Rソックスがタイに=決着は松坂先発の第7戦へ-ア・リーグ優勝決定シリーズ (時事通信) - goo ニュース
ボストンも敗退すると思ったら意外と粘ってついに最終戦までもつれ込んだか。 最終戦の先発は松坂投手だ。 前に投げた時は打たれてさえない事になったからな。 今回は負けたら終わりの正念場の試合だ。 ここで打たれて負けでもしたらボロクソに言われるのも覚悟しないといけないだろう。 WBC決勝戦の事を思い出してここは何としても勝って給料分の働きをしないと。
セ・リーグのプレーオフはドラゴンズの3連勝であっさりと終わった。 これによりリーグ戦で優勝したジャイアンツが日本シリーズには出られないと言う結果になってしまった。 今年のセ・リーグは記録上ジャイアンツの優勝と言う事になるのだがプレーオフで惨敗したジャイアンツを優勝チームと認識するファンがどれだけ居ると言うのだろう。 やはりプレーオフを勝ったチームが優勝と言う形にするかもしくはプレーオフそのものをやらないかの分かりやすい形にするべきだったのかも知れない。 かつて引き分けの差で勝ち数で上回りながら優勝出来なかったからと勝ち数と勝率の二重の順位が発生した時の様な事になるのではと思う。
プレーオフ制度をちゃんとした分かりやすいものに変えるにはプロ野球(NPB)チームの数を増やして大リーグと同じ様にリーグを地区別に分けてその中で順位を争い、勝率が最も高いチーム同士で5試合なり7試合なりのプレーオフをやってその勝者が優勝とすれば良いのでは? 現状の方式では通常リーグ戦で確定したはずの順位を覆す格好になるからおかしな事になるのですから。 ただ地区分けしたとしてもたった3チームでは順位争いにも何もならないので最低でも4チーム、両リーグで最低でも16チームは必要になりますがチームを増やす事は残念ながら今のNPBでは難しい...
2004年の初夏、(当時は近鉄)バファローズとブルーウェーブとの合併が突然発表された。 普通の企業同士の合併と同じく発表のその日まで水面下で密かに交渉を行っていた様だ。 両チームのファンにとっても選手にとっても全くの寝耳に水の事だった様だ。 この時、実はもう一組どこかのチームを合併させて10球団体勢とし、2リーグ制から1リーグ制として将来的に8チームにしようと言う構想を一部球団の経営者達が考えていた様だ。 ”市場”が縮小したから企業の数を減らして再編すると言う”普通の業界再編劇”と同じ発想だが、残った球団が野球ファンを好きな様に”分配”出来ると思い込んでいた傲慢な考えだが、思わぬところから邪魔が入って事態は急展開する...
事の発端は子会社を含む事業全体のリストラクチャリング(再構築)を行っていた近鉄グループが不採算事業だったバファローズ球団の切り離しをしようとして救済を求めたところ球界再編をもくろむ一部オーナー企業が合併を持ち掛けた事だった。 それに対してライブドアと言う新興IT企業グループを率いる堀江と言う人物がバファローズ球団の引き受けを申し出た為、その企業に球団を売却すれば良いと言う話になって強引な球界再編は大義名分を失った。 そして球界の歴史始まって以来のストライキの末に合併は行うが新規参入の球団を入れて今の12球団・2リーグ制を維持すると言う形でとりあえず収まった。
新規参入の球団を入れるとして、ライブドアは嫌だったのか他の候補も募る格好を取り、その結果インターネット商店街事業で成功した三木谷氏の率いる楽天グループが名乗り出た。 この時点でどちらがプロ野球に参入するかは決まっていたらしいが... 2社の内、ライブドアはプロ野球空白地の仙台を本拠地とする球団の構想を打ち出し、一方で楽天は三木谷氏の故郷に近い神戸を本拠地にしたいと表明したが関西にチームを持つタイガースの阪神グループ、それに合併球団の新バファローズを持つオリックスグループが関西地域での営業権や保護地域を盾にして猛反対し、結局はこちらも利害関係の無い空白地の仙台を本拠地とする事で決まった...
営業権や保護地域と言う考えはもっともと言えばもっともだが、サッカーではそんな発想は無い。 今回、横浜FCがJ2落ちとなったのだが、Jリーグに”営業権”や”保護地域”などと言う考えがあったとしたら横浜FCの存在自体が無かった事になるのでは? 横浜FCは元々横浜にあった『横浜フリューゲルス』が親会社の都合で勝手に横浜マリノスと合併させられた為、元サポーター達が新たに作った地域クラブだ。 ”営業権”や”保護地域”などと言う仕組みがあったとしたらマリノスがそれを盾にチームの設立やJリーグ入りを拒んだのだろうか? また川崎だって元々ここを本拠地としていた『ヴェルディ川崎』(現東京ヴェルディ1969)が移転した後に地域の有志が立ち上げたクラブだ。 ここだって神奈川県が”保護地域”と言う事になっていたら... サッカーでは同じ地域に本拠地を持つチーム同士がライバルとしてダービーマッチで盛り上がっている。 野球でも同じ地域同士でライバルとして盛り上がれると思うのですが...
