やっぱり不倫は
いけませんか?
いけませんか?
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レンゲさん、何も初めから複雑な関係に、のめりこまなくてもいいじゃないですか?あなたには“不倫願望”があるのですか?
特に不倫願望があるわけではありません。でも、退屈な恋愛ってイヤです。
不倫だからワクワクする恋愛とは限らないでしょう?
でも、不倫という関係には初めから時限爆弾を抱えているような危険なものがあるでしょう?
つまり、危険な関係をレンゲさんは望んでいるのですか?
いいえ、退屈しなければ、あたしはそれで充分です。
不倫している人たちだって退屈して別れることはあると思いますよ。
そうでしょうか?
それはそうですよ。不倫がそれほどすばらしいものならば、この世は私生児であふれてしまいますよ。
デンマンさんは不倫を認めないのですか?
認めるとか認めないとか、そのようなことは意味のないことですよ。いづれにしたって、不倫はなくならないのですからね。不倫を扱った『ボヴァリー夫人』は世界の名作なんですよ。このことひとつ取ってみても、不倫と言うのは人類の隠れたテーマなんですよ。でも不幸な結末を迎えることがほとんどです。僕が言おうとしているのは、レンゲさんのように初めから“美しい不倫”に憧れる必要はないということですよ。
でも、あたしの周りの魅力的な男性って、ほとんど結婚している方ばかりなんですわ。
独身の男にだって、よく探してみれば魅力的な男が居ますよ。レンゲさんは結婚している男の中に魅力的な男が居る、というような先入観を持っているのではないですか?
あたしだって、何も好んで不倫しようとは思っていません。ただ、あたしの場合、魅力的だと思う男性が結婚している場合が多いのですわ。
確かにねェ~、レンゲさんは知能指数が140だからね。同じ世代の男は、あなたの目には愚か者と映ることが多いかもしれないね。だけど、知能指数だけでは人間の性格、価値は計れないよね。完璧なモノサシじゃないんだから。前にも書いたけれど、知能指数が140もあるのに、レンゲさんは結構抜けてると思えるような事をしでかすからね。
たとえば。。。
ドアも閉めずに、風呂場で素っ裸で逆立ちする。。。。どう考えたって知能指数140の女がやることとは思えませんよ。。。しかも両脚を左右にビビ~ンと開いちゃったりして、僕は目のやり場に困ってしまいましたよ。うへへへへ。。。。
ご覧にならなければ良いではありませんか?
レンゲさんねェ~、“言うは易し行うは難し”なんですよ。見ないわけにはゆきませんよ。
どうしてですの?目をそむければ、それで済むことじゃありませんか。簡単なことですわ。
レンゲさんには簡単なことでも、男にはそう簡単に目をそむけることができないんですよ。あなたのようなきれいな人がですよ、すッご~ィ事をやっているんですよ。見ては悪いなあああ、とは思いつつも、どうしても見ないわけにはゆかないんですよ。
なんだか、あたしが非難されているようですわね。あたしがいけないことでもしたのですか?
風呂場で何をしてもいいですよ。でもバスルームのドアを閉めてから好きなことをやってくださいよ。それに、風呂に入る時間は1時間までにして欲しいですね。1時間過ぎても出てこないと僕はやっぱり気になりますよ。だから、見に行くんですよ。
でも、デンマンさんはあたしをかまってくれないでしょう?
僕がレンゲさんをかまわないから、風呂場で逆立ちするわけですか?
そういうわけではないですけれど、早めにお風呂から上がっても、デンマンさんは迷惑そうなお顔をして黙っていますわ。
レンゲさんがそばに居ると、どうしても話し込んでしまって記事が思うように書けないんですよ。別に、迷惑だと思っているわけじゃないんですよ。ただ、話し始めるときりがないんで、僕はつい黙っているわけですよ。
つまり、あたしがここに居るのはご迷惑なんですのね?
いや、決して迷惑ではありません。僕だってレンゲさんを結構かまってやっているつもりですよ。
そうですか?
