性と愛と苦悩
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愛憎と苦悩
投稿日時: 2004-9-8 11:45
わたしは精神障害者です。
しかも、誰もが関わりたがらない
境界性人格障害者です。
時に、感情の爆発という
発作も起こります。
愛憎にあやつられる人生です。
わたしの世界には、
シロかクロしかありません。
誰かに愛着をかんじすぎると、
怖いのです。
見捨てられ感、迫害妄想で、
全面的に愛していた人のことを、
全面的に否定してしまうのです。
そのうえ、わたしはある人に対して、
“ほれこむ”ということも、よくあります。
でも、その場合でも、
相手から見れば全く理不尽な
理由で、ほれこんでいた人のことを、
全否定してしまうのです。
これらは、精神の発達が
未熟であるのはもちろん、
幼少時の体験によって
「見捨てられる恐怖」が、
頭にこびりついていて、
見捨てられる(つらさを味わう)くらいなら、
こっちから先に、
相手との関係を絶つ、という
逃げの行動なのです。
わたしは、この障害で苦しんでいます。
わたしに関わったことで、
理不尽な気持ちで去ってゆく
“被害者”の方々も、多いと思います。
治せるものなら治したい。
でも、幼い頃の心の傷が、
真人間になることを、
かたくなに拒み続けます。
二度と傷つきたくないから、
防衛するのです。
この硬い殻を、どうすればこわせるのか・・・
治療はうけていますが、今は目先の“うつ”
の治療が主です。
それも、最近容態が悪いようで、
心理テストなどばかり受けています。
長々と書いてしまいましたが、
こんな(迷惑な)人間もいるのだということを、
書き連ね、より自虐的に、とことんどんぞこまで
落ち込み、自分への罰としたいとおもいます。
by レンゲ
『未熟者であることに甘えていることがすべての問題を生んでいる』より
デンマンさんは、またこの手記を持ち出して、あたしが落ち込んでいた頃の事を思い出させるのですか?
違いますよ。僕は、この手記にレンゲさんのすばらしさを見るのですよ。
デンマンさんは、また、あたしを精神的にもてあそぶのですわね。。。
ほら。。。また、そうやって。。。ひねくれた事を言うのですかぁ~?それは、素直で心の奥まで覗かせてくれるレンゲさんらしくないですよ。
だって。。。デンマンさんは、いつだって、あたしとは、ある距離を置いて、じっと観察しているのですわ。。。あたしを暖かく抱きしめてくれるような事はありませんわ。
。。。そ。。。それは。。。それは無理ですよ。僕はカナダのバンクーバーに居る。レンゲさんは埼玉県の熊谷に居る。僕とレンゲさんはこうしてウェブカムを通して、太平洋を挟んで会話しているんですからね。。。でも、僕の気持ちは、いつだってレンゲさんを優しく抱きしめていますよ。うへへへ。。。
デンマンさんは、ベッドの中と、あたしの詩や手記や日記を読んでいる時だけは優しいのですわ。あたしが近づきすぎると、冷たく突き放すのですわ。。。いつもそうでしたわぁ~。
レンゲさん、この記事を読む人に誤解を与えるような事を言ってもらっては困りますよ。
あたしが誤解を与えるようなことを言いましたかぁ?
ベットの中で優しい。。。そんな事を言ったら僕とレンゲさんは不倫しているのではないかと誤解してしまう人も居ますよ。
でも、どのように誤解されようが、あたしはバンクーバーでデンマンさんに抱かれて眠りましたわ。
ちょっと。。。ちょっと。。。レンゲさん、。。。その事は言わないようにしようねって、僕があれほど頼んだではないですかああああ~~忘れてしまったんですかあああ?
覚えていますわぁ~。
だったら、どうしてこのような時に言ってしまうんですか?
あたしが思っていることを言うことぐらいデンマンさんはご存知ですよね?
だからぁ~~、言わないようにしようねって、レンゲさんに、あれほど念を押したんですよ。。。んも~~。。。この記事は僕の妻も読むんですよ。レンゲさんだって知っているでしょう?
奥様は、何もかもご存知ですわぁ~。。。それに、成田まで送って下さった時に“久しぶりでしょうから、甘えてきたらいいわよ”。。。そうおっしゃってくれたのですわ。
例えそうだとしても、直美はレンゲさんに、僕とベットの中で一緒に寝なさい、と言ったわけではないんですよ。
でも、奥様は甘えてきたらいいわよ、とおっしゃってくれました。
でも、平均的な女性は、その甘えをベットの中で抱かれる事だとは受け取りませんよ。
どうしてですの?
