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ツリオヤジのキドニーケアな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

ちくま日本文学010 三島由紀夫 (筑摩書房)

2021-07-02 05:19:53 | 読書メモ

三島由紀夫の選集をみつけ、未読の短編、戯曲もいくつか含まれていたので読んでみました。

発刊は筑摩書房。
https://www.chikumashobo.co.jp/special/nihonbungaku/

本書の発行は2008年2月10日なので、新しい選集です。

戦時中、20歳の頃の作品「中世」の絢爛な文体からは三島文学のルーツが伺える気がします。
「夜の支度」「家族合わせ」「幸福という病気の療法」は昭和20年代の作品。真珠は戯曲にもなりそうな軽い短編。

「三原色」「喜びの琴」は戯曲、それ以降はエッセイで、最後に「独楽」が収録されています。

解説は、数学者の森毅で、ちくま日本文学の編集協力にも名を連ねています。
版権の関係で選者の思い通りにならないものもあったようですが、バランスよく選ばれていると思います。「仮面の告白」や「金閣寺」等の代表作を読み、さらに三島文学への理解を深めようとする人にはうってつけの一冊でしょう。

この当時は30巻、現在は40巻になっているようです。
色川武大は阿佐田哲也ファンとしては読んでみたくなる一冊です(^^)

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p.s. ビール飲んだけど、釜揚げしらすを肴にしてトータルはいい感じ。


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