そうですかって、。。。もう夕べのことを忘れたのですか?あなたは、とてもすばらしかったと言って満足していたではないですか?とても日本では味あえないようなロマンチックな気分になりました。そう言って、あなたは潤んだ目で僕を見つめたんですよ。うへへへへ。。。。
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デンマンさんは、そのようにお笑いになってご自分をごまかそうとしているのですか?
ええっ? “ご自分をごまかす?” どういうことですか?
どういうことですかって。。。デンマンさんは、あたしの気持ちをご存知なんでしょう? 知っていながら、あたしの気持ちをもてあそんでいる。。。。
ちょっと、ちょっと。。。また、可笑しな雰囲気になってきましたね。レンゲさんの周りに、またフェロモンが漂ってきましたよ。
そうやって、いつでもあたしを煙に巻いてしまうんです。“愛盲”の記事の中でデンマンさんはおっしゃっていましたわ。
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“デンマンさんはどう思いますか?”
“あなたが愛を感じる以上、別れる必要はないでしょうね。でも覚悟する必要があるでしょうね。また殺されそうになるかもしれませんよ”
僕は、そう答えたものです。
“愛盲”と言うのは、そのようなものなんだろうと、今“色盲”の話を思い出しながら、僕の言った事は当たらずとも遠からずだと言う気がしています。
『10人10色』と言いますよね。愛の形も色も本質的に10人10色だと思いますね。どのような愛も認めてあげて、理解してあげることが必要じゃないかと思いますね。
by デンマン
『“愛とは何か?”と、ちょっと言ってみたかっただけ。。。(2005年8月10日)』より
確かに僕はそのように書きましたよ。しかし、それがどうしたと言うのですか?
デンマンさんは“どのような愛も認めてあげて、理解してあげることが必要じゃないか”と、言っていますよ。
そうです。その通りですよ。
でも、あたしを理解したつもりになっているだけで、本当にはあたしを理解しようとしていません。
僕は、レンゲさんのことをかなり理解していると思いますよ。
あたしは、はるばる日本からこうしてバンクーバーにやって来てデンマンさんにお会いしました。夕べは、あたしのためにと、とってもロマンチックなレークサイドのレストランに連れて行ってくれましたよね。そして、お食事をご一緒しながらてとても楽しく過ごしました。あたしには忘れがたい思い出になりそうです。
そうですよ。楽しい思い出になればと思ったから僕はレンゲさんを連れて行ったんですよ。
でもあたしのことをちっとも理解してくれていません。デンマンさんは上の記事ではっきりと書いていたではありませんか?“どのような愛も認めてあげて、理解してあげることが必要じゃないか”と。。。でも、あたしの愛を認めて理解してくれていません。あれほどあたしをロマンチックな気分にさせておきながら、デンマンさんはあたしをそれ以上知ろうとはしませんでした。
僕は充分にレンゲさんを理解しましたよ。それ以上理解することは僕にとってもレンゲさんにとっても危険なことなんですよ。僕は、レンゲさんほどロマンチックな人間じゃないから。。。、何というか。。。レンゲさんが知的な女からゆっくりと甘~いうっとりとした感情的な女になってゆくのが見えるんですよ。レンゲさんは手記の中でこのように書いているんですよ。
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ある既婚男性のことを、
どうしようもなく好きになってしまったのです。
初めは手の届かない相手だと、
片思いを続けていたのです。
でも、どうしても我慢できずに、
彼にモーションをかけはじめてしまったのです。
そして、長い時間を経て彼と肉体関係を持ちました。
そこから、彼はわたしのことを
「彼女」だと呼ぶようになりました。
わたしは、一度の関係で終わろうと思っていました。
してはならないことをしてしまった、という思いと、
これで完結した、という気持ちがあったからです。
でも、長い間モーションをかけ続けておいて、
