評論家の高野孟氏が西尾幹二氏に怒って、バカヤローというYou-Tubeの動画がある。見た人も多いのではなかろうか。高野孟氏は二度は、バカヤローとは言っていない。というか、言えないのである。あの動画の意味がわかる人がいるだろうか。多くの人は極右の西尾幹二氏が悪いと思うのではないだろうか。まあ、私が解説しておこう。高野孟氏が怒ったのは、西尾幹二氏が、高野孟氏の中国での大切な思い出に対し、「なんか作り話みたいだなー」と言ったからである。それに対し、高野孟氏は、「なにが作り話だ。バカヤロー」と怒った。しかし西尾幹二氏は、毅然とした態度で、もう一度、「私には作り話に聞こえる」と堂々と言った。そのため高野孟氏は、二度は、バカヤローとは言えなかった。イデオロギーはともかく、この討論では西尾幹二氏の勝ちである。高野孟氏は自分の真実の経験を軽い気持ちで誹謗されたと思ったから、怒ったのである。西尾幹二氏が軽い気持ちでバカにした、ととらえてしまったのだ。しかし、西尾幹二氏は軽い気持ちではなかったのである。彼は堂々と、「私には作り話に聞こえる」ともう一度言った。つまり、発言が相手を誹謗する発言から自分の信念の思いの主張に変わったのである。というより西尾幹二氏は何も変えていない。高野孟氏が西尾幹二氏の発言をはじめに軽い気持ちの誹謗発言だと思ってしまったのである。そして、あの動画を観る限り、西尾幹二氏は、本当に作り話と感じているよう見られる。本音と建て前が違う小細工は感じられない。だから、高野孟氏は、バカヤローを二回は言えなかったのである。
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