先日、港区芝のマンションで、エレベーターの事故のために、男子高校生がお亡くなりになってしまいました★
本当に痛ましい事故でした、心よりご冥福をお祈りいたします★
事件の詳細が、日に日にわかってきていますが、約8年前からエレベーターが突然止まってしまったり、扉が開いても箱とフロアに段差ができたりと、不具合が連続して起きていたそうです★
ここで、疑問になるのですが、なぜ8年間も不具合をほっといたかです★
通常、エレベーターは、年に2回、法定点検があるのですが、どういう検査をするかというと、箱の中の電灯が切れていないかとか、吊り下げているワイヤーが緩んでないかとか、ガイドレールに歪みが無いかとか、目に見える箇所の点検を報告します★
エレベーター管理会社は、大手の三菱ビルテクノサービスや東芝エレベーター、日立ビルシステムなどが窓口となっているケースが多いのですが、実際に点検をする業者は、都内の超高層ビルなどを除くと、大手の管理会社から委託された下請けや孫受けの会社がほとんどです★
当然、何も無いほうが、下請けにとっては都合がいい訳ですから、多少の不具合は書類に、「多少の不備がありますが、使用には問題なし」と書きます★
その方が、依頼した大手の管理会社にとっても都合がいいからです★
今回、悲惨な事故があったのですが、素人からすると、管理会社の責任を問うべきだと思いますよね★
ところが、この業界のすごいところは、建物のオーナーの責任にすり替えてしまうのです★
法定点検の結果には、前出した、「多少の不備がありますが、、、」のところで、報告書に書いてありましたからといって、責任から逃げてしますからです★
今日現在までに、持ち主の港区の対応は、謝罪の意向ですが、管理会社は言葉を捜しながら、のらりくらりと身をかわしてます★
たぶん、業界は責任回避のスペシャリストたちの集まりですから、今後も逃げ回る対応の連続になると思います★
最後に、昨年の7月に東京で強い地震が起きています★
足立区の一部では、震度6強を記録しています★
今一度、ご自宅やお勤め先のエレベーターを調査しないとならないのではないでしょうか★
絶対安全は、絶対ないのですから、、、、★