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ツリオヤジのダイアリシスな日々 ~ 知れぬ事は知れぬまゝに、たやすく知れるのは浅い事 (葉隠 聞書第一0202)

年明け連戦アオリイカは鴨居から

2016-01-04 15:40:11 |  釣りレポ 2016

初釣りから中一日おいて、新年2回めの釣行もアオリイカですよ。

初釣りのアオリボーズが悔しくて悔しくて、というわけではないです^^;
私の場合、年末年始の釣りは釣りものではなく船宿で選ぶので、予定の立て方によっては釣りものがかぶってしまうこともあるんです。

と、やってきたのはいつものきよし丸。
2日の初釣りはまずまずだったようですが、3日はダメもダメでダメ過ぎ、と船長ブログに書いてありました^^; まあ、ここんところの潮色ではアオリイカはシビアな釣りになるのは予想に難くないところ。

とはいっても、何も釣れないのでは、釣りにきてるのか年始まわりに来ているのかわからなくなってしまう^^;ので、今日も魂を込めてしゃくって、なんとか型をみるように頑張りましょう。

釣果は芳しくないのですが、新年らしくけっこう常連さんが集まってきましたよ。
釣れてなくても集まってくる常連が多いのは、小田船長の人柄でしょう。
拙ブログを見ていただいている方にも声かけていただきました、ありがとうございます。

前日には港南台ポイントの初売りセールで竿をゲット。
アオリのセカンドロッドがなかった(前に使ってた遊撃手メバルはしゃくり過ぎて真っ二つに折れた^^;)ので、舷天MEBARU-SP 300 を買いました。

野毛屋の勇治船長がHPでお勧めしている竿です。この価格(7800円)にしてはガイドもしっかりしていて、ブランクも柔らかめです。ただ、メバル用に設計されている竿ですので、魂を込めたアオリイカしゃくりに使うには、それ相当の覚悟をしましょう。
しかし、この写真の勇治船長、えらい若いですね、いつの写真だ?^^;

買ったばかりの竿をさっそく試してみましょう、などという余裕はまったく無くて、この日も使い慣れたマニアスアオリ350でしゃくります。

餌木は2日の野毛屋で実績が出たキュウセンカラー。
今日は餌木ローテーションはしないという不退転の決意でいました。
釣れるまでこの餌木を信じてしゃくりますよ、餌木の色ではなく、魂を込めたしゃくりで勝負です。

朝一は近場の浅場から開始、棚は海面から中オモリまで17m、ちなみにハリスは3mなので水深20mちょいですね。夏にマルイカが釣れるようなポイントです。

この日は、鴨居沖~浦賀沖~久里浜沖~野比沖~下浦沖と20mの浅場から60mの深場まで広く探索しましたが、アオリのご機嫌はすこぶる悪いです。
午前中でアオリは船中2杯のみ、スミイカがちょこっと混じる程度。

昼時になり、船の上で食べるカップヌードル、めっちゃ旨い!

餌木は底からけっこう浮いているはずなのに根ガカリ!いや、上がってくる。
なんだろう?と思えば上の写真のような生物+岩、サンゴの仲間?こいつなら底から1m以上浮かせても根ガカリするよね^^;

そんなこんなで時刻は13:00を回り、私の餌木にはかすりも無し。
ホント心が折れそうになりますが、この釣りはあきらめたらおしまい、船長のポイント選択、自分のしゃくりを信じて、ひたすらしゃくり続けます。

そしてやっと、やっとガツン!と竿が止められたのが13:40のことでした。

アオリさんゲット!

500gの小型でしたが、苦境の中で釣り上げた嬉しい一杯。

はぁ~、シビアな釣りでした。
釣れるときはいつも簡単に釣れるのがアオリイカなんですが、今年は2日がかりの苦労の一杯でしたよ。

船長は16時過ぎまで粘ってくれて、日が西に沈みそうな頃に沖あがり。

けっきょく、アオリの顔をみられたのは4分の1の釣り人でした。なんとかその一人に滑り込み。
おとといの野毛屋は四隅有利でしたが、この日に釣った人はみんな胴の間、ここらへんがアオリイカの不思議なところでもあります。

おととい、今日と新年早々シビアなアオリイカ釣りとなりましたが、これは潮色によるものが大きく、本来ならもっとイージーに釣れるイカということを付記しておきます。

アオリイカは目と目の間から刃を入れて、2系統の神経を断ち切って締めます。
色素胞からはさーっと色が消えていき、透明なボディに変化します。
イカはこうやって締めて持ち帰ると墨を吐きません。

鴨居港 きよし丸。アオリイカ、マルイカ、ヤリイカと今年もお世話になります。

さて、毎回苦労するのがアオリイカの薄皮剥きなんですが、わたし、もう外側の薄皮は剥くの諦めました。とても面倒でやってられない^^;

で、内側の薄皮はなんとか気合で剥いて、外側の薄側はフグの薄造りの要領で、まないたに残してそいでいく、というやり方にしました。

若干歩留まりが悪くなりますが、それでもあの頑固な外側の薄皮を剥く労力に比べれば、包丁テクを使うだけなので楽ちんです。

そうして造ったアオリイカの刺身は、数あるイカ類の中でも、文句無くNo.1と言える美味でございます。
甘み、旨み、柔らかさ、歯ごたえ、透明感、どれをとっても言うことナッシング。

 

[鴨居港 きよし丸]
http://blog.kiyoshimaru.com/

集合場所、乗船場所はこちら↓

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