仙台に新球団をどちらが作るかで審査が行われ、ご存知の通り楽天グループがプロ野球に参入するのだが、ここで問題なのは審査されたのは野球チームでは無く企業であり、一企業に今後も永続的に球団を保有する意思があるか、それだけの財政力があるかなどと経営者を呼び付けて”企業を審査”し、そこで選ばれた楽天がその時点で初めて選手や指導者を集めてチームが結成されたのである。 変な話だがチームの実体すら無いのに企業だけを審査してプロ野球に参入しているのである。 チームの実体もホームタウンよりまず企業ありきでプロ野球は動いているのだとあの時のプロ野球参入劇は照明している。
その翌年だったか、経営危機のダイエーがホークスを手放した時も現在のオーナー企業であるソフトバンクが球団を引き受ける事になったのだが、この時も球団では無くソフトバンク社長の孫氏が呼ばれてホークス球団では無くソフトバンクと言う企業の財政状態や、球団を長期保有する意思があるかなどの審査を受けてプロ野球への”新規参入”が決まった。 ホークスと言う球団はもう何十年も前からプロ野球界に存在しているのだが...
前置きが長くなりましたが、NPBの審査をパス出来る程の企業規模や財政力を持った企業は地方にはほとんどありません。 そんな東京の大企業にとって企業イメージと全く無関係の地域で球団を保有する意味は無いでしょう。 更に日本のほとんどの大都市は既に球団がおり、”営業権”や”保護地域”を持ち出して他社の参入を拒んでしまいます。 仙台にイーグルスが出来た今、採算面でやって行けるとされる100万人以上の人口を抱える空白地はもうありません。 今のNPBの仕組みの中では今以上に球団を増やすのは困難でしょう。 プロ野球が今後も発展するには”企業野球”を捨てて新しい仕組みを作る事が必要ですが... 恐らくは来年もプレーオフによる覇者の正当性を巡って不毛な議論は続くのだろうと思っています。
...以上です。
ボストンも敗退すると思ったら意外と粘ってついに最終戦までもつれ込んだか。 最終戦の先発は松坂投手だ。 前に投げた時は打たれてさえない事になったからな。 今回は負けたら終わりの正念場の試合だ。 ここで打たれて負けでもしたらボロクソに言われるのも覚悟しないといけないだろう。 WBC決勝戦の事を思い出してここは何としても勝って給料分の働きをしないと。
セ・リーグのプレーオフはドラゴンズの3連勝であっさりと終わった。 これによりリーグ戦で優勝したジャイアンツが日本シリーズには出られないと言う結果になってしまった。 今年のセ・リーグは記録上ジャイアンツの優勝と言う事になるのだがプレーオフで惨敗したジャイアンツを優勝チームと認識するファンがどれだけ居ると言うのだろう。 やはりプレーオフを勝ったチームが優勝と言う形にするかもしくはプレーオフそのものをやらないかの分かりやすい形にするべきだったのかも知れない。 かつて引き分けの差で勝ち数で上回りながら優勝出来なかったからと勝ち数と勝率の二重の順位が発生した時の様な事になるのではと思う。
プレーオフ制度をちゃんとした分かりやすいものに変えるにはプロ野球(NPB)チームの数を増やして大リーグと同じ様にリーグを地区別に分けてその中で順位を争い、勝率が最も高いチーム同士で5試合なり7試合なりのプレーオフをやってその勝者が優勝とすれば良いのでは? 現状の方式では通常リーグ戦で確定したはずの順位を覆す格好になるからおかしな事になるのですから。 ただ地区分けしたとしてもたった3チームでは順位争いにも何もならないので最低でも4チーム、両リーグで最低でも16チームは必要になりますがチームを増やす事は残念ながら今のNPBでは難しい...
2004年の初夏、(当時は近鉄)バファローズとブルーウェーブとの合併が突然発表された。 普通の企業同士の合併と同じく発表のその日まで水面下で密かに交渉を行っていた様だ。 両チームのファンにとっても選手にとっても全くの寝耳に水の事だった様だ。 この時、実はもう一組どこかのチームを合併させて10球団体勢とし、2リーグ制から1リーグ制として将来的に8チームにしようと言う構想を一部球団の経営者達が考えていた様だ。 ”市場”が縮小したから企業の数を減らして再編すると言う”普通の業界再編劇”と同じ発想だが、残った球団が野球ファンを好きな様に”分配”出来ると思い込んでいた傲慢な考えだが、思わぬところから邪魔が入って事態は急展開する...
