高校生の頃に古文や漢文の授業をなおざりにしていたのが祟ったか、この歳まで日本の古典はほとんど読んだことがありません。日本には優れた文学作品がたくさんあるのだから、今からでもなるたけ読んでおこうと思いたち、先日、(国文科に進んだ)同級生にその旨を伝え、何がお勧めかと尋ねたところ、「それなら徒然草が良かろう」との答えを得たので、さっそく読み始めました。
こちら裏表紙の内容紹介。
作者と訳者。
現代語訳を読み進めながら、興味を覚えた段については原文をあたり、解説と一緒に読み進めたのですが、最後の段まで進むのにけっこう時間がかかりました。それで内容を理解できたかといえば、ほとんどできてないと思います。無常観あふれる兼好法師の思想についてほんの少しでも触れられたことが収穫でしょうか。
これでおしまい、にするのではなく、機をみて少しずつ読み返したいと思います。
寝る前に古文を読んでいるとすぐに眠くなるので、睡眠導入本としても使えそうです^^;
こちら書誌情報。けっこう重版してるんですね。
p.s. 家で名人戦を観ながら大人しく。
わたしが徒然草にてこずったのは、ジャンルが多岐に渡り、頭がすんなり受け入れるテーマとそうでないテーマが混在しているのが要因だと思います。仏教文化や貴族文化に関する部分になるとどうも集中力が欠けてしまいます。恋愛観や対人関係に関するところはすらすらと読めるのですが^^;
私の友人が徒然草を勧めたのは、総体的に内容が理解しやすいという理由もあったかと思います。おそらく方丈記よりも読みやすいのではないでしょうか?方丈記もいずれ読んでみたいと思っています。