獲得された絶望感(盲人ウエカジ @ウエカジハローセンター 公式ブログ)

~網膜色素変性症と司法試験とモー娘。と全盲ヘルパー事業所と・・・~

小倉千加子「空飛ぶ教室」 を読んだ。

2014-01-03 12:42:42 | 雑感
 9連休7日目。もう連休もおわりだな。いやいやまだあと2日あるな。

 仕事にいかないと外にでない私デスペア。網膜色素変性症な私。一人ではちょっと散歩にいこうとか初売りにいこうとか映画を見に行こうとか思わない。というかできない。ガイドヘルパーさんがいないと翼の折れたエンジェルみたいに大空をはばたけない。ということでここ1週間ずっと家にこもっている。考えてみればもう5日家の外をでていないな。

 家にいてすることと言えば読書。サピエ図書館からダウンロードした本を聞いている。永遠のゼロ、ホテルローヤルを読んだ。永遠のゼロは感動するね。最後のどんでん返しというか新展開がいいし、やくざもんが日本刀をもってたすけにきたところなんか涙ぼろぼろだった。

 そして今日は週刊朝日で連載している小倉千加子という心理学者のおばさんのエッセイのをまとめた本空飛ぶ教室「を読んだ。

 このおばさんは学者でありながら芸能、演劇にくわしく。数か月前に週刊朝日にのった桂ざこばと桂三枝のエッセイはすばらしかった。文章がうまく学者らしいたんたんとした文章もテンぽがあっていいね。

 この人はフェミニストで男と女の本能ではなく男と女の社会的役割におもきを億。本能よりも理性的。なのにこのおばさんはなぜか姓名判断にもこっている。このアンバランスが不可解。

 そしてもっと負荷下記なのは、この人の原点というかエッセンスは宝塚歌劇オタクであるということ。たぶんこの人の学者としてのスタートもフェミニストのスタートも宝塚からはじまったのだと思う。女性が男役を生身の男よりも男らしく演じる宝塚歌劇。宝塚歌劇がすべて論文や理論のバックボーンなんだろうな。

 この本のなかでうるしばらさんという女性の記者についてかいてあるのだが、この人がとってもイタイ。ハロヲタのイタさと通じるものがあるな。読んでいて声をだして笑った。いわゆるオタク的あるあるの到達点。

 このイタさは愛おしい意志そしてせつないね。

 宝塚オタクにしてもハロヲタにしても、現実世界で獲得できなかった結婚や家族や子小戸もをうめるための宝塚でありハロプロ。なんかせつないね。

 Juice=Juiceの宮本佳林も男の子っぽいタkちゃんにおねつなのもちょっとせつないね。でもそれでバランスをとっているんだろうな。

 そうだ佳林への誕生日プレゼントには宝塚歌劇のDVDを送ろうかな。

そんなことをおもった一日

コメント
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