レンゲさんが、そのようなことを言えば、“あなたは気は確かなの?”。。。と言われてしまいますよ。この記事を読んでいる人だって、絶対に、たった今、そう思っているはずなんですよ。
どうしてですか?
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この絵を見てくださいよ。もし、レンゲさんと僕がベッドの中で一緒に寝ているとする。そこに直美がやって来たとする。そうしたら、直美は絶対にこのような表情になってしまうんですよ。。。レンゲさんだって、そう思うでしょう?こんな事は僕がこの絵を持ち出して言わなくとも、普通の、平均的な女性なら、すぐに理解できる事ですよ。ったくゥ~~。。。
でも、奥様はあの時、絶対にバンクーバーにやって来る事なんてありませんでしたわ。
だから、直美がバンクーバーにやってきて、現場を押さえるか押さえないかを問題にしているのではないんですよ。僕が言いたい事は、読む人に誤解を与えるような事を言って欲しくはないんですよ。
だったら、デンマンさんは書かなければいいのですわ。
そういうわけにはゆきませんよ。僕はレンゲさんの言ったことをそのまま書き留めておきたいんですよ。いわば、このレンゲさんの記事は『阿部定事件』の予審調書のようなつもりで僕は書いているんですよ。
つまり、あたしは阿部定さんのような殺人犯扱いですの?
そうではありませんよ。レンゲさんは、上のような手記が書ける知性と素直さを持っている。それが読む人の心を打つ。僕は、その事をすばらしいと感じたわけなんですよ。もちろん、阿部定さんの予審調書にも、人の心を惹きつけるだけの“女の性(さが)”が滲(にじ)み出している。僕がレンゲさんの言った事をそのまま書き留めたいという思いは、そのような事なんですよ。僕はレンゲさんの言った事を故意に、あるいは世間体を考えて変えてしまう、僕の都合の良いように変えてしまう。。。そういうような事はしたくないんですよ。それではこの記事を書いている意味がないんですよ。上の手記だって、誰が読んだって、僕が書いているとは思わないでしょう。境界性人格障害を患っている女性だけにしか書けない文章ですよ。それが読む人の心を惹きつけ、感動させる。実際、僕は初めて上のレンゲさんが書いた手記を読んだ時、感動しましたよ。
マジで。。。?
もちろんですよ。今でも、初めて上の手記を読んだときの衝撃を生々しく思い出すことができますよ。
少しデンマンさんはオーバーですわ。
とにかくね、僕はレンゲさんほど素直になりきれる女性を他に知りませんよ。その素直さはすばらしいのだけれど、時にはレンゲさんが素直に話すことが誤解を生む。“デンマンさんはベッドの中では優しい”。。。という事がそれにあたるんですよ。
でも、そうでしょう?デンマンさんは、ベッドの中であたしを抱いてくれるときが一番優しいんですもの。。。
だからぁ~。そういう言い方が誤解を招くんですよ。
だってぇ~~他に言い方がありませんわぁ~。。。一体、どう言えばいいのですか?
だから、誤解を招くから、それは言わないようにしようねって。。。僕はあれほどレンゲさんに念を押したんですよ。
でも、もう、言ってしまいましたわぁ~。。。うふふふふ。。。
うふふ。。。じゃないですよォ。。。。んも~~。。。こうなったら、僕は誤解を解くためにしっかりと弁解しますよ。次の和子さんの記事を読んでくださいね。
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「ヤダあああ~!
はなせよゥ~!
ぎゃあああ~
殺されるゥ~
助けてぇ~~!」
叫び声をあげ、すさまじい力で振り切ろうとする21才の娘(和子)を山形早苗(仮名・45才)さんは羽交い絞めにしながら涙が止まらない。
このようなことは1度や2度ではない。
もう何度となく繰り返されてきたのだ。
「山形ですけど、娘が暴れて死ぬと言っています!