事の発端は子会社を含む事業全体のリストラクチャリング(再構築)を行っていた近鉄グループが不採算事業だったバファローズ球団の切り離しをしようとして救済を求めたところ球界再編をもくろむ一部オーナー企業が合併を持ち掛けた事だった。 それに対してライブドアと言う新興IT企業グループを率いる堀江と言う人物がバファローズ球団の引き受けを申し出た為、その企業に球団を売却すれば良いと言う話になって強引な球界再編は大義名分を失った。 そして球界の歴史始まって以来のストライキの末に合併は行うが新規参入の球団を入れて今の12球団・2リーグ制を維持すると言う形でとりあえず収まった。
新規参入の球団を入れるとして、ライブドアは嫌だったのか他の候補も募る格好を取り、その結果インターネット商店街事業で成功した三木谷氏の率いる楽天グループが名乗り出た。 この時点でどちらがプロ野球に参入するかは決まっていたらしいが... 2社の内、ライブドアはプロ野球空白地の仙台を本拠地とする球団の構想を打ち出し、一方で楽天は三木谷氏の故郷に近い神戸を本拠地にしたいと表明したが関西にチームを持つタイガースの阪神グループ、それに合併球団の新バファローズを持つオリックスグループが関西地域での営業権や保護地域を盾にして猛反対し、結局はこちらも利害関係の無い空白地の仙台を本拠地とする事で決まった...
営業権や保護地域と言う考えはもっともと言えばもっともだが、サッカーではそんな発想は無い。 今回、横浜FCがJ2落ちとなったのだが、Jリーグに”営業権”や”保護地域”などと言う考えがあったとしたら横浜FCの存在自体が無かった事になるのでは? 横浜FCは元々横浜にあった『横浜フリューゲルス』が親会社の都合で勝手に横浜マリノスと合併させられた為、元サポーター達が新たに作った地域クラブだ。 ”営業権”や”保護地域”などと言う仕組みがあったとしたらマリノスがそれを盾にチームの設立やJリーグ入りを拒んだのだろうか? また川崎だって元々ここを本拠地としていた『ヴェルディ川崎』(現東京ヴェルディ1969)が移転した後に地域の有志が立ち上げたクラブだ。 ここだって神奈川県が”保護地域”と言う事になっていたら... サッカーでは同じ地域に本拠地を持つチーム同士がライバルとしてダービーマッチで盛り上がっている。 野球でも同じ地域同士でライバルとして盛り上がれると思うのですが...
仙台に新球団をどちらが作るかで審査が行われ、ご存知の通り楽天グループがプロ野球に参入するのだが、ここで問題なのは審査されたのは野球チームでは無く企業であり、一企業に今後も永続的に球団を保有する意思があるか、それだけの財政力があるかなどと経営者を呼び付けて”企業を審査”し、そこで選ばれた楽天がその時点で初めて選手や指導者を集めてチームが結成されたのである。 変な話だがチームの実体すら無いのに企業だけを審査してプロ野球に参入しているのである。 チームの実体もホームタウンよりまず企業ありきでプロ野球は動いているのだとあの時のプロ野球参入劇は照明している。
その翌年だったか、経営危機のダイエーがホークスを手放した時も現在のオーナー企業であるソフトバンクが球団を引き受ける事になったのだが、この時も球団では無くソフトバンク社長の孫氏が呼ばれてホークス球団では無くソフトバンクと言う企業の財政状態や、球団を長期保有する意思があるかなどの審査を受けてプロ野球への”新規参入”が決まった。 ホークスと言う球団はもう何十年も前からプロ野球界に存在しているのだが...
前置きが長くなりましたが、NPBの審査をパス出来る程の企業規模や財政力を持った企業は地方にはほとんどありません。 そんな東京の大企業にとって企業イメージと全く無関係の地域で球団を保有する意味は無いでしょう。 更に日本のほとんどの大都市は既に球団がおり、”営業権”や”保護地域”を持ち出して他社の参入を拒んでしまいます。 仙台にイーグルスが出来た今、採算面でやって行けるとされる100万人以上の人口を抱える空白地はもうありません。 今のNPBの仕組みの中では今以上に球団を増やすのは困難でしょう。 プロ野球が今後も発展するには”企業野球”を捨てて新しい仕組みを作る事が必要ですが... 恐らくは来年もプレーオフによる覇者の正当性を巡って不毛な議論は続くのだろうと思っています。
...以上です。