーパーに行くと何か違和感がある。 何が違うのかと思ったら”カープが勝った翌日はお買い得”と書かれたポスター等が全て撤去されている事だった。 カープの全日程は昨日で終わったのだから当たり前と言えば当たり前なのだが、プロ野球界ではこれからプレーオフになるだけに”他人事”なのだと思わされる。 来季はこの時期も広島で野球が盛り上がっている様にしなくては。

                          

 小学校時代のクラス会の”連絡網”を見ると同級生で関東で暮らしている人が結構多かった。 彼らが子供時代からカープは存在し、もしかしたらカープファンとして向こうでも応援してくれているのかも知れない。 仮にそうだとしたらカープ情報のほとんど無い首都圏のテレビも新聞もあまり見ないのかも知れないし、カープが中盤で優勝争いから脱落した為にプロ野球への興味を失って夏頃からカープの試合がほとんど中継されないプロ野球中継は見ていないのかも。 関東の試合でレフトスタンドにはいつもカープファンが多数来ていると言うのも首都圏のそう言う事情からであり、彼らにとって今のプロ野球中継やスポーツニュースは不満しか無いからスポーツ情報はネットで、試合が見たければスカパーにでも加入しているのかも知れない。

 広島はまだカープが存在しているから”野球ファン”は多いのかも知れないが、例えば山形とか大分など地元プロ野球チームが存在していない(広い意味ではホークスやイーグルスがいますが)けどサッカーJリーグクラブならあると言う地域だと「野球には興味が無い、テレビではJリーグ中継がほとんど無いし、スポーツニュースでも扱いが小さい、画面で結果だけ紹介される事もある。」と既存のテレビにもスポーツニュースにも不満と言う人がいるのかも知れない。 またバスケットボールのbjリーグはテレビにはほとんど無視されているが、プロ野球は無いけどbjリーグのチームならある地域もある(沖縄など)のだ。 今の首都圏はそう言う人達が集まって構成されている。 その事に気が付いたからこそジャイアンツ戦中継は激減し、果てはマジック1で迎えた試合まで地上波で中継されなくなったのではと思います。

                          

 引退するスワローズの古田”選手兼任”監督に対し、カープファンも広島で神宮で応援をし、感謝の意を表した事について2004年の球界再編騒動の時に古田監督ら選手会の運動が無かったらカープも潰されていたからと分析している意見もあるみたいですが仮にあの時、10球団や8球団に減らしていたら3年後の今頃はどうなっていたのか? 球団を減らしたのが幸いして繁栄したのか、それとも滅亡への道を突き進んでいたのか、それともNPB(日本プロ野球組織)と野球Jリーグの二つのプロ野球が並立する状況になっていたのか、その辺は今となっては分からない。 ただ、あの球界再編の結果である”仙台に新球団を作って12球団・2リーグ制を維持”が正解だとは私は思っていません。 球団を減らせば衰退する(消滅したチームのファンを既存の球団で分配するのは無理、傲慢にも程がある)が、今のプロ野球の仕組みでは球団を増やすのは難しい。 あの時点で古田監督らのやり方で良かった、古田監督の功績は計り知れないが、これから未来もずっと今のままで良いのか、それは何とも言えない...

 私が古田監督ら40代以下の若い指導者達を”黄金世代”と呼んでいるのは、球界再編騒動の時に「球団を減らしてはいけない、むしろ増やすべきだ。」と言っていた事で、自分達の雇用を守ろうと言う思惑もあったかも知れませんが、それより大リーグやサッカーなど他競技と競い合うにはどうしたら良いかと言うまともな感覚を持ち合わせていると思うからです。 古田監督は来年からフジテレビ系の解説者になるのだろうか。 今まで行けなかった世界旅行に行くとも聞いていますが、もっと広い世界を見て見識を広げ、また野球界に戻って来て欲しいです。

                          

 『天元突破グレンラガン』(テレビ東京系・BSジャパン)の最終回を先週末に見ましたが、個人的にはあの結末には不満が残りました。 詳しくは書けませんが主人公のあの様な姿は見たくなかったですし。 それはともかく久しぶりに面白いロボットアニメを見られました。 作り手の皆さんにはありがとうと言いたいです。


 ...以上です。