早く来て!」
度重なる110番通報で事情はくどくどと説明する必要はなかった。
パトカーのサイレンがそのうち聞こえてくるだろう。
お巡りさんが助けに来てくれるはずだ。
8畳のリビングはテレビが倒れ、本棚から本が落ちて部屋中に散乱していた。
知らない人が見れば、親子で死に物狂いの大喧嘩をしているように見えるに違いない。
娘の和子さんの病名は境界性人格障害。
これは神経症、精神病、うつ病、そして健康の4つの部分の“境界”に居る人が患う病気です。
症状は、不登校、引きこもり、家庭内暴力、拒食症、リストカットを含む自殺未遂など、多岐にわたっている。
男性よりも女性に患者が多く、たいてい20代前半までに発病します。しかし、30代で発病するケースもある。
この障害に陥ると自分の衝動や欲求をコントロールするのが難しくなります。
また、愛されたい気持ちが人一倍強くなります。
家族や治療者などを、自分を理解してくれると理想化し、思い通りの行動や発言をしないと裏切られた、捨てられたと感じて自傷行為に走ったり、攻撃に転じることもある。
山形早苗さんは当時9歳の和子さんを連れて12年前に離婚しました。
保険の外交員として働き始め、シングルマザーとして生活をやりくりし、やっと一息ついたところで中学生になった和子さんの不登校が始まったのです。
和子さんの成績がよかったので、早苗さんはそれほど心配しませんでした。
学校に行きたくないのなら行かなくっても良いと気楽に考えていたのです。
それでも何とか中学を卒業し、高校も無事におえて大学に入学しました。
しかし、大学一年生のときに調子が悪いといって和子さんは自ら心療内科に通い始めたのです。
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その2ヵ月後早苗さんが仕事から帰ると、担当の医師から処方された薬を全部飲んで和子さんが居間で倒れていたのです。
救急車で病院に運ばれた和子さんは、病院に到着したとたん医師と看護師に殴りかかったため、手足をベッドに縛られ投薬のあと紙おむつをあてがわれて監視カメラの下で見守られる事になったのです。
1ヶ月の入院でした。
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それから3年間で5回の入退院を繰り返しました。
退院してくると、調子の良い時にはバイトをしたり、家事も手伝うのです。
調子が悪かったり、早苗さんが和子さんの気に触る事を言うと、クルッと振り向いた瞬間に目が釣りあがり、上の写真のような般若(はんにゃ)の顔になって部屋の中のものを手当たりしだいに取っては投げて、部屋中のものを破壊しつくすのでした。
気持ちが落ち着くと、今度は態度がコロッと豹変して、
“ママ、抱っこして~”
と赤ちゃん言葉(子供返り)で甘えるのでした。
早苗さんが今日は大丈夫かと事務所に出社しても、仕事している最中に
“もう死にます。マジだよ”
とメールが入る。
最初の頃はそのたびに早苗さんは仕事を切り上げて帰宅していました。
しかし度重なるにつれて、
“そんなに死にたいなら死ね!”
と思う事もありました。
娘の死は悲しい。でもそこで終わる。
“もう死にます”と脅かされながら仕事をすることに早苗さんは限界を感じてきました。
仕事を止め、娘に付きっきりになったら、親子ともども破滅だと思う今日この頃なのです。
『レンゲさんと和子さんは境界性人格障害に悩んでいます (2005年12月20日)』より
和子さんがお母さんに見せるこの甘えを僕は去年の夏はっきりとレンゲさんに感じましたよ。
どういうことですか?
レンゲさんは覚えているはずですよ。もう忘れてしまったのですか。。。? レンゲさんは、時々忘れてしまうんですよね。都合の悪い事は忘れる傾向にありますからね。
そういうイヤミを言わないではっきりとおっしゃってくださいな。
だったら、去年の夏の出来事を読んでみてくださいよね。
真夏の夜の出来事
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いけませんか?
ダメだとは言わないけれど、。。。その上にガウンかなんかを羽織ったらどうですか?
夏でした。
それは分かるけれど、確か、。。。午前1時ごろでしたよ。。。。暑くはなかったですよ、むしろ涼しいくらいでしたよ。
だって、あたし、これでいつも寝ていたんです。
しかし、あなたは自分のアパートではワンピースを着たままで寝ていたと言ったでしょう。。。?
デンマンさんが、こういうベビードルのナイティー(nightie)が好きだと言っていたので買ったんです。
そんな事を言った覚えはないけどなあァ~。。。
おっしゃいましたわああああ!
それで見せに来たというわけですかァ~?
