このときにちらっと書いたのですが、平野啓一郎の三島由紀夫論を読み始めています。
この本がなかなか難解、というか濃厚というか、アブラマシマシというか。
このなかの、仮面の告白論を読み始めましたが、論点が緻密で、原典の内容をちゃんと覚えてないと、なにがなにやらわからなくなります。そんなわけで、仮面の告白を読み直してみました。
こちら内容紹介。
最初に読んだのは学生の頃で、今回でたぶん3回め。
平野啓一郎の評論と並行して読み進めると、わしはいままでこの本の何を読んでいたのか?わしの目は節穴か?という自己嫌悪に陥りましたよ^^;
それだけ、仮面の告白は奥の深い小説であるということがわかり、平野啓一郎の評論は緻密にこの本を精査して書かれたことが伺えます。
カバーだけでなく、表紙も新潮文庫に似せている芸の細かさ。
仮面の告白を読んで、平野啓一郎の仮面の告白論を読んだあと、さらにWikipwdiaの仮面の告白のページ を読んでみたのですが、こちらにも興味深い内容が多いです。
自己満足ではありますが、充実感を得られた読後でした。
次は金閣寺を読み直そう。
書誌情報。初出は1949年で書下ろしで河出書房から。
文庫化は1950年。
p.s. 塩分控えめ
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