獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

障害者雇用で思った。

2006-04-12 21:12:13 | 網膜色素変性症と私
  私のつとめる会社。障害者雇用に積極的。私のような身体障害者だけでなく。一歩進んで知的障害者も雇用している。

  私の職場に毎日1回、リサイクル用紙を回収しにやってくる人たち。知的障害者の人たち。部屋に入室するときは、しっかり「失礼します」。出て行くときは「ありがとうございました」。

  網膜色素変性症な私デスペア。会社の廊下で誰かとすれちがっても、黙って通り過ぎる。視野が狭いのですれ違った人の顔を認識するのが面倒。だから無視してします。人が通り過ぎるのは分かるので、誰にでも挨拶をするべきなんだけどね。

  挨拶は彼らのほうが断然上。

  挨拶だけでない彼ら。能力は高い。今まで自分は身体障害者なのに、知的障害者とは一度も接したことのなかった私。はじめて知的障害者としゃべる。しっかりしている。

  作業完了確認サインを、その障害者がもっているシートに記入する。はじめてサインする私。視野が狭い私。間違ったところにサインする。すると丁寧に、ちょっと親しみをもってなれなれしく、まちがいを指摘してくれた。しっかりしている。

  まだまだ知るべき事は多い。

  同じ障害者として、私も彼らに見習いたいし、もっと彼らのことをしりたい。
コメント (3)
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