そういうわけではありません。デンマンさんには無様(ぶざま)な姿はお見せしたくありませんでしたから、デンマンさんが好きだとおっしゃっていたナイティーを買って着ていたんです。
とにかく、あなたは僕がびっくりするような事をするからねぇ~。んも~~。。。風呂場の逆立ちの次がこれだったんですよ。
デンマンさんが、お部屋に入ってもよいとおっしゃいましたわ。
そうするより他にないでしょう。あなたは怖い夢を見て眠れなくなったと言って入って来たんですよ。30才になろうとする女性が“怖い夢を見て眠れない。 だから、一緒のお部屋に居させてくれ”。。。そんなことを言われたら、何も知らない男なら“据え膳”だと思いますよ。
デンマンさんも、そう思われたのですか?うふふふ。。。。
うふふ、じゃないですよォ~。僕は内心では、ぶったまげていましたよ。
でも、ポーカーフェースを通していましたわ。
もちろんですよ、冷静にならねばいけない、と自分に言い聞かせていましたからね。その一方で来るものが来たかァ~。。。とも思いましたよ。レンゲさんの“幼児的なふれあい”へのあこがれが、こういう形になって現れたんだと思ったわけですよ。あなたは、僕のベッドの中にもぐりこんで、ニィーと笑ってんですからねぇ~。。。全く、憎めないところがありますよォ~。
デンマンさんは、それから2時間もあたしをかまってくれませんでしたわね。ほったらかしでしたわァ~。
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2時間も待たせたんですよ。
レンゲさんが勝手に眠らずに待っていただけですよ。
あたしだって意地になっていましたわ。
どうして、あのように手の込んだ事をするのですか?
デンマンさんは、今でもあたしがシナリオを書いて小説的演技をしていたと思っているのですか?
そうは思っていませんよ。レンゲさんが“幼児的ふれあい”を求めているのだという事が分かりましたからね。僕が言っているのは、狸眠りでもいいから寝たフリをしていれば、僕だって2時間も机に向かって居る必要がなかったんですよ。実際、あのような状況では何も手がつかないんですよ。
でも、ハグしてくれたのであたしうれしかったです。
しかたありませんよ。あなたは7つか8つの女の子になりきっていたんですからね。ああいう時って、女性は幼い時の気持ちになれるのだろうけれど、でもレンゲさんは、すっかりなりきってしまっていたんですからね。しかもイってしまったんですからね。僕は驚きましたよ。
イッてしまったって。。。デンマンさんは、。。。知っていたんですのォ?
僕は、レンゲさんがお漏らししたのかと思ったんですよ。セックスしたわけじゃありませんからね。おしっこなら、舐めればツンと沁みるような。。。刺すような味がありますからね。でも、おしっこと比べれば、かすかに甘い味がしましたよ。臭いはほとんどありませんでした。
デンマンさんは舐めたんですの?
シーツがかなり濡れていたんですよ。。。。確かめてみただけですよ。
イヤやわァ~、デンマンさんたらァ~。。。あたし、恥ずかしいわァ。。。
何もあなたが恥ずかしがることではないでしょう。
あたし、他の女性と比べて変わってますかァ?
あの時の女性というのはトランス状態になる人も居るんですよね。日本では“失神する”と言うようですよね。そのことは僕も知っていましたよ。でも、僕はレンゲさんをハグして頬擦(ほおず)りしたりキスしたり、。。。レンゲさんは8歳の女の子になりきっていましたからね、僕は妙な気分でしたよ。でも、そういうレンゲさんのことが実に可愛いと思いましたよ。。。だから僕は8歳の時の娘を可愛がるようにあなたを可愛がっていた。。。そんな気持ちでしたよ。。。あなたは、なかなか僕を離さない。20分か、30分か、。。どのくらいあなたをハグしていたか、はっきりとは分からないけれど、気づいたら、あなたはトランス状態なんですよ。
あたしには、良くそういうことってあるんです。
僕はヨガもやるし、禅をやった事もありますがねぇ、精神をよほど“集中”しても“空”にしても肉体的な快楽の極地に到達する事って出来ないですよ。僕の修業が足りないのかもしれません。。。。でも、レンゲさんは僕にハグされて。。。頬擦りされてキスされて。。。可愛がってもらっているだけで。。。イッてしまったんですからね。。。
デンマンさん、そんな風に見つめないでくださいな、。。。火照(ほて)ってしまいますわアアア。。。。
『あたしは、どのように愛せば良かったのでしょうか?』より