22日朝に入仙、時間が余ったので塩釜をドライブしたりアウトレットに行ったりして、昼に仙台新港のマリンに到着。
つり丸ライター&シマノテスターの針生秀一さんと落ち合いました。
実は23日24日の予定で、青森は竜飛崎にマダイ釣りに行く予定だったんです。
しかし、季節外れの秋雨前線のおかげで、津軽半島は荒れ模様(-_-;)。
予約していた船からも、23日はダメそうということ。
じゃあどうしようかな、と作戦会議。
仙台きたら、大型漁礁のマガレイ釣りやらんといかんべさ、というわけで、23日は急遽マガレイ釣りに決定!(^^)
てなわけで、やってきたのは塩釜の東北丸。
仕掛けはOWNERの剣剛トーナメント。
カレイ釣りの名手、故・佐々木正幸氏が開発した仕掛けです。
で、これは津波で水浸しになったものを乾燥させて復活させた、通称・復興仕掛け(^^)
売り物ではないものを無料でいただきました^^。
わたしは仙台湾マガレイは初めて。
釣り方などは、針生さんに教わって開始。
餌は上写真のように、団子につけます。
これは、きっちり合わせを入れて掛けるのが目的のよう。
釣り方は、カレイでは定番の小突き釣り。
しかし、わたしが経験のあるマコガレイ、イシガレイとはちょっと違います。
常磐のカレイは小突き&誘い上げ&止め、がポイント。
対して、マガレイは小突きの中に出るアタリで合わせる、基本的に誘い上げはしない、場合によっては止めが効果的なこともある、とのこと。
これは、マガレイの捕食方法がマコやイシと異なり、海底近くを這うように泳いで捕食するからのこと。
なるほど、針生さんのわかりやすい説明でした^^。
場所は行程40分ほど。
大型漁礁と呼ばれるポイントですが、範囲は広く、ここは北側だそうです。
最初の水深は46m、意外に深い。
空は曇り、金華山が遠く霞んで見えます。風はないけど1mくらいのウネリが入ってます。
さて、釣り開始。
ロッドはエアボーンスティック30T-200。
カレイ専用竿に比べて柔らかいんだけど、小突きやしゃくりを入れる操作系の釣り方にはもっとも手に馴染んでいる竿です。
リールはPE2号というので、その太さが巻いてあるカルカッタ(20年前モデル?^^;)で。
底は砂地。マガレイは潮通しの良い砂地に生息するカレイで、ここらがマコガレイとは異なります。
針生さん、いきなり一荷^^;。
さすが東北を代表するアングラー。
この日は76枚を釣って竿頭。
底でオモリをコトコトコトと小突き続けると、ふわっとした小さなアタリ。
ゆっくり竿を立てて合わせると、ビビビビッと強い引きが伝わってきます。
底での引きが強いのはカレイ、ヒラメの平面系の特徴。
あがってきたのは20cmのマガレイでした(^^)。
これがマガレイ。
関東では釣れないカレイです。
スタンダードなスタイルは、真鰈の名を関するだけあって、The Kareiという感じ^^。
こちらはB面。
尻尾のあたりが黄色くなっているのが特徴です。
地元ではアカジガレイとも呼ばれています。
コトコトコトと小突き続けると、さまざまなアタリがでます。
もたれる微妙なアタリ、小さく引っ張るアタリ、派手に引き込むアタリなどなど。
アタリの出方は千差万別。
アタリに合わせると心地よい重量感と引きが到来、バケツの中はどんどんカレイがたまっていきますよ。
サイズは大小交じり、大きいのは30cmオーバー、小さいのは15cmの木っ端ガレイ。
30cm級が掛かるとドキリとするような引きを見せてくれます。
いやぁ、この釣り、面白い!(^^)
やはりアタリを出すのは小突き方。
いかに早くアタリを出すかというのが、この釣りの面白さでしょう。
常に針生さんには先手を取られます、彼が10回くらいの小突きでアタリを出すとすれば、わたしは15回くらいと一歩遅れる。
ここらへんが小突きの巧拙の差なんでしょう。
あとは、わざと先針から食わせて、パーフェクトを狙うとか、この釣りはテクニカルな要素てんこ盛りですよ^^。
小突きながらアタリを出し、合わせを入れる数釣り、関東ツリオヤジなら似た釣りがあると思ったでしょう?
そう、夜アナゴと類似してるんですよ、この釣り方は。
なんてこと考えてたら、アナゴが釣れるし^^;。
60cmの大型、強い引きなんで何が食ったかと思った。
ハナダイも混じります。
他にイシガレイやマコガレイも混じるらしいけど、この日は顔ださず。
船の流れを見ながら、小突きのリズムや合わせのタイミングを変えながら、釣れるパターンを探します。
そんなこんなで夢中になっているうちに沖上がりの時間。
わたしの釣果は71枚。初めてとしてはまずまずでしょう^^。
船中釣果は40-76枚。
お世話になったのは東北丸。
第38東北丸での出船でした。
マリンのキッチンを借りてカレイを小分け。
24Lクーラーはカレイだけで半分ほど埋まりました(^^)。
この釣り、またやりたいなぁ。工夫のしどころがたくさんあるような気がする。
マガレイは味も最高。空揚げや写真の甘酢あんかけ、干物、煮付けなどなど。
[塩竃まがき港 東北丸]
http://www7.plala.or.jp/thm/
それにしても、釣って良し食べて良しじゃ完全に嵌まりますね!
東北ではマガレイ釣り大会もよく行われていて、腕自慢が集まるそうです。
竿や仕掛けにも各自のコダワリが出そうです^^。
なんで、各メーカーから東北仕様のカレイ竿があんなに発売されてるんだろというのがよく理解できました^^