セックスして、「はいさよなら」なんて
図々しい考えですよね。
結局わたしたちは、
不倫関係に陥ってしまったのです。
そして次第にわたしは苦悩に苛まれはじめました。
by レンゲ
『不倫の悦びと苦悩』より
レンゲさんが言う“男と女が理解しあう”と言うことには“関係を結ぶ”と言うことが当然のように含まれている。でも、レンゲさんは一度の関係では終わらないタイプなんですよ。しかも、知的なレンゲさんは、その事をちゃんと知っているんですよ。“関係など結ぶ”必要のないことを。。。そのことを『家畜人ヤプー』を書いた日記の中で次のように書いていますよ。
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わたしは「家畜人ヤプー」の
沼 正三氏を思い出す。
彼の思い描いた壮大なユートピア。
イマジネーションとリビドーが
彼を書かずにはおかせなかったのだろう。
彼は夜な夜なそのイメージの世界へと旅立ち、
恍惚の笑みを浮かべ、
自分が創り出した女神たちに奉仕し、
虐げられていたのだろう。
表の顔とのギャップが大きいほど、
秘められた場所での彼の悦びも、強く、
刺激的になり、仮想ユートピアも、
あざやかに、現実のものとなっただろう。
それは、彼の知性が高かったために、
そのような壮大な世界を
得ることができたのであって、
凡人ならば、
実際に血の通った“女神”を必要とするのだ。
by レンゲ
『たれてるお尻ってなかなか直りませんよね?(2005年8月11日)』より
これはレンゲさんが書いた日記なんですよ。
そうですわ。
上の手記の「彼」をレンゲさんに変え、「女神」を愛あるいは不倫に変えれば、そのままレンゲさんに通用するんですよ。つまり、レンゲさんの知性は凡人に比べると充分に高いから、不倫と言う関係を実際に結ばなくても、レンゲさんは充分に愛に満ちた生活を送ることができるのです。要するに「レンゲさんの知性が高かったために、そのような壮大な愛の世界を得ることができる」ということなんですよ。。。。で、なぜレンゲさんが不倫にこだわるのか?それはレンゲさんがこの記事の初めに言ったように“退屈な恋愛がイヤ”だからですよ。
。。。
どうしたんですか?黙ってしまって。。。。
デンマンさんは、何もかも理性で割り切ってしまうのですか?あれほどロマンチックな夜をあたしのために作ってくれたのに、あたしのロマンをちっとも満たしてくれない。なぜですか?
それは、レンゲさんの手記を読めば分かることですよ。また、レンゲさんが不幸になるからですよ。同じことの繰り返しになるからですよ。そのような分かりきったことに再び陥(おちい)るということは愚かなことです。IQ140もあるレンゲさんが、なぜチグハグに見えるのか?それは、レンゲさんが分かりきっている愚かな過ちを何度も繰り返すからですよ。レンゲさんは確かに不幸な家庭環境の中で育った。でも、そのような環境に育ったのはあなたばかりじゃない。だから僕はグロリアスタイナムの事を持ち出したんですよ。グロリアはレンゲさんよりもっとひどい家庭に育っていますよ。あなたとグロリアのことを比べるのはあまり意味がある事とは思わないけれど、参考にはなるでしょう。グロリアは、プレイボーイクラブのバニーになったこともある。レンゲさんは水商売の世界で蝶になったこともある。だから、レンゲさんだって、やる気さえあれば世界に羽ばたけるんですよ。
デンマンさんは、“世界に羽ばたく”のがお好きなんですのね?
そうですよ。うへへへへ。。。僕にとって、それは念仏のようなものですからね。何度も唱(とな)えていると、世界に羽ばたけるような気になってくるものですよ。レンゲさんも唱えてみてはどうですか?
いいえ、あたしはデンマンさんが良くおっしゃる“ラーメン”と言うお祈りの言葉を聞けば、おなかが一杯になりますから念仏は必要ではありませんわ。
そうですか。ところで、そろそろ日本に戻ったほうがいいのではないですか?あなたのドクターが心配しているでしょう?
たまには気晴らしになるから、海外へ出かけるのもいいでしょうとおっしゃってくれましたから、別に心配しているとは思いませんわ。
『やっぱり不倫はいけませんか?(2005年8月14日)』より